PPAツアーで、選手同士の“自己判定”が甘いとその場で痛い目を見る時代に突入です。
試合中の段階罰+試合後の動画レビュー+累積記録で、常習的な悪いコールをガチで減らしにいきます。
何が変わる?新ルールの全体像
今回の変更は、「微妙なアウトを“つい”アウトにしちゃう」みたいな空気を減らすための仕組みです。
ポイントは3本立て。
①試合中にレビュー(※その場で判定確認)して段階的に罰、
②試合後に映像で“悪質”を精査、
③その履歴を積み上げて常習者をリーグが管理。
単発より“繰り返し”を狙い撃ちです。
- 試合中:その場で警告〜没収まで
- 試合後:映像で罰金判断
- 長期:累積で出場停止も視野
試合中ペナルティの流れ(警告→失点→…)
試合中は、審判+ビデオで「今の入ってた?出てた?」をポイント単位で確認できます。
ここで“悪いコール”が認定されると、回数に応じて重くなる方式。
例えば終盤の大事な場面で2回目が入ると即失点なので、1本の誤判定がスコアを直撃します。
4回目まで行くと試合そのものが飛ぶ可能性もあります。
- 1回目:警告
- 2回目:ポイントペナルティ(※その1点を失う)
- 3回目:ゲームペナルティ(※そのゲーム没収)
- 4回目:マッチペナルティ(※試合没収の可能性)
※ラインコール=※イン/アウト判定(ボールが線の内か外か)
試合後の動画レビューはどう使う?
「試合中だけじゃ裁けないレベルのやつ」用に、試合後の動画レビューが用意されます。
対象は“より悪質(egregious)”なコール。申請は罰金委員会へメールで行い、配信映像で検証します。
費用は100ドルですが、全会一致で誤りなら、コールした側が250ドル(初回)罰金&申請者は100ドル返金。
気軽に乱発しづらい設計です。
- 申請費:100ドル
- 全会一致で誤判定:コール側に250ドル罰金(初回)
- その場合:申請者は100ドル返金
※罰金委員会=※Fining Committee(罰則の審査担当)
累積記録で“常習者”はどうなる?
このルールのキモは「1試合で終わらせない」こと。
罰金委員会が、選手ごとの悪いコールをローリング記録(※累積ログ)として保持します。
例えば、何大会か続けて“怪しい判定が多い選手”が可視化されるイメージ。
常習扱いの基準(※何回でアウトか)は未公表ですが、probation(※保護観察:要注意状態)に置かれ、さらに重なると追加罰金や出場停止が発動し得ます。
- “その場の罰”+“履歴”のダブルで効く
- probation=※次やったら重い、の状態
- 罰則:追加罰金、出場停止など
適用範囲の注意点(対象コート/MLPは除外)
どの試合でも使える万能ルールではありません。
対象は「チャレンジ(※正式な異議申し立て制度)が使えないコート」のPPAツアー戦のみ。
つまり、もともと判定の救済が弱いコートを補強する暫定策です。
逆に、MLP(※別リーグの団体戦)は対象外。
SNSなどで混ざりがちなので、ここは覚えておくと読み違いません。
- 対象:チャレンジ不可コートのPPAツアー戦
- 対象外:MLPの試合
- 暫定:今後さらに大きい仕組みも検討中
※チャレンジ=※判定に正式に異議を出す制度
現場はどう変わる?選手・観戦への影響
選手は「微妙ならアウト」から「微妙なら安全にイン寄り(フェア寄り)」へ空気が変わる可能性が高いです。
特に2回目で即失点なので、終盤の“1点の重み”が爆増。
観戦側は、揉め時間が減ってテンポUPが期待できます。
ただし試合後レビューでも「勝敗は覆らない」ので、“罰はあるけど結果はそのまま”にモヤる人は出そう。
運用が公平かが次の焦点です。
- 期待:揉め減→テンポ良くなる
- 現実:失点リスクで選手は慎重に
- 注目:常習認定ラインと運用の透明性
※結果が覆らない=※試合後レビューでスコア変更はしない
まとめ
PPAツアーは、悪いラインコールを「試合中の段階罰」「試合後の動画レビュー」「累積記録」で締めにいきます。
特に“履歴が残る”のが強烈で、常習者が逃げにくくなる設計です。
次に見るべきは、常習の基準と処分の出し方がブレないか。
ここが整えば、試合の納得感はかなり上がりそうです。





