PPAダブルスで常連のアナ・ブライトが、9か月ぶりにシングルスに登場!
勝利を重ねながらも準決勝目前で惜敗…。
なぜ今、シングルスに戻ってきたのか?
その裏にあった「後悔しない選択」とは?
アナ・ブライトがシングルスに帰ってきた!
PPA(※プロピックルボール協会)のダブルスで大活躍中のアナ・ブライト選手が、約9か月ぶりにシングルスに復帰しました。
出場したのは「Veolia PPAブリストル・オープン」。
突然のエントリーにファンも驚きましたが、本人のプレーはブランクをまったく感じさせないキレ味。
SNSでも「待ってました!」「シングルスでも強すぎる」と話題沸騰中です。
強豪相手に堂々の勝利ラッシュ
初戦からいきなり第26シードのマルティナ・フラントバと対戦し、1ゲーム落とすもその後は完璧な内容で逆転勝利。
続く第4シードのリア・ジャンセン戦もタフな展開となりましたが、鋭いドロップショット(※ゆるく落とすボール)や強烈なフォアハンドで勝利を奪取。
さらに16回戦では第13シードのジョージャ・ジョンソンを圧倒し、ストレート勝ち。
快進撃が止まりません!
準決勝手前で惜しくも敗退
勢いに乗っていたアナでしたが、準々決勝では第9シードのジュディット・カスティーヨに挑むことに。
第1ゲームを4-11で落とすも、第2ゲームではリズムを取り戻し一進一退の攻防に。
しかし11-13で惜しくも敗れ、準決勝進出は叶いませんでした。
試合後のアナは「やりきった感はある」とコメント。
結果以上に充実した時間を過ごせたようです。
復帰の理由は“後悔しない選択”
なぜこのタイミングでシングルスに出たのか?という問いに、アナは「将来の自分が後悔しないように」と語っています。
普段から「最悪のシナリオを想定して、できることは全部やっておく」というスタイルを大事にしているそうです。
プレーに自信を持つには、ただ練習するだけじゃダメ。
本番での実戦感覚を取り戻すことが、彼女にとっての“準備”なのです。
Dreambreakerへの本気の準備
今回の出場には、来週行われるMLP(※メジャーリーグ・ピックルボール)のプレーオフで使われる「Dreambreaker」への備えという狙いがありました。
Dreambreakerとは、団体戦の最終決戦で行われるシングルス対決。
4人のチームメンバーが交代しながらシングルスを戦う特殊ルールです。
アナは「Dreambreakerで自分を責めたくないから、今できることは全部やる」と語りました。
試合以上に熱い、アナの信念
「もしDreambreakerで失敗して、事前に準備してなかったら、それは自分を嫌いになるレベルで後悔する」。
そう話すアナの言葉には、勝ち負けを超えたプロ意識が詰まっています。
今回のシングルス出場は、単なる挑戦ではなく、自分との約束を果たすための行動。
試合の勝敗以上に、アナが大切にしているのは“自分を納得させること”。
その信念がプレーにも表れていました。
まとめ
アナ・ブライトがシングルスに戻ってきたのは、勝利やランキングのためだけではありませんでした。
彼女の中にある「後悔しないように」という強い意志が、今回の出場を後押ししたのです。
MLPプレーオフに向けての準備として、身体も心も整えたアナ。
どんな場面でも自分を信じて戦えるように―。
その姿勢が、多くの人の心を打ちました。