APPとオーバーランドパークが5年契約|大会を地域と育てる新プロジェクトが始動

コラム

APPとVisit Overland Parkが、5年間にわたるパートナーシップをあらためて確認しました。

2026年に初開催される大会を単発イベントで終わらせず、選手・ファン・地域が一緒に育てる恒例大会へ発展させていく長期プロジェクトです。

APPとVisit Overland Parkが5年間のパートナーシップ

Association of Pickleball Players(APP)とVisit Overland Parkは、オーバーランドパークでの大会開催を軸に、5年間にわたるパートナーシップを進めます。

今回のポイントは、単に会場を借りて大会を開催する関係ではないことです。

APPが競技イベントを運営し、Visit Overland Parkが地域側から大会を支援することで、オーバーランドパークそのものをピックルボール選手やファンが訪れる目的地へ育てていきます。

  • 契約期間は5年間
  • APPが大会運営や競技面を担当
  • Visit Overland Parkがスポンサーや地域プロモーションを支援
  • 地元住民への認知拡大も重視
  • 毎年成長する大会づくりを目指す

APPの最高収益責任者※ライアン・マクスパッデン氏は、Visit Overland Parkについて、長く続くイベントをつくるうえで重要なパートナーだと説明しています。

特に評価しているのが、スポンサーとして資金面を支えるだけでなく、地域の人たちを大会に巻き込もうとしている点です。

APP側にとっては、新しいファンを増やし、選手を迎え、毎年大会を成長させていくための土台ができることになります。

※最高収益責任者(CRO):企業や団体の売上、スポンサー、事業収益などを統括する役職です。

2026年にオーバーランドパークで大会を初開催

5年間の取り組みのスタートになるのが、「2026 APP Dillons Overland Park Open」です。

大会は2026年9月17日から20日までの4日間、AdventHealth Sports Park at Bluhawkで開催されます。

オーバーランドパークでAPP Tourが行われるのは今回が初めてです。

  • 大会名:2026 APP Dillons Overland Park Open
  • 開催期間:2026年9月17日〜20日
  • 開催日数:4日間
  • 会場:AdventHealth Sports Park at Bluhawk
  • プロとアマチュアの競技を実施

APP Tour※では、トップレベルの競技だけでなく、アマチュアプレーヤーも参加する大会が開催されています。

そのため、会場には「世界トップクラスの試合を見たい人」と「自分も大会に出場したい人」の両方が集まります。

これがピックルボール大会のおもしろいところです。

観客として楽しむだけではなく、自分自身がプレーヤーとして大会に関われるため、競技との距離がかなり近くなります。

オーバーランドパーク大会は、今後5年間続くプロジェクトの第1回。

初年度から完成形を目指すのではなく、開催を重ねながら大会そのものを育てていく考えです。

※APP Tour:Association of Pickleball Playersが展開するピックルボールの大会シリーズです。

地域ぐるみでピックルボール大会を盛り上げる

今回のパートナーシップで特徴的なのが、「地元に大会を知ってもらうこと」にかなり力を入れている点です。

Visit Overland Parkはスポンサーとして大会を支援するだけでなく、APPが行う大会プロモーションとは別に、地域向けのマーケティングにも投資しています。

つまり、全国からピックルボールファンを集めるだけではなく、オーバーランドパークに暮らしている人にも大会を知ってもらおうとしているわけです。

  • 地元向けに大会情報を発信
  • 地域住民にAPP Tourを知ってもらう
  • 初めて観戦する人との接点をつくる
  • 地元コミュニティを大会に巻き込む

