「ピックルボール騒動勃発!カナダでコート閉鎖が法廷バトルに発展」

コラム

今、世界中で盛り上がるピックルボール。

でもカナダでは“騒音問題”からコート閉鎖が決定し、大騒ぎに。

地元住民やプレイヤーたちはなんと法廷で反撃!

一体何が起きたのか、詳しく見ていきましょう。

突然のコート閉鎖、その理由は「騒音」

カナダ・ブリティッシュコロンビア州のウェインパークに新しく作られたピックルボールコートが、住民たちの騒音苦情によって閉鎖されました。

驚くことに、コート建設費は約15万〜20万カナダドル(約1,600万円)。

でもその数年後に、ピーター・ジョーンズ市長が「夜にコートを使うプレイヤーたちがうるさい」として閉鎖を提案。

議会はあっさり5対1で可決しました。

ピックルボールは、テニスと卓球を組み合わせたようなスポーツで、ラケットとプラスチック製の穴あきボール(※)を使います。

このボールがぶつかる音が原因で「パコンパコン」と響くのが問題視されたそうです。

住民とプレイヤーの対立がここから加速していくのです。

「話し合いゼロ」議会に住民たちが怒り!

閉鎖に怒ったのは地元のプレイヤーたちです。

彼らは「騒音を減らす方法はある!」と、もっと話し合うことを議会に提案しましたが、全く取り合ってもらえませんでした。

プレイヤーたちは具体的に次のような対策を提案していました。

  • 騒音軽減対策:音が響きにくい防音壁の設置
  • 静音ボールやラケットの導入:最新の道具は静音性が高い
  • 利用時間の管理:夜間のプレイ時間を制限

しかし、これらの提案は議会で検討されることすらなく、一方的に閉鎖が決まったのです。

閉鎖を決めたピーター・ジョーンズ市長の行動に対し、住民たちは「不公平だ!」と反発を強めていきました。

住民たち、裁判で反撃!司法審査とは?

コートの閉鎖に納得できない住民たちは、最終手段として司法審査を求めることにしました。

司法審査(※)とは、行政機関や議会の決定が「本当に合法かどうか」を裁判所が判断する仕組みです。

住民たちの主張はコレ!

  1. 手続きが不公平:議題にないのに市長が突然閉鎖を提案した
  2. プレイヤーの意見を無視:対策案を全く検討しなかった
  3. 市長の個人的な判断:閉鎖のきっかけは市長の「不快感」だけ

住民たちはChange.orgで1,800以上の署名を集め、議会に提出。

さらに、騒音問題を科学的に分析し、データも提出しました。

「公平な判断をしてほしい!」と住民たちの戦いは続いています。

市長の“独断”が火に油を注いだ?

さらに、ピーター・ジョーンズ市長の行動も住民たちの怒りを買いました。

市長が閉鎖を決めたきっかけは、なんと「夜にコートを使っているプレイヤーが迷惑だったから」。

これは4月28日の夜に市長自身が経験したことで、翌日の議会で即提案されたとのこと。

市長の「個人的な不快感」によってコートが閉鎖されたとなれば、地元住民が怒るのも当然です。

さらに、これまでも市長は議会内で強権的な振る舞いが目立ち、地元メディアでも批判されています。

司法審査の結果がカギ!今後に期待

住民たちの司法審査は2024年12月に行われる予定です。

もし裁判所が住民側の主張を認めれば、コート閉鎖は取り消される可能性があります。

一方、騒音問題を解決するためには、静音道具や防音設備といった技術革新が今後のカギになりそうです。

まとめ

カナダのウェインパークで起きたピックルボールコート閉鎖騒動は、スポーツの普及と地域住民との共存がいかに大切かを考えさせられる出来事でした。

司法審査の結果がどうなるかはまだわかりませんが、ピックルボールがもっと多くの人に楽しんでもらえるよう、技術やルールの改善にも期待したいですね。

みなさんも新しいスポーツを楽しむときは、周りとの共存も意識してプレイしていきましょう!

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