インディアナポリスを拠点に活躍するジャッキー・カワモトは、双子のジェイドとペアを組み、米国プロリーグ「PPAツアー」で注目を集めるプロピックルボール選手です。
元テニスプレーヤーならではの切れ味鋭いショットと、姉妹ならではの絶妙なコンビネーションが話題。
さらに、仕事と競技を両立させながら社会貢献にも取り組む姿は、アスリート像の新しい可能性を示しています。
ハワイ育ちからインディアナポリスへ
ジャッキー・カワモトはハワイ・マウイ島で生まれ育ちました。
透き通る海と豊かな自然に囲まれた環境で培われた抜群の身体能力が、現在のアスリートとしての土台となっています。
現在はインディアナ州インディアナポリスに移住し、全米大学体育協会(NCAA)で「選手権・アライアンス部門」のアシスタントコーディネーターとして勤務。
仕事では大会運営やチーム調整などを担当し、日常的にスポーツの最前線に関わることで、選手としての視野も広がっています。
テニス仕込みの技術が武器
大学時代はジェイドと共にオハイオ州のデイトン大学に進学し、テニス部で活躍。
心理学の学位を取得しながら、試合経験を積みました。
このテニス経験がピックルボールに転向した後も大きな強みとなっています。
特に、※ネットプレー(ネット付近で相手を崩す技術)や鋭いリターンは、テニス時代のフットワークとラケットコントロールの賜物。
相手の隙を突くショットや戦術眼は、ピックルボールでも圧倒的な存在感を放っています。
双子ならではのコンビネーション
姉妹だからこそ可能な連携は、他のペアにはない最大の魅力です。
試合中はアイコンタクトひとつで意図が通じるほど、二人の動きはシンクロ。
ダブルスではわずかなタイミングのズレが勝敗を分けますが、双子ならではの感覚的な連帯感が試合を優位に進める大きな武器となっています。
観客からも「息の合った動きが美しい」と評され、試合を盛り上げる一因になっています。
驚異的なスピードでプロの舞台へ
2019年、父親の勧めで姉妹そろってピックルボールを始めたのがきっかけ。
テニスで鍛えた体力と瞬発力、ボール感覚を活かし、わずか数年でプロツアーに名を連ねるまでに成長しました。
多くの選手が長年かけてプロにたどり着く中、カワモト姉妹のスピード昇格は異例。
家族の支えと自らの努力が、短期間でトッププレイヤーへと押し上げました。
アルツハイマー病研究を支える活動
ジャッキーとジェイドは、競技の枠を超えて地域社会への貢献にも積極的です。
特にアルツハイマー病研究を支援するチャリティ大会の開催にボランティアとして関わり、集まった資金を研究機関に寄付。
自分たちの競技活動を通じて社会課題の解決に寄与する姿勢は、多くのファンや若いアスリートに「スポーツの力」を示す模範となっています。
これからの活躍に期待!
双子ならではの連携力と、テニスで培った高い技術を武器に、ジャッキー・カワモトはこれからもPPAツアーで注目を集め続けるでしょう。
仕事と競技の二足のわらじを履きながら、社会貢献にも力を入れるその姿は、アスリートの新しい価値を体現しています。
今後さらに大舞台で輝きを増していく彼女から目が離せません。
まとめ
ジャッキー・カワモトは、ハワイ育ちの明るいエネルギーとテニス仕込みのスキル、そして双子ならではの息の合ったプレーでピックルボール界に旋風を巻き起こしています。
父親の一言から始まった挑戦は、わずか数年でトップ選手への道を切り開きました。
競技の枠を超えた社会貢献も含め、これからの活躍はファンのみならずスポーツ界全体から注目されることでしょう。