USAピックルボールが、Ronbus社の新パドル「Ripple.R1.14 PBCoR.43」の認証状況について公式発表を行いました。
実は、このパドルはまだ完全な認証を受けていないとのこと。
いったい何が起こっているのか、詳しく見ていきましょう!
Ronbus Rippleパドルってどんなパドル?
Ronbus Ripple.R1.14 PBCoR.43は、最新技術を取り入れたピックルボール用のパドルで、特にコントロール性能とスピン性能の向上を目指して開発されました。
特徴としては、
- 特殊なカーボンファイバー構造(※反発力と耐久性を向上させる)
- 最新のPBCoR技術(※スピン性能を強化する新素材)
- 軽量設計(※素早いラリーにも対応できる)
といった点が挙げられます。
しかし、このパドルがUSAピックルボールの公認を受けていないことで、一部のプレイヤーからは不安の声も上がっています。
認証の仕組みってどうなってるの?
USAピックルボールでは、公式試合で使用するパドルを公平に審査するため、厳格なテストを行います。
この認証試験では、
- ボールの反発力テスト(※一定の反発力を超えないか測定)
- 表面摩擦テスト(※スピンがかかりすぎないかチェック)
- 耐久性テスト(※一定の使用時間でも性能が維持されるか)
といった試験をクリアする必要があります。
この基準に合格しなければ、公認パドルとして認定されません。
なぜRonbus Rippleは認証を受けられなかったのか?
Ronbus社が最初にUSAピックルボールに提出したのは、試作版のパドル(ベータ版)でした。
この試作品は認証テストに合格しましたが、実際の製品版は異なる材料が使われていたため、再テストが必要でした。
しかし、Ronbus社はこの製品版をUSAピックルボールに提出するのが遅れ、最終的に認証基準を満たせないという結果に。
特に、
- ボールの反発力が基準を超えていた
- 耐久テストで基準以下の結果が出た
といった問題が指摘され、公認を受けることができませんでした。
試作品と製品版の違いとは?
メーカーはパドルを作る際、まず「試作品(プロトタイプ)」を開発し、それをテストします。
その後、市場に出す「製品版」を量産しますが、ここで素材や製造工程が変わることがあります。
今回のRonbus Rippleでは、
- 試作品は軽量で適正な反発力を持っていた
- 製品版では素材の変更により、反発力が上昇してしまった
という違いが発生し、これが認証の不合格につながったと考えられています。
認証されていないパドルを使うとどうなる?
USAピックルボールの公認試合では、公認パドル以外は使用禁止とされています。
もし認証されていないパドルを使用すると、
- 試合で失格となる可能性がある
- ルール違反となり、ペナルティを受ける
- 相手選手とのトラブルにつながることも
といったリスクがあります。
特に、大会でプレーする選手は、必ず認証リストを確認しておく必要があります。
今後の展望とUSAピックルボールの姿勢
USAピックルボールは、すべてのパドルメーカーに対し、公正な審査基準を設けています。
Ronbus社は今後、
- 製品版の再調整(※基準をクリアする素材へ変更)
- 再テストへの申請(※正式な製品版で再び認証を受ける)
といった対応を行う可能性があります。
今後、新たに認証を受けたRonbusパドルが登場するかどうか、注目が集まっています。
まとめ
今回のRonbus Rippleの認証問題から、パドル選びの重要性が改めて明らかになりました。
- 公認パドルかどうかを必ず確認する
- 試作品と製品版の違いに注意する
- 公式試合では認証パドルを使用する
これらのポイントを押さえて、最適なパドル選びをしていきましょう!