アメリカ発祥の「ピックルボール」、聞いたことありますか?実は、世界中で大人気になりつつあるこのスポーツ。シンプルで誰でも楽しめることから、今ではアメリカだけでなく、アジアやヨーロッパでも急成長中です。この記事では、どの国で特に熱くなっているのか、成長の理由、そしてピックルボールの未来を探っていきます。
ピックルボール、アメリカがリードするスポーツ
ピックルボールは1965年にアメリカで誕生し、今でもアメリカが世界のリーダーであることに変わりはありません。アメリカ国内では、子供からシニアまで幅広い年齢層がこのスポーツを楽しんでおり、特に手軽さと戦略性が人気の秘密です。現時点で最も多くのプレイヤーがいるのはアメリカで、DUPR(Dynamic Universal Pickleball Rating)のデータによれば、プレイヤー数と試合数で圧倒的な1位をキープしています。
しかし、アメリカだけでなく、カナダ、オーストラリア、イギリスといった国々でもピックルボールの普及が進んでいます。カジュアルに楽しめるスポーツであることが、世界中の人々に受け入れられているようです。
急成長中の国々はどこ?
特に驚くべきは、ピックルボールが急成長している新興市場です。インド、タイ、ベネズエラでは、ここ数年でプレイヤー数が急激に増加しています。例えばインドでは、若者を中心に人気が高まり、各地でトーナメントやイベントが開催されています。こうした急成長の背景には、人口の多さと、シンプルで初心者でもすぐに楽しめるスポーツというピックルボールの特性があります。
また、中国やフィリピンといった国々でも、ピックルボールはますます注目されています。特にフィリピンでは、地域コミュニティを中心にプレイヤーが増えており、家族で楽しむスポーツとして人気を集めています。
新たにピックルボールに参入した国々
今年、ピックルボールを新たに取り入れた国々には、ルワンダやカタールといった場所が含まれています。特に、アフリカや中東での普及は、これまでのスポーツ界ではあまり注目されていなかった地域での成長を意味しています。例えば、ルワンダでは学校教育にピックルボールが取り入れられ、カタールでは企業向けのイベントやトーナメントが行われています。
これらの国々でピックルボールが普及しているのは、必要な道具が少なく、誰でも簡単に始められる手軽さが大きな理由。ネットとラケット(※)さえあればどこでもプレイできるので、限られたリソースでも十分楽しめるスポーツとして人気が広がっています。
意外と知られていない!試合数が多い国
ピックルボールのプレイヤー数だけでなく、試合数で見ると驚くべき事実が明らかになります。ユーザーあたりの試合数が特に多いのは、ハンガリー、オーストラリア、タンザニアです。これらの国々では、プレイヤーが頻繁に試合を行っており、ピックルボールが単なるレジャーを超えて、日常的に取り組まれるスポーツになっているのです。
特にハンガリーでは、ピックルボールが新しいフィットネス習慣として定着しつつあります。また、オーストラリアでは、アウトドアが盛んな文化と相まって、友人同士や家族で楽しむ場面が増えており、試合数が飛躍的に増加しています。
ピックルボールの未来展望
ピックルボールは、これからますます世界中に広がっていくことが予想されています。特に、DUPRのCEOティト・マチャド氏によれば、南アフリカではこの90日間で121%もの成長が見られたそうです。また、アジアや南米でも大会やトーナメントが増加しており、今後はプロリーグや国際大会が盛んになることが期待されています。
シンプルで誰でも楽しめるこのスポーツは、文化や国を超えて広がりを見せ、やがてオリンピック競技になる日も近いかもしれません。ピックルボールの未来は、世界中のプレイヤーたちによってさらに輝かしいものとなっていくでしょう。
まとめ
ピックルボールは今、アメリカだけでなく、世界中で急成長しているスポーツです。アメリカがリードする中、インドやタイ、フィリピンなどでも急速にプレイヤーが増加しており、新興市場の成長が注目されています。また、ルワンダやカタールといった新しい国々でも普及が進んでおり、試合数が多い国々も次々に現れています。これからのピックルボールの未来に期待が高まる中、ますます世界的なスポーツとして広がっていくことでしょう!