サバイバードリル徹底解説|高ブロックで生き延び、合図で反撃へ。配置・打点・足運び・目線まで具体化

コラム

強打が来ても慌てない。まずは高く返して「生存」、合図が出たら一気に「反撃」。

本記事はサバイバードリルを、配置、打点、足運び、視線の置き方まで具体化。

今日の練習にそのまま差し込めます。

サバイバードリルの目的(何を伸ばす?)

相手のオーバーヘッドスマッシュ(※頭上からの強打)に対し、連続生存を最優先で鍛えます。

目標は「連続10本ブロック×3セット」。

高く深い返球で時間を作り、相手のオーバーヒット(アウト)や浅い球を誘発。

守備の安定、体勢立て直し、メンタル持久力を同時強化します。

  • 生存KPI:連続ブロック数
  • 配球KPI:深さ80%以上をサービスライン以深に

セットアップと基本ルール

攻撃役:キッチンライン(※ネット前の非ボレーエリア)付近で、打てる球はスマッシュやスピードアップ(※速攻)を選択。

守備役:ベースライン(※後端)1歩後ろから開始。実戦ポイントで続行。

ワイド角度は禁止、中央〜深めに限定。

3本ごとに役割交代で10分×2ラウンド。

  1. 配置を決める
  2. 角度制限を確認
  3. 10分間ノーカウントで回す

高くブロックするコツ

面はやや上向き(10〜15度)、打点は体の前。

膝を抜いて衝撃を吸収するブロック(※面で受け止めて返す)を徹底します。

狙いは高く・深く・中央。無理なドロップ(※短く落とす球)は封印し、相手にもう一発打たせて体勢を戻します。

  • 目線:ボール→相手の肩→パドル面
  • 立ち方:スプリットステップ(※小ジャンプ)→前重心

反撃に切り替える合図

以下のいずれかでギアチェンジ。

①ロブ気味に相手頭上を越えた=強打不可。

②ボールが高く浅い=フルスイング不可。

③球質が明らかにソフト。

合図が来たらドライブ(※強めの直球)で押すか、質の高いドロップで前進し、ネット際で主導権を奪います。

  • 反撃は1球限定→次で形を作る
  • 前進は小刻みステップでバランス維持

ありがちなミスと直し方

早すぎるドロップ→生存優先に戦略固定。

面ブレ→グリップやや強め、肘を体側に。浅い返球→打点を前、フォローでパドル先上がり。
狙い過ぎ→中央深めへ大きく。焦り→呼吸4拍(吸2・止1・吐1)でリズム再設定。

  • 修正ドリル:面キープ連続20本/中央コーン狙い
  • フィードバック:毎ラウンド1点だけ直す

今日からできる練習メニュー

  1. 高ブロック10分:連続10本×3。
  2. 合図→1球反撃10分:合図が出たらドライブorドロップを1回だけ。
  3. 実戦10分:角度制限ルールでポイント。
    宿題:相手の肩・面を読む予測ゲーム(合図を声出し)。
    動画30秒で面角度と打点位置を自己チェック。
  • 成長目安:1週で生存本数+3、2週で反撃成功率+10%

まとめ

守備の正解は「まず生き延びる」。

高ブロックで時間を稼ぎ、合図が来たら1球だけ強気に反撃。

配置・面角度・足運びを具体化すれば、終盤の一本が拾えます。

まずは10分×3本から。

今日の練習に差し込んで、守りを攻めの起点に変えましょう。

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