2025最新 ピックルボール戦術:サードショット・ドロップ5型の状況別使い分けと実戦ドリル徹底解説【完全版】

コラム

サードショット・ドロップは“前進の橋”。

現代戦術では球質と相手の位置で5型を使い分けます。

本稿は狙い・打ち方・ミス例・目標落下点まで具体化。

数分で試せるドリルも付けて即効で強化します。

コート図のイメージで狙い所も明示します。

現代サードショットの考え方

目的は二人でキッチンライン(※ノンボレーゾーン前)へ到達し主導権を回収すること。

目標はNVZ内30〜60cmにワンバウンド、ネット越え高30〜50cm。

評価軸は
①球の高さ
②深さ
③相手の位置
④自分の体勢。

前進可否で型を即決します。

リターン頂点でスプリットステップ(※同時着地)→一歩目前へ。

ミスは高さ不足のネット直撃と、過剰弧で浅く浮く球。

迷ったら安全度の高い型でつなぎ、次球で整えます。

リフト/プッシュ・ドロップ

浅短リターンや低球に。

手首固定、手で先導し“そっと持ち上げる”。

打点は前足の外側、体の前で。

足幅は肩幅+半足、体重は6:4で前。

狙いは相手NVZ境界内30〜50cm、ネット高は+30cm目安。

失敗例:腕でこねる、上体が起きて擦り上げる。

3球連続で成功率を確認。

ドリル:
①サービスコート端にコーンを置き、5球連続で着弾
②成功したら歩数制限1歩で再挑戦
③最後に前進しながら同様に。

トップスピン・ドロップ

少し高く弾む返球で採用。

イースタングリップ(※標準)でパドルヘッドを球下へ沈め、上方向へブラッシング。

ネット上は+40cm通過→相手の足元に急降下。

体は前進しつつ胸の前でヒット。

失敗例:面が開いて浮く、平打ちで直線化。

ドリル:壁で“上擦り10回”、弧を一定に保つ練習を。

配球はクロス7割・ストレート3割。

弧は“ネット越え後に頂点が来る”を合図に。

フィニッシュは肩口で止め、前足で着地。

戻しは短く、次の一歩を最優先。

スライス・ドロップ

低球・伸ばされ局面の復旧用。

クローズドスタンスで肩を回し、面45度で下から“スッ”。

膝で前進力を作り、弾道は低く長く。

基本はクロスへ深め、相手のバック足元を狙います。

失敗例:面が立って浮遊→叩かれる。

ドリル:クロスにマーカー2枚(手前60cm/奥120cm)を置き、交互に的中させる。

握りは軽め(圧2/5)で衝撃を吸収。

前足→後足の順に着地して体の開きを抑え、面を安定させます。

ドリップ(ハイブリッド)

走り込むリターナーの足元を60〜70%速度で刺す“攻めのドロップ”。

準備は早く、テイクバック後に前へ通しつつ上擦りで沈めます。

狙いは相手の踏み込み直前、つま先側。

ペアは同時に前詰めし、甘ければシェイク&ベイク(※連携)へ。

ドリル:コーチ合図で左右へ打ち分け、前進まで一連で。

失敗例:力みで球速過多→浮いて反撃。

ネット上は+20〜30cmで速く落とす意識。

息を吐きながらミートすると力が抜け、沈みやすくなります。

シャベル・ドロップ

深い返球やブロック直後の足元球を“省エネで前進”させる型。

手首をヒンジして面を上向き、小さなバックスイングから肩主導で前へ持ち上げます。

着弾はNVZ内50cm目安。

バウンド後に浮きやすいので手元高めでリセット(※落ち着かせる)準備。

ドリル:1球目ドライブ→2球目シャベルで前進完了まで。

足運びは“押し出し一歩→小刻み二歩”で姿勢を低く維持。

失敗例:手首でこねて面ブレ、弾道不安定。

肩と前腕の一体感を意識すると球質が安定します。

まとめ

5型は目的=前進のための手段です。

高さ・深さ・位置・体勢の4軸で瞬時に選択し、狙い所(NVZ内30〜60cm、ネット上+30〜40cm)を固定化しましょう。

迷ったらリフト/プッシュで整え、チャンスはドリップで刺す。

毎回“前進できたか”で自己評価すると上達が早いです。

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