2025年、男子ダブルスで金メダル量産中のアンドレイ・ダエスク。
テニスからピックルボールに転向して大活躍中の彼、実は意外な過去や一面もたくさん。
ピックルボール界で注目を集めるその魅力を、6つのポイントでわかりやすく紹介します!
ルーツはルーマニアの首都・ブカレスト
アンドレイ・ダエスク選手は、ルーマニアの首都ブカレスト生まれ。
ヨーロッパらしい石畳の街並みで育ち、6歳でラケットを握ってからは毎日のようにテニス漬けの生活を送ってきました。
高校卒業後は、奨学金を得てアメリカ・オクラホマ大学へ。
言葉も文化も違う中で、持ち前の負けん気とストイックさで周囲を驚かせる活躍を見せ、のちにプロアスリートとしての道を切り開く原動力となりました。
世界ランク120位の元テニスプレイヤー
大学卒業後、彼はプロテニス選手として世界に飛び出しました。
主戦場はATPチャレンジャーツアー(※世界の若手・中堅選手が出場する国際大会)で、シングルス世界ランキング120位まで到達。
ルーマニア代表としてデビスカップに出場し、2015年には夢の全米オープン本戦にも出場しました。
しかしその直後、肩のケガが悪化。
復帰を目指しましたが万全な状態に戻れず、プロテニス選手としての道にピリオドを打ちました。
フロリダ初期組のピックルボール先駆者
2017年、テニスコーチとして働いていたフロリダ州パームビーチガーデンズで、ダエスクは初めてピックルボールと出会います。
テニスよりもコンパクトで、戦略と反射神経を駆使するこの競技に一気にのめり込み、翌年から大会に本格参戦。
当時、プロ選手はアメリカ全土に数えるほどしかおらず、フロリダはその中心地の一つでした。
現在では多くの実力者が彼の周辺地域に集まり、レベルの高い練習環境が整っています。
パドル開発にも関わるギアオタク
2023年、ダエスク選手はピックルボールの大会でとあるスポーツブランドの代表と出会い、パドル開発に携わるようになります。
彼の意見が反映された「シリーズワン」はプロ仕様の高性能パドルとして人気を集め、本人も1年間使用して大会で好成績を残しました。
翌年には改良型「シリーズスリー・フラミンゴモデル」に乗り換え、さらなる進化を遂げています。
「用具は“武器”。最新でなければ戦えない」と語るその姿勢は、まさにプロフェッショナルそのものです。
家族時間も大切にするイクメン選手
試合に練習に多忙な日々を送る一方で、ダエスク選手は2人の娘のパパでもあります。
休日には家族でピックルボールを楽しんだり、公園でのんびり過ごしたりと、意外にも“普通のお父さん”な一面も。
子どもには特定の競技を押しつけず、テニスもピックルボールも「やりたければやってみていいよ」というスタンス。
スポーツを通じて“選ぶ自由”と“楽しさ”を教えていきたいという考えがにじみます。
しっかり者で優しい、理想のパパ像です。
趣味はビーチとF1とNBA観戦!
オフの日にはフロリダのビーチに出かけ、リラックスした時間を過ごすのが定番。
さらにF1レースやNBAの試合を観るのも大好きで、少年時代からのF1ファンという熱の入りようです。
特にルイス・ハミルトン選手に影響を受けており、F1の戦略性やスピード感に魅了されているそう。
また、大学時代はバスケ部に所属していたこともあり、2メートル近い高身長でコートを駆け回っていた過去も。
「バスケ選手の身体能力は異次元」と語る表情は、まるでファンそのものです。
まとめ
アンドレイ・ダエスクは、ピックルボール界で急成長を遂げる注目の存在です。
テニス界からの転身、用具への探究心、家族愛、そして趣味まで、彼の魅力はプレーだけにとどまりません。
これからの活躍を追いかけることで、ピックルボールというスポーツの面白さも一緒に知ることができるかもしれませんね。
今後も目が離せない存在です!