ピックルボールを楽しんでいる皆さん、試合で「もっと勝ちたい!」と思ったことはありませんか?
今回はPPAプロのエリック・ロディーが教える、初心者から上級者まで使える3つの具体的な戦略をお届けします。
この方法で実践的にスキルアップしてみましょう!
スコアボードのプレッシャーをキープしよう
試合序盤は、どんなに攻めたくても「安定感」を優先してください。
例えば、序盤で無理なショットを狙ってミスが続くと、相手に自信を与えるだけでなく、こちらのリズムも崩れてしまいます。
序盤で意識するべき具体的なポイントは以下の通りです:
- 確実なサーブとリターンを意識
サーブは確実に入れることを第一に考え、リターンもコート深めに狙いましょう。
それだけで相手の攻撃力を抑える効果があります。 - サードショットドロップを多用
サードショットドロップ(※ネット近くに柔らかく落とすショット)を使うことで、相手の動きを制限し、自分たちがキッチンラインに移動するチャンスを作ります。
序盤は「攻めすぎない」を合言葉に、高確率のプレーでラリーを続けてください。
長いラリーを通して、相手の弱点をじっくり観察する時間を作ることが勝利への近道です!
. 序盤はショットを「中央」に集めよう
ピックルボールで角度をつけたショットは一見カッコいいですが、序盤に使いすぎるのは危険です。
ミスが増えるだけでなく、相手にカウンターのチャンスを与える可能性があります。
そこで、序盤はコートの中央を狙う戦略を試してみてください。
- 相手の連携ミスを誘発
中央に打つと、相手が「どちらが取るべきか」を迷いやすくなります。
特にダブルスでは、連携が崩れてミスを誘発する可能性が高いです。 - 「エルネ攻撃」を防ぐ
中央を狙うショットは、相手のエルネ(※コート端からのスマッシュ)を防ぐ効果もあります。 - 長いラリーで優位に立つ
中央を狙えば、ラリーが安定しやすく、こちらがペースを握りやすくなります。その中で相手のミスや隙を見つけ、徐々に攻めに転じるのが理想的です。
序盤のプレーで無理に決めに行くのではなく、相手にミスをさせることを優先する。
それだけで試合の展開がぐっと変わります!
劣勢になったら試合のペースを落とそう
試合開始早々、0-4や0-5で劣勢に立つこともありますよね。
そんな時こそ、冷静さを保って試合のペースをコントロールするのが重要です。
具体的には次のような方法があります:
- タイムアウトを積極的に使う
試合中に許されているタイムアウトは1試合につき2回です。
劣勢時には早めに使って相手の勢いを断ち切り、自分たちの作戦を立て直しましょう。
具体的には、3〜5点差がついたタイミングで使うのが効果的です。 - ポイント間で小休止を入れる
タオルで汗を拭いたり、靴紐を結び直したりして、ポイント間の時間を長く取りましょう。
これだけで相手のリズムを崩す効果があります。
ただし、スポーツマンシップを守りつつ行うのがポイントです。 - 基本に立ち返る
劣勢になると焦りがちですが、ここで無理をするとさらにスコアが離れてしまいます。
まずはサーブやリターンを確実に決める基本に立ち返りましょう。
試合は流れが重要です。劣勢に立たされた時でも、ペースを調整することで流れを変えるチャンスが必ずあります!
まとめ
ピックルボールで勝つためには「スコアボードのプレッシャーをキープ」「序盤は中央を狙う」「劣勢時にはペースを落とす」の3つが大事です。
それぞれの戦略を具体的に試すことで、試合の流れをつかむ力がグッと上がります。
ピックルボールはテクニックだけでなく、戦略やメンタルも重要なスポーツです。
この3つの戦略を次の試合で取り入れてみて、さらに楽しいプレーを目指してみませんか?