ピックルボールで勝ちたいなら、サーブ側がどう「キッチン」(※ネット際のエリア)に前進するかが超重要!
今回はAPPプロ選手スザンナ・バー直伝、サードショットドロップを武器にして攻めに転じるための超具体的な戦術を紹介。
ダブルスでの動き方、狙いどころ、練習方法まで完全網羅!
サーブ側が不利って思ってない?
リターン側が先にキッチンに入ってるから、サーブ側は毎回守りから始まる……そう思っていませんか?
でも実際には、サーブ側にしか得点チャンスがないというルールがあります。
ということは、試合を動かすのはサーブ側なんです!
むしろ、守ってばかりではなく、「点を取るための攻め」を意識していくことで、チーム全体の動きもガラッと変わります。
前向きな意識改革こそが、戦術の第一歩です。
なぜドロップショットが有効なのか
ドロップショットは、相手のキッチン手前にスーッと低く落とすコントロール重視の技。
ドライブ(強打)も悪くないですが、相手がネット前にいる時に強く打つと、逆に拾われてしまうことも。
一方、低くゆっくりと落ちるドロップは、相手がボールを“持ち上げる”形になるため、甘く浮いたボールを誘いやすく、次の展開でこちらが主導権を握りやすくなります。
さらに、打ったあとに前に出る時間を稼げるという点でも、ドロップは攻めの布石なんです!
狙いはネット中央よりもコーナー
「ネットの真ん中は低いから安全」と思って、つい真ん中に落としがち。
でも実は、キッチンの角(クロス・ストレートの両方)を狙った方が断然有効です!
理由はこれ:
- 相手が体を横に伸ばして返すので、エラーが出やすい
- クロスや角を使えば、相手の返球角度が限定される
- こちらがコートの真ん中をカバーしやすくなる
狙うべきは“安全”じゃなくて“攻めのリターンをもらえる位置”。
積極的に角を狙ってプレッシャーをかけましょう。
サードショットを打つ人と動く人
試合中にありがちなのが、「サードショットを打った人が急いで前に出ようとして失敗する」ケース。
実は、ドロップを打った直後は無理に前に出る必要はなし。
その代わり、パートナーが先に前進するという分担が超重要!
例えば:
- Aさんがドロップを打つ → とにかく丁寧に落とすことに集中
- Bさんはドロップの高さとコースを確認 → 問題なければ一気にネットへ前進!
この役割分担を徹底すると、連携がスムーズになり、相手にとっても隙がないチームに見えます。
動くタイミングと狙う方向
ドロップを打った後、ただ前に出るだけでは不十分。
どの方向に出るかが、次のプレーに大きく影響します。
ポイントは、「打った方向=キッチンの角」に向かって前進すること。
そうすると…
- 相手が返す場所が限られてくる
- コートが“狭く”なるため、守備が楽になる
- 相手が無理して難しい角度で打とうとしてエラーする可能性が高くなる
つまり、空間のコントロール=戦術の優位性なんです。
ここ、地味に勝負の分かれ目!
おすすめ練習メニューで戦術を定着!
理解できたら、次は実践!
以下のドリルをやってみてください:
2vs2ドロップドリル(コーナー狙い)
- プレイヤー2人がキッチンラインに立つ(守備側)
- 残り2人はベースラインに立ってサーブからスタート
- サードショットでキッチン角にドロップを打つ
- パートナーはタイミングを見て前進→圧をかける
- 7点 vs 11点のスコア制で緊張感アップ!
実戦に近い形でやると、ドロップの狙い方や前進のタイミングが自然に身につきます。
まとめ
サードショットドロップは、ただの「つなぎ」じゃなくて攻撃のスタートライン。
- 得点権のあるサーブ側こそ“攻める”べき
- コーナーを狙って相手にプレッシャー
- チームで役割分担をしながら前進
- 練習で感覚と連携を磨く
この戦術を使いこなせれば、どんな相手でもキッチンを奪い、得点のチャンスがグッと広がります!
次の試合から、ぜひ試してみてくださいね!