強打でねじ伏せるより、「最初の4打で前を取る」ほうが得点が安定します。
サーブ〜4打目の狙いと立ち位置を具体化して、今日から“勝てる形”を作っていきます。
最初の4打がなぜ大事?
狙いはシンプルで、「相手より先にキッチンライン(※)に並ぶ」ことです。
最初の4打が整うと、相手は後ろで苦しいショットを打たされ、こちらは前でラクに触れます。
逆に、①サーブが浅い②リターンが浅い③3打目が浮く、のどれかが起きると、相手が先に前を取ってボレー(※)で押し込まれます。
最初の4打は“点を取る技”というより、“負けにくい形を作る技”です。
– 勝ち筋=「前(キッチンライン)を先に取る」
– 負け筋=浅い球→相手が前→ボレーで圧
サーブ:入れて深く、前に進む
サーブは「8〜9割で入る深い球」が正解です。
目安は相手ベースライン(※)の1歩手前あたりに落とすイメージ。
狙う場所は2つだけに絞ると安定します。
①相手のバック側(※)深め:ミスを誘いやすい
②相手の体(真ん中寄り):窮屈にさせやすい
打ったらすぐ前に詰め…はしません。
サーブ側はすぐキッチンに入れないので、まずはベースライン付近で構え、3打目で前進する準備をします。
– コースは「バック深め」か「体」だけでOK
– 速さより深さ、入る確率優先
リターン:深く返して前へダッシュ
リターンは「高めでもいいので深く」が最優先です。
ネットすれすれを狙うとミスが増えるので、相手コートの奥に“落とす”発想が安定します。
目標は相手ベースライン付近。
深ければ相手の3打目が後ろからになり、こちらは前に上がる時間が作れます。
返した瞬間にキッチンラインへダッシュし、ライン手前でスプリットステップ(※)して止まる。
これだけで4打目がめちゃくちゃ打ちやすくなります。
– リターンは深さ命。高さは気にしすぎない
– 「返す→前へ→止まる」がワンセット
3打目:迷ったらドロップが正解
3打目の基本はドロップ(※)。
狙いは「相手のキッチン内に、相手が前で待っていても強く叩けない高さで落とす」です。
イメージは山なりでOK。
速い球で抜こうとすると、ネットにかかるかアウトが増えます。
コツは2つ。
①スイングを小さくして“当てて運ぶ”
②落とす場所は相手の足元〜体の前。クロス(斜め)に落とすと距離が長くて入りやすいです。
甘いリターンだけドライブ(※)でOK。
– 迷ったらクロスにドロップが安定
– “速さ”より“低く叩かれない高さ”
4打目:前で触って主導権を取る
4打目はリターン側が前を取った状態なので、やることは「相手の前進を止める」です。
基本はボレーで深く、または相手の足元へ。
特に相手の3打目ドロップが甘く浮いたら、叩いて決めるより“相手の足元へ強めに”が安定します(浮いた球を無理に角度で狙うとミスります)。
相手がまだ後ろなら深く返して時間を消す。相手が上がりかけなら体(真ん中)へ速めに入れて詰まらせる。これが一番効きます。
– 相手を後ろに置く=深く、足元、体
– 決め急がず「次を楽にする」攻め
すぐ効く!最初の4打チェックリスト
練習で効くのは“条件を固定する”ことです。
例えば「サーブはバック深めだけ」「リターンは必ず奥」「3打目はクロスドロップ縛り」みたいにルールを作ると上達が早いです。
試合でも、うまくいかない日はこのチェックだけ戻すと立て直せます。
動画を撮って、深さ(奥まで届いてるか)と前進(上がれてるか)だけ見返すのもおすすめです。
1) サーブ:奥に2バウンド目が落ちる深さになっているか
2) リターン:奥に入って、打ったら即キッチンラインへ行けているか
3) 3打目:ドロップが相手の足元に落ち、叩かれていないか
4) 4打目:ボレーで前から触れて、相手の前進を止められているか
(※用語補足)
– キッチンライン/NVZライン:ネット前の入れないゾーン(ノンボレーゾーン)の境界線
– キッチン/NVZ:ネット前のボレー禁止ゾーン
– ベースライン:コート奥のライン
– バック側:利き手と逆側(多くの人は左側)
– ドロップ:相手のキッチン内に柔らかく落とすショット
– ドライブ:低めに強く押すショット
– ボレー:ノーバウンドで打つショット
– スプリットステップ:小さくジャンプして着地し、次の動きに備える止まり方
まとめ
最初の4打は「深く入れる→前に上がる→低く触る」の流れを作る作業です。
サーブとリターンは深さで土台を作り、3打目はドロップで前進、4打目で相手の前進を止める。
ここが揃うとラリーがラクになって、気持ちよくポイントが取れるようになります。





