ピックルボール上達の秘訣！リターンの深さで試合を制する方法

ピックルボールで上達したいなら、まず「リターン」を見直しましょう。

特に深いリターンは、相手の攻撃を封じ込め、勝利に直結する超重要スキルです。

今回は、シングルスとダブルスそれぞれの戦術と、深いリターンを打つための具体的な練習方法を徹底解説します！

リターンの「深さ」が重要な理由

ピックルボールの試合で、浅いリターンを打つとどうなるか知っていますか？

浅いリターンは、相手に「攻撃し放題」のチャンスを与えることになります。

例えば、相手が次のショットで選べる攻撃の幅が広がり、クロスコートやダウンザラインへの鋭いショット、さらに繊細なドロップショットまで自由自在。

これではこちらが追い込まれるのは当然です。

一方、深いリターンを打つとどうなるか。

相手をベースライン近くに押し込むことで、相手が攻めにくくなり、ミスを誘発できます。

しかも、こちらが次のショットで主導権を握れるようになるのです。

どの試合形式でもこの「深さ」は重要ですが、特にシングルスでは絶対に欠かせない戦術です。

シングルスはダブルスと違い、一人でコート全体を守らなければなりません。

ここで重要なのが、リターン後の動きです。

理想的にはリターンを深く返してすぐにネットに詰めること。

これにより、相手は角度の鋭いショットを打ちにくくなり、こちらが得点チャンスを作りやすくなります。

ただし、浅いリターンを打ってしまった場合は焦らないで！

そのままネットに詰めると、相手にクロスショットやパッシングショットで簡単に抜かれる可能性があります。

この場合は後方に留まり、次のショットで挽回を狙うのが得策です。

具体的には、ラファ・ヒューエットのようにリターン後に一旦後方に位置取り、次のショットで体勢を整える戦略を取るのも一つの手です。

ただし、この方法は長期的に見ると相手にネットを制されるリスクがあるため、やはり深いリターンを安定して打つことがベストと言えます。

ダブルスでは、パートナーがいる分、リターンの「深さ」に対するプレッシャーはシングルスほど高くありません。

それでも、リターンが浅いと「バッシュ＆クラッシュ」戦術を得意とする攻撃型チームに一気に押し込まれる危険があります。

この戦術では、相手が第3ショットを強くドライブしてきた後、ネットに詰めて次々と攻撃してきます。

ダブルス特有の「スタッキング」（※試合中に選手がポジションを入れ替える戦術）を使う場合、リターンが浅いとポジションを整える時間がなくなり、相手の猛攻を防ぐのが難しくなります。

そのため、リターンを深くすることで、スタッキングをスムーズに解除できる余裕が生まれます。

リターンの深さを安定させるには、地道な練習が必要です。

以下の具体的な練習法を試してみてください。

狙いを定める練習
ベースライン（※コート後方のライン）を目標にしてリターンを打つ練習をしましょう。
狙いを意識することでショットの精度が上がります。
力を抜いたスイングを意識
強く打とうとするほどボールが浅くなることがあります。
力を抜き、ラケットのスイートスポット（※ボールを打つ理想の中心部分）で捉えることを意識しましょう。
フットワークを鍛える
正しい打点でボールを捉えるには、素早いフットワークが欠かせません。
ボールに向かって一歩目をしっかり踏み出し、安定したフォームを保ちましょう。
ミニゲームで実践練習
練習相手とミニゲームを行い、「深いリターンを打つこと」を意識してプレイします。
実戦形式で練習することで、本番での応用力が高まります。