ピックルボール界に激震!
オーランドで開催されたMLP大会で、ヘイデン・パトリキン選手とアナ・リー・ウォーターズ選手がまさかの大乱闘。
試合後のパドルタップ(※試合後にパドルを軽くタッチし合うマナー)で暴言が飛び交い、コート内はまるで映画のワンシーンのような修羅場に。
世界中のピックルボールファンがこの騒動に釘付けです!
オーランドで起きた大事件
4月のオーランドで行われたMLP(※アメリカ最大規模のプロピックルボールリーグ)大会では、セントルイス・ショックとニュージャージー・ファイブスの一戦が注目を集めていました。
試合は2-1でショックがリード。
あと1勝すれば勝利、負ければドリームブレイカー(※1対1のタイブレーク戦)突入という大事な場面。
緊張感マックスの中、ミックスダブルスでヘイデン・パトリキン選手とアナ・リー・ウォーターズ選手が火花を散らしました。
パドルタップから一気に修羅場に
試合後、通常なら穏やかに終わるはずのパドルタップ。
ところが、パトリキン選手がアナ・リー選手を痛罵するという最悪の展開に。
その瞬間、アナ・リー選手は怒りを爆発させ、コート中央を越えて詰め寄りました。
選手たちが一斉に飛び出し、両チーム入り乱れての大混乱!
母でありコーチのリー・ウォーターズさんも怒号を上げ、レフェリーまでが止めに入る事態に。
観客席も騒然となり、まるで格闘技のリングのような空気になりました。
MLPが異例の公式声明を発表
この異常事態を受け、MLP運営は翌日すぐに公式声明を発表しました。
声明では、「試合中および試合後の感情的なやり取りに関して調査を進めている」としつつ、「ピックルボール界にふさわしいスポーツマンシップを守る」ことを改めて強調しました。
ただし、具体的な処分内容は発表されず、一部ファンの間では「甘すぎる対応では?」という不満の声も。
プロスポーツ界全体にスポーツマンシップが問われる時代、ピックルボール界でも厳しい目が向けられています。
パトリキン選手のキャラと素顔
“Big H”というニックネームで知られるパトリキン選手は、試合中の煽り(※挑発的な言動)や派手なリアクションがトレードマーク。
最近出演したポッドキャスト「PicklePod」では、「コート上でのキャラ作り」であり、プライベートでは穏やかな性格だと話していました。
とはいえ、今回の暴言事件では「キャラだから」で済ませられない状況に。
選手としての自覚や責任を問う声も上がり始め、パトリキン選手にとって大きな試練の瞬間となっています。
元チームメイトだった二人の因縁
実はパトリキン選手とアナ・リー選手、2023年MLPシーズン1ではニュージャージー・ファイブスの同僚。
当時はミックスダブルスのペアとして活躍し、チームを大いに盛り上げていました。
ファンの間でも「最高のコンビ」と呼ばれていた二人。
それだけに、今回の険悪な衝突は「何があったのか?」と憶測を呼んでいます。
かつて信頼し合っていた仲間が、今や敵対している…。
ピックルボール界に新たなドラマが生まれた瞬間でした。
ウォーターズ選手は過去にも標的に
アナ・リー・ウォーターズ選手が試合中にターゲットにされるのはこれが初めてではありません。
2023年MLPダラス大会では、世界ランク1位のフェデリコ・スタックスルード選手が彼女を罵倒し、物議を醸しました。
しかも当時彼女はわずか16歳。
今回もまた、彼女が中心に置かれる騒動に。
若くして成功を手にしたウォーターズ選手は、周囲からの嫉妬やプレッシャーとも戦っているのかもしれません。
まとめ
オーランドで起きた今回の衝突劇は、単なる乱闘以上に、ピックルボール界の人間模様を浮き彫りにしました。
プロ選手としての振る舞い、元チームメイト同士の絆、若手スターへのプレッシャー…。
この騒動をきっかけに、選手たちがどのように成長していくのか、今後の展開に期待したいです!