アメリカのプロピックルボールリーグ「MLP」は、2026年シーズン第2週を終えて早くも上位チームの実力差が見えてきました。
ニュージャージー5sの完全復活、ロサンゼルスの無敗キープ、日本人選手が所属するマイアミの可能性まで、
今週の注目ポイントをわかりやすく整理します。
ニュージャージー5sがコロンバス大会で完全復活
MLP第2週で一番インパクトを残したのは、ニュージャージー5sです。
第1週のダラス大会では4位に終わり、「本当に優勝候補なのか?」という声もありました。
しかし、コロンバス大会ではその不安を一気に吹き飛ばしました。
特に大きかったのは、第1週で敗れていたコロンバス・スライダーズとセントルイス・ショックの両チームに勝利したことです。
しかも、セントルイス戦では11-3、11-8、11-9のストレート勝ち。
前回ドリームブレーカーで敗れた相手に、今度は完勝しました。
注目すべきポイントは、女子ダブルスの強さです。
アナ・リー・ウォーターズとジョージャ・ジョンソンを中心とした女子ラインは、5試合中4試合で相手を5点未満に抑えるほどの支配力を見せました。
- コロンバス大会で無敗
- 第1週で負けた相手にリベンジ
- 女子ダブルスが圧倒的な安定感
- 混合ダブルスも試合ごとに完成度アップ
混合ダブルスでは、ノエ・クリフ/アナ・リー・ウォーターズ、ウィル・ハウエルズ/ジョージャ・ジョンソンの組み合わせが機能し始めています。
試合を重ねるごとに連携が良くなっており、まさに「チームとして仕上がってきた」印象です。
ロサンゼルスは無敗キープ、ベン・ジョンズが存在感
パワーランキング1位は、ロサンゼルス・マッドドロップスです。
ここまで6勝0敗と、開幕から負けなしの強さを見せています。
チームの中心は、やはりベン・ジョンズです。
ピックルボール界では世界的なスター選手として知られていますが、ここ数年のMLPではやや物足りない印象もありました。
しかし今季は、かなり高い集中力でプレーしているように見えます。
特に目立ったのが混合ダブルスです。
ジェイド・カワモトと組んだ試合では、コートの大部分をカバーするような動きで相手にプレッシャーをかけました。
ピックルボールでは、ただ強く打つだけでなく、相手の打つコースを先読みしてポジションを取る力が重要です。
ジョンズはその部分で別格の存在感を出しています。
- 開幕から6勝0敗
- ベン・ジョンズが混合ダブルスで好調
- マックス・フリーマンとの男子ダブルスも改善傾向
- ドリームブレーカーにも強い
ドリームブレーカーとは、団体戦で勝敗が決まらない時に行われる決定戦のような形式です。
接戦で勝ち切る力が求められるため、ここに強いチームはシーズン終盤でも大きな武器を持っていると言えます。
ロサンゼルスは個々の実力だけでなく、接戦への強さもあるチームです。
現時点では、優勝候補の筆頭と見てよさそうです。
セントルイスとコロンバスは上位争いの中心に
3位のセントルイス・ショックは、ここまで9勝2敗と好成績を残しています。
第1週は3位、第2週は2位という結果で、まだ優勝こそありませんが、安定感はリーグ上位です。
セントルイスの強みは、下位や中位のチーム相手に大きく崩れないことです。
ヘイデン・パトリキン、ゲイブ・タルディオ、アナ・ブライトなど実力者がそろっており、チーム全体のバランスはかなり高いです。
一方で、ロサンゼルスとニュージャージーという上位チームには敗れています。
つまり、優勝を狙うには「トップ同士の直接対決で勝ち切れるか」が今後のテーマになります。
4位のコロンバス・スライダーズは、昨季王者らしい強さを持つ一方で、今週はやや不安定さも見えました。
5勝1敗という成績だけ見れば悪くありませんが、勝った相手は今季の本格的な優勝候補とは言いにくいチームが中心でした。
- セントルイスは安定感が高い
- コロンバスは地元大会でやや評価を落とした
- ニュージャージーに0-4で完敗
- それでも総合力は上位クラス
コロンバスは、第1週ではニュージャージーに勝っていました。
しかし第2週では0-4で完敗しています。この差を見ると、まだチーム状態に波があるのかもしれません。
今後、昨季王者としての修正力が問われます。
ブルックリン、ダラス、オーランドはプレーオフ候補
5位のブルックリン・ピックルボールチームは、まだ今季の試合を行っていません。
