「ピックルボール専用施設が24時間営業!?」そんなユニークなスポットが登場しました。
空き店舗を活用してピックルボールのコートに改装する動きが広がり、街の活性化にもつながっています。
今後のスポーツ施設のあり方を考えさせられる、注目のプロジェクトを詳しく紹介します!
空き店舗がピックルボール施設に!
最近、アメリカのインディアナ州フィッシャーズという街で、廃業したスーパーマーケットを活用し、24時間営業のピックルボール施設が誕生しました。
元々は約60,000平方フィート(※約5,600平方メートル)の広さを持つスーパーマーケットでしたが、20面のコートを設置した本格的なピックルボール専用施設に変貌しました。
このプロジェクトを手掛けたのは地元のNew City Development。
地域の活性化を目的として、廃業後8年間放置されていたスーパーを再利用し、スポーツ施設として再生しました。
「夜でも気軽に練習できる場所が欲しい」というプレイヤーの声に応える形で、24時間営業を採用したことも大きな特徴です。
この施設の誕生により、他の都市でも同じような動きが広がる可能性があります。
地域にとってどんなメリットがあるの?
空き店舗をスポーツ施設に改装することは、地域にとって様々なメリットがあります。
- 治安の向上:長年放置されていた建物は犯罪や不法投棄の温床になりがちですが、スポーツ施設になることで人が集まり、街が安全に。
- 地域経済の活性化:施設利用者が増えることで、周辺のカフェやレストラン、ショップなどの売上がアップ。
- 幅広い世代の交流の場に:ピックルボールは若者から高齢者まで楽しめるため、地域コミュニティの絆を深めるきっかけに。
特に、夜間でも営業していることで、仕事帰りの社会人や夜型のプレイヤーにとっても使いやすい場所になっています。
ピックルボールの施設不足を解消!
ピックルボールは、世界中で急速に人気が高まっていますが、専用施設はまだまだ少ないのが現状です。
特に日本では、屋内コートが不足しており、雨天時の練習場所を確保するのが難しいという課題があります。
空き店舗をピックルボール施設に転用することで、この課題を解決できる可能性があります!
例えば、新しく専用施設を建設しようとすると、計画から完成までに6〜12カ月かかると言われています。
しかし、既存の建物を活用すれば、その期間を3〜6カ月に短縮できるため、よりスピーディーにインフラを整えることが可能です。
コストを抑えて効率よく運営できる!
ゼロからピックルボール施設を建設すると、約12億円のコストがかかるとされています。
しかし、空き店舗を改装すれば、その半額以下、場合によっては3〜5億円程度で済むこともあります。
さらに、建設コストを抑えるだけでなく、以下のような運営面でのメリットも。
- 既存の駐車場や設備を活用できるため、追加投資が不要。
- 自治体の補助金や助成金を活用できる可能性が高い。
- 施設の知名度がアップし、地域住民の関心を引きやすい。
これらの理由から、空き店舗を活用することで、より短期間で、低コストで、効果的にピックルボール施設を開設できるのです。
空き店舗の活用はこれからのトレンド!?
近年、少子高齢化やEC(ネット通販)の拡大により、多くの商業施設が閉鎖されています。
特に、地方では大型ショッピングモールや映画館が次々と閉鎖されており、地域活性化の課題となっています。
このような状況の中で、「空き店舗 × スポーツ施設」の組み合わせは、今後のトレンドとなる可能性があります。
日本でも、例えば空きスーパーや体育館、倉庫をピックルボール施設として活用することで、
- 未利用資産の再活用
- 新たな雇用創出
- 地域スポーツ文化の発展
といった効果が期待できます。
まとめ
ピックルボール専用施設の誕生は、スポーツ業界だけでなく、地域の活性化にも大きく貢献する新しい取り組みです。
特に、空き店舗を活用することで、低コスト・短期間での施設整備が可能になり、地域経済の活性化にもつながる点が魅力です。
今後、日本でもこうした動きが広がれば、ピックルボールをもっと気軽に楽しめる環境が整うかもしれません。
あなたの街でも、空き店舗をスポーツ施設に活用するアイデア、考えてみませんか?