ピックルボール界で、かなり大きなニュースが出ました。
パドルメーカーのJOOLAが、11のブランドを相手に特許侵害訴訟を起こしたと発表したのです。
争点は、JOOLAが独自技術だとする「Propulsion Core」。
ギア選びが競技力に直結しやすいスポーツだけに、今回の動きは業界全体に広がる話として注目されています。
JOOLAが11ブランドを提訴
JOOLAは2026年4月7日、11のパドルブランドに対して特許侵害訴訟を起こしたと発表しました。
今回の訴訟では、同社が長年かけて開発してきた技術が無断で使われていると主張しています。
相手が無名ブランドではなく、競技者の間でよく知られているメーカーを含んでいるのが今回の大きなポイントです。
つまりこれは、1社の権利主張にとどまらず、今のピックルボール業界でどこまでが独自技術で、どこからが模倣なのかを問う出来事として受け止められています。
- JOOLAが法的措置を正式発表
- 提訴日は2026年4月7日
- 相手は11ブランド
- 業界ルールにも関わる争いとして注目
今回の争点「Propulsion Core」とは
争点になっている「Propulsion Core(プロパルションコア)」は、JOOLAのパドルに使われている内部構造の技術です。
ざっくり言うと、パドルの中に適度なしなりと反発を生み、強く振り回さなくてもボールにスピードを乗せやすくする仕組みです。
JOOLAの説明では、ドライブやカウンター、テンポの速い打ち合いでパワーを出しやすくするのが特徴とされています。
専門的にはコア構造(※パドルの打球感、反発、コントロール性能を左右する内部設計)の一種で、高性能パドルを語るうえでかなり重要な部分です。
- パドル内部の反発設計が争点
- 少ない力でもパワーを出しやすい
- 打球感と操作性の両方に関わる
- 高性能パドルの核になる技術
被告に名を連ねた主要ブランド
今回、被告として名前が出ているのは Franklin Sports、Proton Sports、RPM Pickleball、Engage Pickleball、Friday Labs、Diadem Sports、Facolos、ProXR Pickleball、Paddletek、Adidas Pickleball、Volair の11社です。
ここで注目したいのは、競技シーンや用品選びに詳しい人なら一度は目にしたことがあるブランドが複数含まれていることです。
つまり今回の件はごく一部の小さな争いではなく、パドル市場そのものに影響が及ぶ可能性があります。
競技者にとっても、好きなブランドの今後を見守る必要がある話です。
- Franklin Sports
- Proton Sports
- RPM Pickleball
- Engage Pickleball
- Friday Labs
- Diadem Sports
- Facolos
- ProXR Pickleball
- Paddletek
- Adidas Pickleball
- Volair
JOOLAが今このタイミングで動いた理由
JOOLAのCEO、Richard Lee氏は今回の対応について、「感情的な反応ではなく、原則に基づいた判断」だと説明しています。
つまり、競合が増えたから焦って動いたというより、自社が積み上げてきた研究開発の成果を守るために必要な行動だという立場です。
また、他社にも独自の発想で開発してほしいというメッセージも出しています。
このコメントから見えてくるのは、単なるケンカではなく、「技術で勝負する業界であってほしい」という意思です。
スポーツ用品の世界らしい、かなり本気の姿勢が感じられます。
- 自社技術の保護が目的
- 場当たり的ではないと説明
- 他社にも独自開発を求める姿勢
- 開発競争の健全性を守りたい考え
選手・ユーザー・業界への影響
この訴訟は、メーカー同士だけの話では終わらないかもしれません。
もしJOOLAの主張が強く認められれば、対象ブランドはパドル設計の変更や販売戦略の見直しを迫られる可能性があります。
そうなると、選手や一般ユーザーが買えるモデルの仕様にも影響が出ることがあります。
逆に、各社がさらに独自性の高い構造を打ち出す流れになれば、パドル市場はもっと面白くなる可能性もあります。
つまり今回の件は、法廷のニュースであると同時に、これからどんなパドルが主流になるのかを左右する“道具の未来”の話でもあります。
- 設計変更が起こる可能性
- 販売モデルの見直しもありうる
- ユーザーの選択肢に影響するかもしれない
- 技術競争がさらに進む可能性もある
今後チェックしたい注目ポイント
これから注目したいのは、まず各ブランドがどんな立場を示すかです。
公式声明を出すのか、製品説明を修正するのか、新モデルで距離を取るのかによって、見え方はかなり変わります。
次に大事なのは、この訴訟が業界内でどんな基準を作るのかという点です。
パドルは見た目が似ていても、中身の設計で性能が大きく変わります。
だからこそ、どこまでが独自技術で、どこからが侵害と見なされるのかは、今後の開発競争にかなり影響します。
プレーヤーとしても、ニュースを追う価値があるテーマです。
- 各社の公式コメント
- 新モデルの設計変更の有無
- 技術表現の線引き
- 今後の開発競争への影響
まとめ
今回のJOOLAによる提訴は、ピックルボール業界の空気を一気に変えるほどの大きな出来事です。
争点はパドルの性能を支える内部技術で、今後の製品開発やブランド競争にもつながっていきそうです。
ギアにこだわる人はもちろん、これから競技を追いかけたい人にとっても見逃せないニュースです。
プレーの表側だけでなく、道具の裏側でどんな勝負が起きているのかを知ると、ピックルボールはもっと面白く見えてきます。