それでも上位に評価されているのは、ロスターの完成度が高いからです。
クリスチャン・アルション、ライリー・ニューマン、ジャッキー・カワモト、レイチェル・ロアラバッカーなど、実績ある選手がそろっています。
特にアルションは、男子ダブルス、混合ダブルス、シングルスのすべてでトップクラスの力を持つ選手です。
ダラス・フラッシュは6位です。
オフシーズンにジョージャ・ジョンソンを失ったことで戦力低下が心配されていましたが、第1週では3勝2敗とまずまずの結果を残しました。
負けた相手も、昨季王者コロンバスと優勝候補ニュージャージーなので、内容としてはそこまで悪くありません。
7位のオーランド・スクイーズも要注目です。
2敗はいずれもドリームブレーカーでの敗戦で、コロンバスには勝利しています。
順位ポイントは少なめですが、実際の試合内容はかなり良いチームです。
中位チームの見どころは以下です。
- ブルックリンは初戦の完成度に注目
- ダラスは主力流出後も粘り強く戦っている
- オーランドは上位相手にも勝てる力がある
- テキサスは下位相手には安定して勝利
このあたりのチームは、プレーオフ争いに絡んでくる可能性が高いです。
特にブルックリンは、実際に試合が始まってから一気に評価を上げるかもしれません。
日本人選手所属のマイアミは波があるが可能性十分
日本の読者にとって注目したいのが、17位のマイアミ・ピックルボールクラブです。
このチームには、船水雄太選手と吉冨愛子選手が所属しています。
マイアミは現在1勝4敗と苦しいスタートですが、内容を見ると可能性を感じる場面もありました。
特にコロンバス大会の初戦では、昨季王者のコロンバス・スライダーズをドリームブレーカーまで追い込みました。
これはかなり大きな出来事です。
一方で、その後はアトランタ、ニュージャージー、シカゴ、カリフォルニアに敗れました。
上位チームを苦しめる力はあるものの、試合ごとの安定感にはまだ課題があります。
- 船水雄太選手、吉冨愛子選手が所属
- 昨季王者コロンバスを追い込んだ
- チームとしては好不調の波が大きい
- 下位チーム相手にも取りこぼしがある
ピックルボールの団体戦では、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの総合力が求められます。
どこか1つのペアが強いだけでは勝ち切れないため、チーム全体のバランスが大事です。
マイアミはまだ荒削りですが、ハマった時には上位を苦しめる力があります。日本人選手が世界最高峰のリーグで戦っていることは、日本のピックルボール界にとっても大きな刺激になりそうです。
今後のMLPは上位争いと下位の巻き返しがカギ
第2週を終えた時点で、MLPの勢力図は少しずつ見えてきました。
ロサンゼルス、ニュージャージー、セントルイスの3チームは、現時点で優勝争いの中心にいると言えます。
ただし、コロンバスやブルックリン、ダラス、オーランドも十分に上位を狙える力があります。
特にブルックリンはまだ試合をしていないため、実戦でどれだけ強さを見せるかが大きなポイントです。
下位では、マイアミ、カリフォルニア、フロリダ、カロライナ、ベイエリアが苦しいスタートになっています。
ただ、ピックルボールは組み合わせや当日の流れで一気に試合展開が変わるスポーツです。
今後の巻き返しも十分にあります。
今後の注目ポイントは以下です。
- ロサンゼルスの無敗がどこまで続くか
- ニュージャージー5sが復活の勢いを維持できるか
- セントルイスが上位直接対決で勝てるか
- ブルックリンが初戦でどんな完成度を見せるか
- 日本人選手所属のマイアミが立て直せるか
シーズンはまだ序盤ですが、すでに上位争いはかなり熱くなっています。
今後はプレーオフ争いに向けて、1試合ごとの重みがどんどん増していきそうです。
まとめ
MLP第2週は、ニュージャージー5sの復活が大きな話題となりました。
ロサンゼルスは無敗で首位を守り、セントルイスやコロンバスも上位争いにしっかり残っています。
一方で、日本人選手が所属するマイアミのように、成績以上に可能性を感じるチームもあります。
まだシーズン序盤だからこそ、ここから順位が大きく動く可能性も十分です。
今後は、上位チーム同士の直接対決だけでなく、下位チームの巻き返しにも注目です。
MLPの2026年シーズンは、ここからさらに面白くなっていきそうです。





