ピックルボールは今、世界中で注目を集めている新しいスポーツ。
そんなピックルボールを使って、地域の絆を強めているカルメン・ミュアさんをご紹介します。
彼女の活動は、老若男女が集まる楽しいコミュニティを作るきっかけになっています。
退職後に見つけた新たな挑戦
カルメンさんは、小売業界での41年間のキャリアを経て引退後、「次に何をしよう?」と考えていました。
そんなとき、夫と一緒に誘われてピックルボールを初めて体験!
ピックルボールは、テニスと卓球の中間のようなスポーツで、初心者でもすぐに楽しめるのが特徴です(※テニスより小さなコートで、軽いプラスチック製のボールと木製や合成樹脂製のパドルを使います)。
その楽しさに心を奪われ、「これだ!」と確信。
引退後の新しいライフワークとしてピックルボールを選びました。
彼女は初めてのレッスン後、ピックルボールが単なる趣味を超えて人生を豊かにする鍵になると感じたそうです。
これが、彼女が地域のピックルボール活動に力を入れるきっかけとなりました。
地域でのピックルボール普及活動
カルメンさんは地元のフロリダ州クーパーシティで、「ピックルボールの女性」として知られています!
具体的には、市議会や公園管理者に働きかけ、新しいピックルボールコートを設置してもらう活動をしています。
地元のピックルボールグループでは、初心者向けの練習会やトーナメントを開催しており、メンバー数はわずか数年で62人から300人以上に増加。
彼女の努力は地域の人々の健康づくりや交流の場としてピックルボールを普及させるだけでなく、若者から高齢者まで幅広い年齢層が楽しめるスポーツとしての地位を確立させています。
子どもたちとのつながりを深める
カルメンさんは、未来を担う子どもたちへの普及活動にも力を入れています。
地元の学校にピックルボールクラブを作るサポートを行ったり、夏休み中に子ども向けクリニックを主催したりしているのです。
例えば、あるクリニックでは、2歳の子どもが参加し、ボールを上手に打つ姿を見せてくれたそうです!
「子どもたちが新しいスポーツを楽しむ姿を見るのが最高に嬉しい」と語るカルメンさん。
子どもたちには、新しい経験や体を動かす機会が必要です。
ピックルボールはその入り口として最適であり、彼女は「スポーツを通じて子どもたちの未来をサポートしたい」という強い思いを持っています。
地域全体を巻き込む仕掛け
カルメンさんの活動には、地域全体を巻き込むアイデアが満載です。
特に印象的なのは、毎年3月に開催される「創設記念パレード」での取り組み。
彼女たちのグループは、パレードの際に壊れたピックルボールを観客にプレゼントしています。
約600個のボールが配られ、子どもたちはもちろん、大人にも大人気。
ボールを手にした子どもが「ピックルボールをやりたい!」と言ってくれる瞬間が、カルメンさんにとって最高の喜びだそうです。
この活動は地域全体での認知度を高め、スポーツを通じたコミュニティ形成に一役買っています。
未来のピックルボールの姿
カルメンさんは、ピックルボールをすべての世代にとって身近なスポーツにすることを目指しています。
そのためには、学校や地域施設でのコート整備、地元企業との連携、さらには行政への働きかけが必要だと考えています。
「Persistence(粘り強さ)が大事」と語る彼女。
新しいアイデアを提案し、何度も顔を出して信頼関係を築くことで、地域全体にピックルボールが浸透していくと信じています。
楽しみながらつながる喜び
カルメンさんの活動から伝わってくるのは、ピックルボールが人と人をつなぐ力を持っているということ。
壊れたボールすらも活用するアイデアや、楽しむ心を忘れない姿勢が、多くの人々に希望を与えています。
「やってみたい!」と思った人が増えることで、地域のつながりがさらに強まり、新しい仲間や笑顔が生まれる。
ピックルボールは、そんな温かい未来を約束してくれるスポーツなのかもしれません。
まとめ
ピックルボールは、誰でも楽しめるだけでなく、地域社会の絆を深める力を持っています。
カルメンさんのように情熱を持った人々がその魅力を広げています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ一度ピックルボールに挑戦してみてください。
新しい友達や楽しい体験が、あなたを待っています!