「速くて追いつけない…」は、実は走力より“準備の遅れ”が原因です。
構え・パドル位置・面づくり・一歩目・声かけを具体的に直すだけで、ラリーがゆっくり見えてミスが減ります。
早めの準備で「焦り」を消して判断力を上げる
試合が速く感じる人ほど、打つ直前に全部やろうとして焦ります。
コツは「相手が当てた瞬間に、次の準備を始める」ことです。
準備が先なら、選択肢が増えてミスが減ります。
- 相手が打ったら「高さ・方向・スピード」を一瞬でチェック
- 迷ったら“安全優先”(低く返す/真ん中を避ける)
- NG例:見てから動く→遅れる→無理打ち→ミス
リターンは“膝+パドル前”で間に合う体を作る
リターン※(サーブを返す)で遅れる原因は、構えが高くてパドルが下がっていること。
膝を曲げたレディポジション※(すぐ動ける姿勢)で、パドルを胸の前に置くと「体を回すだけ」で準備が完了します。
- 膝を軽く曲げ、体重はつま先寄り
- パドルは胸〜みぞおちの前(下げない)
- ミニ練習:影で「構え→肩回転→当てる」を10回×2セット
キッチンラインはパドル高めでスピードアップを止める
キッチンライン※(ノンボレーゾーン※の境界)では、パドルが低いと“上から速球”に対応できず、球が浮いて叩かれます。
ディンク※(ネット際の低い落とし合い)中も、パドルは上げて前。
スピードアップ※(急に速い球)をブロック※(当てて止める)しやすくなります。
- 足幅広め+重心低め(どこでも動ける形)
- パドルは常に“視界の中”(胸の前)
- 目標:返球は「低く・深く・真ん中寄り」で安全運転
パドル面プリセットでボレーが真っすぐ飛ぶ
ボレー※(ノーバウンドで打つ)は、振るより“面”が命です。
狙う方向にパドル面※(打面)を早めに向ける=プリセットすると、直前の手首いじりが減って安定します。
面を開きすぎると球が浮き、修正してネット…が起きがちです。
- 「狙いを決める→面を作る→体で押す」の順
- 手首でこねない(ブレの原因)
- チェック:当たる瞬間、面が上を向いていないか?
ネットへ詰めるのは走力より“予測と声”
ネットへ行くのは速く走るより、一歩目が早いかです。
相手のパドルからボールが出た瞬間に、方向を予測して前進開始。
真ん中の球は声がないと事故ります。
「自分!」or「お願い!」を早めに出すだけで失点が減ります。
- 相手のインパクトを見た瞬間に一歩目
- 中央は先にコール(迷いはゼロに)
- 2人が同時に行く/2人とも止まる、が一番危険です
練習メニューで「準備を習慣化」する
“分かる”より“体に入れる”が勝ちです。
短時間でも、準備を固定化する練習を回すと試合で勝手に出ます。
ポイントは「準備が遅れた瞬間を自分で気づける」形にすること。
録画できるなら、なお最強です。
- 影練:構えを作ってから打点へ(30秒×3)
- ペア練:真ん中球だけを連続で入れて、コール練習(2分×2)
- ルール:浮いたら負け、低く返せたら勝ち(ゲーム感で楽しく)
まとめ
試合が速く感じるときほど、反射神経より“準備の早さ”を疑うのが正解です。
膝を曲げてパドルを前、キッチンではパドル高め、ボレーは面を先に作る。
さらに一歩目と声かけまで揃うと、ラリーがゆっくり見えてきます。
今日の練習は「構えを先に作る」だけでも十分効果あります。




