MLP2026シーズン第2回ウェイバー期間で、複数チームがロスターを入れ替えました。
日本人選手の藤原里華がマイアミに加入し、船水雄太と同じチームで戦う可能性が出てきたことで、日本のファンにとっても見逃せない動きになっています。
MLPウェイバー制度とは
MLPのウェイバー制度とは、現在MLPの各チームに所属していない契約選手を、シーズン途中で獲得できる仕組みです。
ウェイバーとは、ざっくり言うと「空いている選手をチームが取りに行ける補強制度」のことです。
ただし、自由に何人でも獲得できるわけではありません。
新しい選手を入れる場合は、代わりに現在ロスターにいる選手を放出する必要があります。
ロスターとは、チームに登録されている選手一覧のことです。
MLPは男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスで勝負するチーム戦です。
そのため、単純に有名選手を入れるだけではなく、「誰と誰を組ませるか」「右サイド・左サイドをどう分けるか」まで考える必要があります。
つまりウェイバーは、後半戦へ向けてチームの弱点をピンポイントで直すための重要な制度です。
藤原里華がマイアミに加入
今回もっとも日本のファンが注目したいのは、藤原里華がマイアミ・ピックルボールクラブに加入したことです。
マイアミは藤原を獲得し、エイバ・カヴァタイオを放出しました。
マイアミにはすでに船水雄太が所属しており、ここに藤原が加わることで、日本人選手の存在感が一気に高まります。
日本からMLPを見るうえでも、マイアミはかなり追いかけやすいチームになりました。
マイアミは先日のトレードでディラン・フレイジャーも獲得しています。
フレイジャーはMLPでも実績のある強力な男子選手です。
そこに藤原が加わることで、女子ダブルスや混合ダブルスの組み合わせにも変化が出る可能性があります。
特に混合ダブルスでは、男性選手と女性選手の連携がとても大切です。
藤原がどのペアで起用されるのか、船水との同時出場があるのかは、今後の大きな見どころです。
シカゴはAJ・コーラーを獲得
シカゴ・スライスは、AJ・コーラーを獲得し、トム・プロツェックを放出しました。
AJ・コーラーは経験豊富な選手で、チームに安定感を加える補強といえます。
シカゴはプレーオフ争いに絡みたいチームですが、上位チームと戦うにはもう一段階の底上げが必要です。
そこで、試合経験が豊富で、流れを読める選手を加えた形です。
ピックルボールのダブルスでは、強いショットを打つだけでは勝てません。
相手の動きを見て、どこにボールを置くか、いつ攻めるか、いつ我慢するかの判断が重要です。
AJ・コーラーの加入によって、シカゴは接戦での選択肢が増えそうです。
派手なスター補強というより、「勝ち切るための現実的な補強」という印象です。
カロライナは再建へ積極補強
カロライナ・ホッグスは、今回もロスターを動かしました。
第2回ウェイバーではニコール・コナードを獲得し、アリー・フィリップスを放出しています。
さらに第1回ウェイバー期間では、アビゲイル・ハットンとコナー・モーグルを獲得していました。
つまりカロライナは、かなり積極的にチームを作り直している状態です。
ここまでの成績が苦しいため、固定メンバーで戦い続けるよりも、新しい組み合わせを試す必要があると判断したのでしょう。
MLPでは4試合で決着がつかない場合、ドリームブレーカーに入ります。
ドリームブレーカーとは、男女の選手が順番にシングルスを行う決定戦のことです。
ここではダブルスだけでなく、個人のシングルス力やメンタルの強さも問われます。
カロライナの補強は、単なる人数合わせではなく、チーム全体の勝ち筋を探す動きと見てよさそうです。
カリフォルニアとテキサスも動く
カリフォルニア・ブラックベアーズは、ジェームズ・デルガドを獲得し、コナー・モーグルを放出しました。
モーグルは直前にカロライナからトレードで加入したばかりだったため、かなりスピード感のある入れ替えです。
これは、チームが「今の構成では足りない」と判断し、すぐに修正へ動いたことを意味します。
シーズン中盤では、迷っている時間が少ないため、判断の速さもチーム力の一部になります。
テキサス・ランチャーズは、マルセラ・ホネスを獲得し、ジーニー・ブシャールを放出しました。
ブシャールは元プロテニス選手として知名度がありますが、MLPではチームの組み合わせや戦術に合うかどうかが重要です。
有名選手だから残る、という単純な世界ではないのがMLPの面白さです。
テキサスは後半戦に向けて、より勝てるバランスを探している段階といえます。
第1回ウェイバー期間の振り返り
5月16日に行われた第1回ウェイバー期間では、ダラス・フラッシュとカロライナ・ホッグスが動きました。
ダラスはホアン・ウェン・ファンを獲得し、アンジー・ウォーカーを放出しました。
カロライナはアビゲイル・ハットンとコナー・モーグルを獲得し、エイバ・イグナトウィッチとジェームズ・デルガドを放出しました。
こうして見ると、カロライナは第1回から第2回まで継続してロスターを動かしています。
これはチームが迷走しているというより、苦しい状況を変えるためにかなり本気で手を打っていると見るべきです。
一方で、ダラスは必要な部分だけを補う動きでした。チームによって、積極的に作り替えるのか、ピンポイントで修正するのかの違いが見えるのもウェイバー期間の面白いところです。
まとめ
MLP第2回ウェイバー期間では、藤原里華のマイアミ加入が日本のファンにとって大きなニュースになりました。
船水雄太も所属するマイアミは、日本から応援しやすいチームとしてさらに注目度が上がりそうです。
また、シカゴ、カロライナ、カリフォルニア、テキサスもそれぞれの課題に合わせてロスターを調整しました。
MLPは個人の実力だけでなく、ペアの相性やチーム全体の組み合わせが勝敗を左右します。
今回の補強が後半戦のプレーオフ争いにどう影響するのか、今後のMLPの展開がますます楽しみです。