こうした取り組みには大きな意味があります。

ピックルボールをプレーしたことがない人でも、自分の街で大きな大会が開催されれば、「ちょっと見てみようかな」と興味を持つきっかけになります。

そこでトップ選手のラリーやスピード感のあるプレーを実際に見ることで、競技そのものに興味を持つ人が増える可能性があります。

大会を開催するだけではなく、「地域に新しいピックルボールファンをつくる」ところまで考えているのが今回のプロジェクトです。

※マーケティング:大会の存在や魅力を多くの人に知ってもらい、観戦や参加につなげるための情報発信やプロモーション活動です。

5年間かけて「毎年戻ってきたくなる大会」へ

APPとVisit Overland Parkが目指しているのは、「毎年開催される大会」から、さらに一歩進んだ存在です。

選手やファンが「来年もまたオーバーランドパークに行きたい」と思える大会をつくることが、5年間の大きなテーマになっています。

そのために重視しているのが、次の3つです。

  • 大会の知名度を高める
  • 地元住民の参加や観戦を増やす
  • 選手やファンに何度も訪れてもらう

毎年同じ大会を繰り返すだけでは、イベントはなかなか成長しません。

1年目にどれだけ観客が集まったのか、地域からどんな反応があったのか、選手にとってどんな環境だったのかを確認しながら、翌年以降の大会を改善していくことが重要になります。

5年という期間があれば、初開催から少しずつ大会の認知度を高め、地域との関係も深めていけます。

そして数年後には、「APP Tourがオーバーランドパークに来る時期になると街が盛り上がる」という状態を目指すこともできます。

単発イベントではなく、街の年間スポーツイベントとして定着させようとしている点が、今回の契約の大きなポイントです。

スポーツイベントを観光・地域経済にもつなげる

ピックルボール大会を開催すると、動くのは選手や観客だけではありません。

遠方から大会を訪れる人が増えれば、ホテルに宿泊し、飲食店で食事をし、空いた時間には周辺の観光スポットを訪れる可能性があります。

つまり、大会をきっかけに街全体へ人の流れが生まれます。

  • 選手や関係者による宿泊
  • 観戦に訪れるファンの宿泊
  • レストランやカフェの利用
  • 周辺施設や観光スポットへの来訪
  • 地域の認知度向上

Visit Overland Parkのスポーツ&イベント部門副社長エリック・オルソン氏は、APP Tourの開催地にオーバーランドパークが選ばれたことについて、訪問先・競技開催地としての街の魅力が評価された結果だとしています。

さらに、世界レベルのスポーツイベントを誘致することで、観光客を増やし、地域経済の成長にもつなげたい考えを示しました。

これはピックルボールに限った話ではありません。

大会目的で初めて街を訪れた人が、その土地のレストランや観光地を知り、別の機会に再訪することもあります。

スポーツ大会が「街を知ってもらう入口」になるわけです。

プロとアマチュアが集まる4日間の大会に

2026 APP Dillons Overland Park Openでは、4日間にわたってプロとアマチュアのピックルボール競技が行われます。

地元のファンにとって大きな魅力になるのが、トップレベルの選手たちのプレーを間近で見られることです。

テレビや動画で見るのとは違い、実際の会場ではボールのスピード、パドルが当たる音、選手同士の駆け引きなどを直接感じられます。

一方で、アマチュア競技も行われるため、イベント全体が「プロだけの世界」にならないのも特徴です。

  • トッププレーヤーの試合を観戦できる
  • アマチュアプレーヤーも競技に参加
  • 観戦とプレーの両方から大会を楽しめる
  • 地域の人が競技を身近に感じられる

プロ大会を見て「自分もやってみたい」と思う人が出てくれば、地域のプレーヤー人口が増えるきっかけにもなります。

そしてプレーヤーが増えれば、地元のコミュニティも大きくなり、大会に関心を持つ人もさらに増えていきます。

APPとVisit Overland Parkが目指しているのは、こうした好循環です。

2026年の大会は4日間で終了しますが、両者にとってはここがスタート地点。

5年間かけて、選手、ファン、地域のすべてにメリットのある大会へ成長させていく計画です。

まとめ

APPとVisit Overland Parkの5年間のパートナーシップは、ピックルボール大会を開催するだけではなく、地域と一緒にイベントを育てていく長期的な取り組みです。2026年の初開催から、地元ファンの拡大、選手の再訪、観光や飲食への波及までを含めた大会づくりがスタートします。

特に注目したいのは、プロとアマチュア、観客、地域住民が同じイベントを通じてつながれる点です。

5年後、オーバーランドパークがピックルボール界でどのような存在になっているのか、今後の大会の成長にも注目です。

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