テキサス州で行われたMajor League Pickleball(MLP)のプレーオフ第1ラウンドが終了し、観客は予想外の結果と熱戦に沸きました。
新しいフォーマットが加わったことで試合内容が一段とスリリングに。
ピックルボールに興味を持ち始めた人でも楽しめる、プレーオフの見どころや試合の展開、注目のポイントをご紹介します!
MLPの新フォーマットで試合の流れが劇的に変わる!
MLPが今シーズンから取り入れたレギュラーシーズンとプレーオフ形式により、試合が大きく変わりました。
従来の一発勝負とは異なり、プレーオフでは各ラウンドが3戦2勝制のシリーズ戦。
特にシード上位のチームは、コイントスによる選択権を持ち、試合を有利に進める戦略が可能です。
たとえば、シード上位のチームは対戦相手や試合開始側を選択できるので、相手の苦手分野を突く戦略も練れます。
これにより、試合ごとに戦略の練り直しや調整が求められ、選手たちの知恵と技術が光るプレーオフとなっています!
ドリームブレイカーって何?勝負を左右する一発勝負のルール
ピックルボールのMLPでは、引き分けの場合に「ドリームブレイカー」※という特別ルールで決着をつけます。
これは、各チームの全選手が1対1で交互にプレーし、先に21点を取ったチームが勝利するというルールです。
ドリームブレイカーはレギュラーシーズンから取り入れられており、マイアミ ピックルボールクラブはこのルールで7勝1敗の好成績を誇るなど、得意とするチームが存在します。
最後までどちらが勝つか分からない手に汗握る展開を生むドリームブレイカーは、観客にとっても見逃せない瞬間です!
上位シードのチームには試合前に戦略的な「選択権」が与えられる
MLPプレーオフのもう一つの面白さは、上位シードのチームがプレーオフ第1ラウンドで対戦相手を選べる「選択権」を持つことです。
この選択権によって、各チームは相手の弱点を狙った戦略が可能です。
たとえば、3位シードのダラス フラッシュが6位シードのNY ハスラーズを選び、優位に試合を運ぼうとしました。
また、コイントスでもシード上位のチームが「開始側」や「組み合わせ」を選べるため、試合の展開を自分たちのペースに持ち込むことができます。
こうした選択権を駆使し、強豪チームがどんな戦略を取るかも見どころの一つです!
チャレンジャーレベルからプレミアレベルへ、昇格をかけた真剣勝負!
MLPでは、チャレンジャーレベルとプレミアレベルの2つのリーグがあり、プレーオフで勝ち進むと翌シーズンにプレミアレベルへ昇格が可能です。
第1ラウンドでは、マイアミ ピックルボールクラブとアトランタ バウンサーズが見事に勝利し、来シーズンのプレミアレベル昇格を決めました。
プレミアレベルで戦うことで注目度やスキルレベルがさらに上がるため、各チームにとって昇格は大きな目標。
試合ごとに真剣勝負が繰り広げられるプレーオフは、観客をも熱くさせる展開が続きます!
男女別ダブルスとミックスダブルス、組み合わせが鍵
ピックルボールの試合形式は、男女別ダブルスとミックスダブルス(男女混合)の組み合わせで行われます。
各チームが相手チームの強み・弱点を分析し、最適なペアを組む戦略が試合の鍵となります。
たとえば、アトランタ バウンサーズは混合ペアで安定した成績を誇り、強敵ラスベガス ナイトアウルズとの試合でもそのコンビネーションが際立ちました。
また、経験豊富な選手は試合中の瞬時の判断力も高く、連携のよさが勝敗に直結します。
ダブルス特有のチーム戦略や息の合った連携プレーは、ピックルボールの醍醐味と言えるでしょう!
まとめ
新フォーマットの導入で、MLPの試合がさらにエキサイティングな展開を見せています。
ドリームブレイカーやシード上位の選択権により、戦略が勝負を左右するプレーオフは、ピックルボールの新たな楽しみ方を提供しています。
特に、昇格をかけた真剣勝負は、各チームが全力で挑むため一瞬も見逃せません。
今後のプレミアレベルとチャレンジャーレベルの試合にも大いに期待です!