2026年シーズンのMLPは第3週を終え、優勝争いの流れが大きく変わりました。
セントルイス・ショックがホーム大会で圧巻の優勝を飾り、ニュージャージー、ロサンゼルスを含めた三強争いが本格化しています。
セントルイスが完全優勝!ついに本命チームが覚醒
第3週最大の話題は、セントルイス・ショックの優勝です。
今大会はホーム開催ということもあり、チーム全体がかなり高い集中力を見せました。
予選から決勝まで一度も負けることなく5勝0敗。
昨年に続きホーム大会で結果を残したヘイデン・パトリキンが中心となり、優勝候補と呼ばれていたチームがようやく本来の実力を発揮しました。
特に決勝では、ここまで無敗だったロサンゼルス・マッドドロップスを3-0で撃破。
スコアも11-1、11-3、11-5と圧倒的で、トップチーム同士の対戦とは思えないほどの差がつきました。
パトリキン&ブライトが大会を支配した
セントルイス優勝の最大要因は、ヘイデン・パトリキンとアナ・ブライトの混合ダブルスでした。
2人は大会を通じて10勝0敗。
数字だけでもすごいですが、内容もかなり完成度が高かったです。
特に注目されたのが、ベン・ジョンズ対策です。
ベン・ジョンズはピックルボール界を代表するトップ選手で、混合ダブルスでは積極的にポーチを仕掛けるプレーを得意としています。
ポーチとは、味方の守備範囲に近いボールまで動いて奪いにいく攻撃的なプレーのことです。
成功すれば一気にポイントを取れますが、相手に読まれると逆にコートの穴を突かれます。
そこでアンナ・ブライトは、クロス方向へ強いディンクを打ち続けました。
ディンクとは、ネット際で相手コートにやわらかく沈めるコントロールショットのことです。
これにより、ジョンズは簡単に攻撃参加できず、ロサンゼルスの強みをかなり封じられました。
パワーだけで押し切るのではなく、相手の得意技を消して勝つ。これがセントルイスの強さでした。
ニュージャージーが再び最強評価を獲得
今週試合をしていないにもかかわらず、ランキング1位となったのがニュージャージー・ファイブスです。
理由は、チーム全体の安定感です。ロサンゼルスは初黒星を喫し、セントルイスは序盤戦で少し取りこぼしがありました。
その中でニュージャージーは大きく崩れず、リーグ全体で最も完成度の高いチームとして評価されています。
チームには女子トップ選手のアナ・リー・ウォーターズや、若きスターのジョージャ・ジョンソンが所属。
男子陣も層が厚く、どの組み合わせでも高いレベルで戦えるのが強みです。
セントルイスとは今季すでに2度対戦しており、結果は1勝1敗。
ただし直近の対戦ではニュージャージーが勝っているため、現時点ではわずかに上の評価となっています。
ロサンゼルス初黒星も依然として優勝候補
ロサンゼルス・マッドドロップスは、ここまで11勝1敗。数字だけ見れば、まだまだリーグ最高クラスの成績です。
それでもランキングが3位へ下がった理由は、セントルイス戦での負け方にあります。
決勝では11-1、11-3、11-5と大差で敗れ、試合を通して主導権を握れませんでした。
特にベン・ジョンズとジェイド・カワモトの混合ダブルスは、今季ここまで強さを見せていたペアですが、今回はパトリキン&ブライトの前に思うような展開を作れませんでした。
とはいえ、一敗だけでチームの評価が大きく落ちるわけではありません。
ベン・ジョンズ、キャサリン・パレントー、ジェイド・カワモトを擁するロサンゼルスは、今後も間違いなく優勝候補です。
プレーオフ争いは中位グループが大混戦
優勝争いだけでなく、プレーオフ争いもかなり面白くなっています。
4位以下は大きな差がなく、どのチームが抜け出してもおかしくありません。
特にコロンバス・スライダーズ、ブルックリン・ピックルボールチーム、ダラス・フラッシュ、オーランド・スクイーズ、テキサス・ランチャーズあたりは、プレーオフ争いの中心になりそうです。
中でも不気味なのがブルックリンです。
主力のライリー・ニューマンが負傷した中でも5勝1敗を記録しており、ベストメンバーが揃えば一気にトップ3争いへ加わる可能性があります。
また、昨季王者のコロンバスもまだ評価を落としきれません。
大会ごとに波はありますが、勝ち方を知っているチームです。
日本の船水雄太所属マイアミは再建モードへ
日本人ファンが注目したいのは、マイアミ・ピックルボールクラブです。ここには日本の船水雄太選手が所属しています。
現在の成績は1勝4敗で、チームとしては苦しいスタートです。
ただし、マイアミはロスター変更もあり、今は新しい形を作っている段階といえます。
MLPは個人戦ではなくチーム戦です。
どれだけ強い選手がいても、ペアの相性やダブルスの組み合わせが合わなければ勝ち切れません。
船水選手がどのポジションでチームを引っ張るのか、日本のファンとしても今後の戦いから目が離せません。
まとめ
MLP第3週は、セントルイス・ショックの完全優勝によって勢力図が大きく変わりました。
ニュージャージー、セントルイス、ロサンゼルスの三強が、現時点で優勝争いの中心です。
特にセントルイスは、パトリキン&ブライトの混合ダブルスが圧倒的な完成度を見せ、チーム全体の評価を一気に押し上げました。
一方で、ブルックリンやコロンバスなど中位チームにも伸びしろがあり、プレーオフ争いはまだまだ読めません。
日本勢・船水雄太選手が所属するマイアミの巻き返しにも注目しながら、今後のMLPを追いかけていきたいです。





