ドライブは7割:低く入れて“腰”を狙う
ドライブ(※速い強打)を毎回フルスイングすると、だいたい「アウト or ネット」で自滅します。
狙うのは“速さ”じゃなくて「低さ+コート内」。
目安は70〜75%の力感で、相手の腰(※みぞおち下〜骨盤)あたりに刺すイメージです。
低い球は相手が持ち上げにくいので、次の展開がラクになります。
試合での具体例
- 返球が少し浮いた → 全力で抜こうとしてアウト…あるあるです。
- ここは7割で「相手の腰」へ → 相手は上に上げるしかなく、こちらが前に詰めやすいです。
今すぐできるコツ
- 打点を“上げない”:上にすくうとアウト増えます
- 狙いは「相手の右腰/左腰」:真ん中よりミスを誘いやすい
- 強打の成功条件は「低く入ること」
- 目安パワー:70〜75%
- 目標:ネット上を低く通す
- 狙い:相手の腰ライン
崩れたスピードアップは封印:真ん中に落として復帰
外に振られて体勢が崩れた瞬間に、スピードアップ(※急に速く打つ)をすると高確率で負けます。
理由はシンプルで、「打ったあと戻れない」から。
たとえ入っても次の反撃で自分が間に合わず、相方がしんどい“1対2”をさせられがちです。
じゃあ何をする?
おすすめはデッド・ディンク(※力を殺して短く落とす)を“真ん中”へ。
真ん中は角度がつきにくいので、相手に強く返されにくく、あなたが戻る時間を作れます。
試合での具体例
- あなたが右に引っ張られる → 無理スピードアップ → 相手が逆サイドへカウンター → 相方が崩壊
- 代わりに、真ん中へふわっと落とす → 自分が戻る → 形が整って次を戦える
合言葉(コートで使えるやつ)
- 「崩れたら真ん中」
- 「決めるより戻る」
- NG:体勢グラつきからの強打
- OK:真ん中へ柔らかく返して復帰
- 目的:自分の立ち位置を回復
低い球のクロス攻撃は事故:ディンクで粘ってチャンス待ち
低い球を、下からすくってクロス(※斜め方向)に攻めるのは、初心者が一番やりがちな事故ムーブです。
低→高の軌道になりやすく、ネットを越える頃に球が上がって、相手が“叩きやすい高さ”になります。
しかもクロスは相手に角度をつけられやすく、こちらの相方に速球が飛びがち。
つまり、相方が一番痛い目を見ます。
具体的にやめる場面
- ボールが膝くらいの低さ
- 自分がキッチンライン(※ネット前の線)より後ろ気味
- この条件なら、攻めずにディンクでOKです。
代わりに何をする?
- 低い球はディンク(※ネット際でそっと落とす)で“短く・低く”
- 相手が浮かせたら、その時にだけ攻めます(攻める順番が逆)
- NG:低い球をクロス強打
- OK:低い球はディンクで継続
- 狙い:相手のミス or 浮きを待つ
良い3球目ドロップにはリセット:4球目は守りが正解
相手のサードショット・ドロップ(※3球目でふわっとネット前に落とす球)が良いとき、4球目で「なんか決めたくて」無理するのが典型的な自滅です。
落ちてくる球をフリック(※手首でパチンと弾く)したり、無理にアタックすると、ネット or 浮いてチャンス献上になりやすいです。
具体的な正解:リセット
リセット(※守り直しの柔らかい返球)で“もう一回安全な形”に戻します。
必要なら半歩下がってバウンドさせ、相手が強く叩けない高さに返すのがポイント。
試合での具体例
- 良いドロップがキッチンに沈む → 無理に叩く → ネット
- 半歩下がる → ワンバウンド → 柔らかく返す → 相手の攻めが止まる → ディンク勝負に戻る
- NG:落ちる球への強引アタック
- OK:下がる→バウンド→柔らかく返す
- 効果:相手の“良い一手”を無効化
キッチンは我慢ゲー:信号ルールで攻めどきを決める
キッチン周り(※ネット前の駆け引きゾーン)は、焦ったほうが負けます。
そこで超便利なのが“信号ルール”。
迷いが消えて、無駄な強打が減ります。
信号ルール(そのまま覚えてOK)
- レッド:膝より下 → 攻めない
- イエロー:膝〜腰 → 慎重(基本つなぐ)
- グリーン:腰より上 → 攻めてOK
具体的な使い方
ディンクラリー中に「2本で攻めよう」みたいな縛りは捨ててください。
大事なのは本数じゃなく“高さ”。
グリーンが来るまでディンクの質を上げて待つ。
来たら一発で取りにいく。これだけで勝率が上がります。
コートでの一言
- 「グリーン来るまで待とう」
- 「高さ見よう」
- 判断基準:本数じゃなく高さ
- 目標:グリーンが来るまで粘る
- 結果:無理攻めが減って点が増える
迷ったらこれ:高さ×立ち位置の判断ミニチャート
試合中に悩む時間はもったいないので、最短の判断ルールを置いときます。
見るのは2つだけ。「球の高さ」と「自分の立ち位置」です。
ミニチャート(これだけでOK)
- 低い × 後ろ(ベースライン寄り)→ つなぐ(ドライブ7割 or ドロップ/ディンク)
- 低い × 前(キッチン付近)→ ディンク継続
- 高い × 後ろ → 無理せず前に詰める準備(安全な返球)
- 高い × 前 → 攻める(打ち下ろし気味)
具体例
- 相手の返球が腰より上で、あなたが前にいる → ここが“グリーン”。迷わず攻めでOK
- 逆に、膝下で自分も後ろ → 攻める理由がない。まず入れて形を作る
- 見るのは2つ:高さ/立ち位置
- 攻めは条件つき、守りはいつでもOK
- 迷いが減るとミスも減る
まとめ
勝てない原因は「技術不足」より「選択ミス」のほうが多いです。
ドライブは7割で低く、崩れたら真ん中へ落として復帰、低いクロス攻撃は封印。
良いドロップにはリセット、キッチンは信号ルールで我慢してグリーンだけ攻めましょう。
次のゲームは“この5つ+ミニチャート”だけで、体感がぜんぜん変わります。
用語ミニ辞典(※)
- ドライブ:速いボールで押す強打
- スピードアップ:急にテンポを上げて速く打つこと
- ディンク:ネット際に短く落とす柔らかい球
- デッド・ディンク:力を殺して特に短く・遅く落とすディンク
- サードショット・ドロップ:3球目でふわっとネット前へ落とす返球
- リセット:攻めずに柔らかく返して守りの形に戻すこと
- キッチン:ネット前の進入禁止ゾーン(NVZ)周りの攻防エリア
- クロス:斜め方向(対角線)に打つこと
- フリック:手首の反動でパチンと弾く打ち方





