フェデリコ・スタクスルードとアディダスが、わずか5ヶ月で契約を終了。
世界No.1プレーヤーと超有名スポーツブランドの関係が、なぜこんなにも早く終わってしまったのか?
ピックルボール界に走ったこの意外なニュースを、詳しく追っていきます!
スタクスルードってどんな選手?
フェデリコ・スタクスルードは、ピックルボール男子シングルス・ダブルスの両方で世界ランキング1位に君臨していたアルゼンチン出身の実力者です。
とにかくフットワークが軽く、正確無比なショットが特徴で、スピーディーな展開を得意としています。
若手選手ながら冷静さも持ち合わせていて、攻守ともにバランスの取れた万能タイプ。
競技レベルがどんどん上がっているピックルボール界でも、一目置かれる存在です。
※ピックルボール:テニス・卓球・バドミントンをミックスしたようなスポーツ。
ダブルス形式が主流で、専用のパドルとプラスチックボールを使用。
アディダスとの契約はどう始まった?
2025年1月、スタクスルードはアディダスと正式に複数年契約を締結。
アディダスがピックルボール市場に本格参入するということで、その第一人者としてスタクスルードを起用しました。
発表時には「ピックルボール用具の新しい基準を作りたい」と本人も語っており、アディダス側も特別チームを編成して、彼専用のパドル開発をスタート。
期待値はかなり高く、競技の成長を後押しするパワータッグとして話題になりました。
なぜ大きな話題になったの?
世界的ブランド「アディダス」がピックルボールに本腰を入れたことだけでも注目の的。
そこに、当時の世界No.1プレイヤー・スタクスルードとの契約が加わったことで、一気に競技ファンや業界関係者の関心を集めました。
これは単なる個人契約ではなく、ピックルボールという競技自体の価値を押し上げる象徴的な出来事だったのです。
SNS上では「ついにアディダスが本気出してきた!」と興奮の声が多数あがっていました。
パートナー解消はいつ?なぜ?
2025年6月、スタクスルードがインスタグラムで「アディダスと話し合いのうえ、契約を終了することになった」と発表。
スタートからわずか5ヶ月での解消となりました。
具体的な理由は明かされていませんが、実際にアディダス製パドルを本格的に使用する機会が少なかったことから、実戦レベルでのマッチングの難しさが影響した可能性があります。
企業側の開発と選手側の要求の間にズレがあったのかもしれません。
実はアディダスのパドル、使ってなかった?
契約後、スタクスルードがアディダスのパドルを使ったのは、たった1大会のみ。
その後すぐ、以前から使用していた「JOOLA(ジョーラ)」というブランドのパドルに戻っています。
その際のインタビューで彼は、「アディダスは自分のプレースタイルに合わせて開発中だから、それまでは使い慣れたものを使っていいと言ってくれた」とコメント。
つまり、納得できる仕上がりになるまでは“仮契約状態”に近い感じだったようです。
※パドル:ピックルボールで使うラケットのこと。
木製・カーボン製など種類があり、反発力や打球感が大きく異なります。
今後どうなる?次のパドルブランドは?
今後スタクスルードが新たにどのブランドと契約するのかは、現時点では不明です。
ただ、実際の試合では引き続きJOOLA製パドルを使用しているため、JOOLAと再び正式契約を結ぶ可能性は大いにありそうです。
ファンとしては、彼のプレースタイルにぴったり合う用具を選んで、さらにパフォーマンスを高めてくれることに期待したいですね。
また、新たなスポンサー契約によって、ピックルボール界に新たな話題が生まれるかもしれません。
まとめ
フェデリコ・スタクスルードとアディダスの契約終了は、ピックルボール業界にとってはちょっとした衝撃でした。
期待されていた“夢のコラボ”が、現実にはうまくいかなかった背景には、競技用具の開発や選手のこだわりが関係していたようです。
今後、スタクスルードがどんなブランドと手を組むのか――その選択によって、ピックルボールの勢力図もまた変わっていくかもしれません!