プロと会社員を両立するケルシーの“超効率”生活術

コラム

ニューヨークで働きながらプロとして大会に出るケルシー・グランボーの毎日は、時間の使い方がとにかく巧みです。

朝トレ、営業の仕事、夜の実戦練習までフル回転。

それでも友達との時間や料理も楽しむ余裕あり。

両立に挑戦したい人が真似しやすい実例が満載です。

ケルシーってどんな人?

ミシガン出身で、生物学の学士とスポーツマネジメントの修士を持つ努力家です。

大学ではテニス奨学生でしたが、肩の腱板手術後に競技を離脱し、ピックルボールへ転向。

現在はLeagueAppsのエンタープライズアカウントエグゼクティブとして営業の最前線に立ちつつ、プロ大会でメダルを獲得しています。

仕事での表彰歴もあり、数字で結果を示すタイプです。

キャリアの転機と挑戦の始まり

医師の現場を見て進路変更を決断し、スポーツ業界へ。

2022年に知り合いゼロのニューヨークへ移住し、コミュニティ探しから練習仲間を作りました。

競技開始1週間で大会に出て全敗という苦いスタートでも、練習量と相手の質を上げて成長。

2023年夏からはツアーの常連となり、今季はプロツアーで銅メダルを3つ獲得するまでに上り詰めています。

平日ルーティンのリアル

毎朝5:50起床→セルシアスを1本飲み、6:30に自宅上のLifetime Fitnessでクラス受講(※コンディショニング=体の可動域と安定性を整える運動、ウエイト=筋力アップ、ヨガ=柔軟性と呼吸)。

シャワー後に地下鉄で通勤し、8:45オフィス着。

9:00〜18:00は外部コール中心の営業活動で、見込み顧客やパートナー候補と商談。

昼は同僚とヘルシー系ランチで軽めに。

18:00に2本目のセルシアスで気合いを入れ、Penn Station近くのLifetime Fitnessへ移動して、軽いウエイト後に19:00〜21:00で実戦練習。

21:30帰宅、22:30就寝を徹底します。

週末の過ごし方と食生活

土曜は7:30起床→ロングランで有酸素を確保(※心拍を上げる持久走)。

その後はFort Greeneのファーマーズマーケットで食材調達し、友達とカフェでリラックス。

日曜は遅め起床で回復を優先し、家事とミールプレップ(※作り置き)に時間を使います。

定番はサーモン、ライス、バターナッツかぼちゃかブロッコリー。

エアフライヤーで時短しつつ、タンパク質+炭水化物+食物繊維を固定化。

迷わないメニュー設計で平日の意思決定コストを下げています。

大会がある週の段取り力

試合週は金曜に休みを取得。

木曜に現地入りし、金・土で試合、日曜に帰宅して月曜から通常運転に戻ります。

直前の練習は量を絞り、フットワーク(※足さばき)と第三打ドロップ(※サービス後に相手陣地へ柔らかく落とす戦術)の精度を集中的に確認。

移動日は下半身の張りを避けるためストレッチ中心にし、フォームローラー(※筋膜リリース用の筒)で筋膜ケア。

睡眠時間の確保をスケジュールに最初から組み込みます。

両立のコツとメンタルの保ち方

週ごとに優先度を入れ替えるのが基本です。

仕事が重い週は練習を60〜75分の高強度ドリルに短縮し、試合前は睡眠+可動域の質を最優先。

プレッシャーを下げるため「勝ち目標」より「実行目標」(例:第三打の成功率70%)を設定します。

競技をフルタイム化しないことで、楽しさと集中を両立。

「楽しい×真剣」のバランスを保ち、月1回の自己レビューで調整を続けます。

重要ポイント

朝・昼・夜の活動を時間ブロックで固定し、迷いを減らします。

食事は定番の作り置きで栄養と時短を両立します(※タンパク質は体重×1.2g目安)。

練習はゲーム形式+基礎ドリルの比率を週で調整します。

試合週は移動・休息・軽負荷をセット化してコンディションを守ります。

まとめ

仕事と競技の両立は、才能より「仕組み化」と「可視化」でグッと楽になります。

ケルシーのスケジュールのように、時間ブロックと定番メニューを持てば、疲労と迷いが減ります。

まずは一週間の固定枠を作り、実行目標を決めてみてください。

楽しさを保ちながら強くなる、そのリアルなルートが見えてきます。

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