ピックルボールでよく出会う「とにかく強く打ってくる人」。
対応できずに圧倒されてしまうこと、ありますよね。
でもコツをつかめば、怖がる必要はありません。
この記事では、パワー系プレイヤーの特徴と攻略法を実践的に解説します！
強打派プレイヤーはどんな人？
パワープレイヤーとは、サーブやラリーのほとんどを強打（ドライブ）で押し切るスタイルの人たちです。
例えば、テニス出身の人に多く、構えからスイングまでが速くて豪快。
ネット前の細かいラリー（ディンク）はあまりせず、「3球で決めにくる」ことも珍しくありません。
彼らと対戦すると、こちらが構える間もなく一気に決められてしまうので、慣れていないと防戦一方になります。
でも、パワー＝無敵ではありません。
苦手な展開に持ち込むことで勝機が見えてきます。
サーブとリターンで先手を取ろう
パワープレイヤーに主導権を渡さないためには、サーブとリターンが超重要！
ここで「深くてゆるやかなボール」を打つことで、相手の突進を遅らせられます。
たとえば、サーブを相手のバックハンド側の深い位置に打ち込むと、強打を打ちづらくなります。
リターンも同じく、山なりの球で時間を稼ぎつつ、コートの後方に落とすのがポイント。
この「時間を稼ぐ意識」があるかないかで、次の展開に大きく差が出ます。
強打を受け止めるには？
第3打（サーブ→リターン→相手の3球目）で相手は強打を狙ってきます。
この時に慌ててはいけません。ポイントは以下の3つです：
- パンチボレーで返す：
体の前で構えて、強く押し返すようにブロック。
狙うのはバックハンド側。 - ネット近くに落とす：
相手がベースライン（後ろ）にいるなら、ネットすれすれに落とす「ソフトブロック」が有効。タイミングをずらせます。 - 構えを早く整える：
強打は反応が遅れると対応できません。
スプリットステップ（軽くジャンプして両足で着地）で準備すると安定します。
繰り返し練習して、「ブロックの反射」を体で覚えるのが鍵です。
アウトになる球の見極め方
勢いで押してくる相手は、時々コントロールを失います。
つまり、「飛びすぎてアウト」になる球も多いんです。
見極めポイントは以下のとおり：
- 大きく振りかぶっている
- 下から上へのスイングが極端
- 打ちながら前に突っ込んできている
これらの動きが見えたら、一歩下がって様子を見ましょう。
ボールが少しでも浮いていれば、ネットを超えた後そのままアウトになる可能性大です。
勇気を出して「スルー」することが、1点につながることもあります。
攻撃のチャンスを見逃さない
相手がこちらのドロップショットに反応できない時は、一気にチャンス！
おすすめの攻撃パターンは以下：
- バック側にドロップを落とす
低くて沈む球は、パワープレイヤーが一番嫌がります。 - 高く浮いた球にだけスマッシュ
相手が中途半端な返球をしたら、しっかり構えてスマッシュ。
焦らず確実に決めましょう。 - 連続でドロップ→ミスを誘う
何度かソフトに返していると、相手が焦ってミスしてくれます。
「無理に打たない、でもチャンスは逃さない」——このバランスが勝敗を分けます！
自分のリズムを崩さないことが最重要
最後に一番大事なのが、「自分のプレースタイルを変えないこと」。
相手が速く打ってくると、「自分も速く打たなきゃ」と思いがちですが、それこそが罠。
焦って攻撃に出ると、コントロールを失って自滅してしまいます。
- 自分はディンクが得意なら、そこに持ち込む
- 焦らず守って、相手が疲れるのを待つ
- 相手を“自分の土俵”に引き込むイメージでプレーする
強打に付き合わず、自分の世界をキープすることが、勝利への近道です。
まとめ
パワープレイヤーに圧倒されるのは最初だけ。
サーブ、リターン、ブロック、見極め、そして自分のリズム。
この5つを意識すれば、必ず対応できるようになります。
“力”に勝つには、“冷静さ”と“知恵”が武器になります。
さあ、次の試合では自信を持ってパワー系に立ち向かっていきましょう！
