2026年のプロ界隈、パドル替えが早すぎてびっくり案件です。
実はギャラだけじゃなく「契約更新の季節」と「公認ルール」、そして“プロと一般の欲しい性能のズレ”が原因。
買い物で迷う人ほど知っておきたい話を、具体例つきでまとめます。
1月が“パドル混沌シーズン”になる理由
プロ契約は12/31で区切られることが多く、1月はスポンサー発表が一気に出ます。
でもその時点で“最新モデル”を握ってるとは限りません。
新作は春に出やすく、秋は認証テスト用に試作が動くので時差が発生します。
・1月:契約&発表
・春:新作投入
・夏:色替え(リスキン※)
この流れを知るだけで「発表=最新」と早とちりしにくいです。
認証ルールがブランドの動きを変える
ここ数年で重くなったのが公認(認証※)コスト。
UPAA系の新ルールは年6万ドル級と言われ、USAPの“生涯で約4,500ドル”承認と比べて負担が桁違いです。
結果として「プロで戦う=毎年コストを払う」構図になり、ブランドは投資先を再検討。
プロ選手の契約が切れたり、ラインナップ縮小が起きやすくなっています。
2026年の移籍ラッシュが起きた背景
選手の移籍も“ド派手”になりました。
女子トップのアナ・リー・ウォーターズはPaddletek→Franklinへ大型契約級の移動と見られています。
ゲイブ・タルディオはベトナムのFacalosと契約。
過去にはベン・ジョンズがJOOLA入りした例もあり、海外メーカー参入はもう珍しくない流れです。
プロがパドルを選ぶ基準は3段階
「一番お金くれる会社のパドルでしょ?」と思いきや、ゼイン・ナブラティルの話では順番があります。
- まずプロ大会で使える公認(UPA公認※)
- 次に“試合で勝てる性能”
- その上で契約条件(報酬)が効く
さらに「売り方が強い会社か」「選手モデル(シグネチャー※)が作れるか」「ロイヤリティ※やエクイティ※があるか」まで見ます。
だからこそ、契約更新で一気に持ち替えが起きます。
プロと一般で「正解パドル」が違う理由
プロは“長持ち”より“ピーク性能”が最優先です。
性能が10%落ちるだけで勝敗が変わるので、消耗しても替える前提になりがち。
プロが欲しい:パワー&スピン※/芯(スイートスポット※)の強さ/短時間で仕上がるブレイクイン※
一般が欲しい:コントロール/ミスの許容/耐久性
プロは芯で当て続けられる前提、一般は多少外しても破綻しない“優しさ”が大事。
ここがズレるので、ツアー採用=万人向けとは限りません。
ツアーにいない人気パドルと買い方のコツ
レビューで人気でもツアーに少ないのは「公認が別」という理由が大きいです。
USAP承認でもUPA公認※がないとプロ大会で使えないケースがあり、維持コストも高い。
だから“あえてプロに行かない”ブランドも出ます。
買い方のコツはこれだけでOK。
・$100未満は地雷率高め(すぐ不満が出やすい)
・極端(長すぎ/軽すぎ/硬すぎ)を避ける
・打球感が好きな一本に寄せる
パドルは上達の加速装置で、魔法の杖じゃないです。
※用語メモ
- リスキン※:中身は近く、見た目(色・デザイン)だけ変えること。
- 認証※:大会で使えるかを決める公認テスト。
- UPA公認※:プロ大会側が求める公認条件(大会により扱い差が出ることも)。
- スイートスポット※:当てると一番気持ちよく飛ぶ“芯”の範囲。
- ブレイクイン※:使ううちに反発などが“馴染む”現象。
- パワー&スピン※:押し込みの強さと回転量で崩す性能。
- ロイヤリティ※:売上本数などに応じて入る歩合報酬。
- エクイティ※:会社の持分(株式など)を報酬として受け取る形。
- サードショットドロップ※:3球目をふわっと落として前に出る定番ショット。
まとめ
2026年のパドル持ち替え祭りは、契約更新のタイミングと公認ルールの重さが原因です。
さらにプロと一般では“欲しい性能”が真逆なので、ツアーの定番があなたの正解とは限りません。
極端なモデルを避けて、打球感が好きな一本を選ぶのが最短ルート。
最後に勝ち筋を作るのは、結局あなたの練習です。




