ピックルボール、聞いたことありますか?
最近アメリカで大注目のスポーツです。
今回、アリゾナ州メサで行われた「USAPナショナルズ」では、若手選手の快進撃からプロのテクニックまで見どころが満載でした。
この記事では、今年の大会の特徴や注目選手、学べるポイントを深掘りしてお届けします!
大会規模がさらに拡大!ピックルボール人気の勢いが止まらない
USAPナショナルズは、2009年にアリゾナ州の小さな会場でスタート。
当時は400人が参加する規模でしたが、15回目を迎えた今年は約2,500人が集まり、熱い戦いが繰り広げられました。
中でも注目は、アマチュア選手が「ゴールデンチケット」※をかけて挑む姿。
ピックルボールは、プロだけでなくアマチュアが輝ける場を用意しているのが魅力です。
一方で、今年はプロ選手の参加が減少しました。
その背景には、新たに設立された団体「UPA」の影響や、別の大会との日程重複があったためです。
それでも、アマチュアからプロまで多彩なプレイスタイルが大会を盛り上げ、会場には熱気があふれていました。
※ゴールデンチケット…年末の大規模イベントへの出場権。
15歳の快挙!若手選手エラ・コスマが歴史を作る
ジュニア部門での注目は、15歳のエラ・コスマ選手。
彼女は「トリプルクラウン」を2大会連続で達成しました。
これは、ジュニアのシングルス、ダブルス、混合ダブルスすべてで金メダルを獲得する快挙です。
エラのプレイは、年齢を感じさせない安定感と冷静な戦略が魅力。
特に混合ダブルスでは、パートナーのアンドレ・メルカド選手との息の合ったプレイが観客を魅了しました。
さらに地元アリゾナ州フェニックス出身のジャリナ・イングラム選手(17歳)も大活躍。
女子シングルスでは19歳以上の部門で優勝し、次世代のスターとして注目されています。
彼女たちの活躍を見ると、若い世代の台頭がいかにピックルボールの未来を支えているかがよく分かります。
プロのテクニックを盗もう!ウィル・ハウエルズ選手の戦術とは?
男子ダブルスと混合ダブルスで金メダルを獲得したウィル・ハウエルズ選手は、まさに大会のMVPといえる活躍を見せました。
彼の強みは、正確無比なサーブ、両手で放つ強力なバックハンド、そして「キッチンライン」※での絶妙な反応速度です。
男子ダブルスの決勝戦では、エリック・ランゲ選手とマックス “パープルジーザス” マンソウ選手との接戦を制し、11-8、11-9のスコアで優勝。
混合ダブルスではボビー・オシロ選手とペアを組み、準決勝と決勝ともに圧勝しました。
初心者でも学べるポイントはたくさんあります。
ハウエルズ選手の試合映像を見て、サーブのフォームやキッチンラインでの動き方を真似してみるのがおすすめです。
※キッチンライン…ネット付近のエリア。
ここではボールを直接打つことが制限されており、プレイヤーの駆け引きが重要になります。
まとめ:ピックルボールは次世代スポーツの本命!
今年のUSAPナショナルズは、ピックルボールの魅力を存分に示してくれました。
若手選手の快挙やプロ選手の卓越したプレイは、この競技の未来の可能性を感じさせます。
ピックルボールを知らなかった人も、まずは軽い気持ちで試してみてください。
あなたもすぐにその楽しさに夢中になること間違いなしです!
次回は、あなたが新しい「スター選手」になるかもしれませんね!