フォアハンド・ディンクが安定する6つの具体策|握り・角度・足の使い方まで

コラム

フォアハンド・ディンクが「地味に強い」具体的な場面

キッチンで相手の球が“ちょい浮き”した瞬間、強打じゃなくディンクで主導権を取れます。

おすすめは「相手のバック足元」へ転がすイメージ。

相手は前に出づらく、返球が浮きやすいです。

  • 狙い:相手の足元 or 体の真ん中です
  • 目的:強打させず、先に“浮き球”を引き出します
  • 判断:余裕がない時は安全にクロス(※斜め)です

グリップはコンチネンタルを基準にする握り方

コンチネンタル(※包丁みたいな握り)は「次の球に備えやすい」のが強みです。

目安は、握ったとき手の“V字”がグリップ上面寄り。

握りはギュッとせず6〜7割。

構えはおへそ前で面を少し開きます。

  • OK:ディンク後にカウンター(※速い切り返し)へ移行しやすいです
  • NG:握りが厚すぎると持ち替えが増えます
  • 両手バック(※両手で打つ)なら状況で微調整OKです

パドル先端は下:角度と当て方の目安

先端(ティップ)を下にして、下→上へ“軽くこする”のが基本です。

面の角度はだいたい30〜45度で、当てる位置は体の少し前。

ネットの10〜20cm上を通す気持ちで、力は入れずに“置く”感じが安定します。

  • 目的:トップスピン(※前回転)で低く沈めます
  • NG:先端が上だと浮きやすく叩かれます
  • コツ:手首をこねず、前腕ごと小さく動かします

面がかぶらない「バットキャップ先行」チェック法

面をかぶせる(※上から押さえて閉じる)と、ネット直行か変に浮きます。

合言葉は「バットキャップ(※グリップのお尻)を先に前へ」。

スマホで横から撮って、打点で面がコートに向いたままかチェックすると一発で直ります。

  • チェック:打点で“面が見える”=かぶりにくいです
  • NG:先端を先に出すと手首が折れやすいです
  • 10回練習:バットキャップ→当てる→小さく収める、だけです

振り終わりは同じ側:浮かせないフォロースルー

フォロースルー(※振り終わり)が反対肩まで行くと、球がポンっと浮きやすいです。

右利きなら「右ポケットの前で終える」くらいでOK。

肘は体の前に残し、パドルを背中側へ回さないのがキッチンの鉄則です。

  • クロスコート(※斜め)でも振りは小さくです
  • インサイドアウト(※内→外の軌道)も“終点”は同じ側です
  • 目標:振り終わりが胸の前から消えないことです

最後はバランス:足の置き方と10分ドリル

上半身の技より、足が整うと急に安定します。

基本は肩幅、つま先は少し外、膝は曲げたまま。

相手が打つ瞬間にスプリットステップ(※小さく跳ねて着地)すると反応が速くなります。

10分ドリルは“連続で低く返す”だけで十分効きます。

  • 10分ドリル:クロスで10本連続→ミスったら0に戻すです
  • 目標:毎回ボールの後ろに入り、低さを保ちます
  • NG:立ち上がると打点がズレて浮きます

まとめ

フォアハンド・ディンクは「狙い(足元)」「握り(コンチ)」「角度(先端下)」の3点セットで一気に安定します。

面がかぶる人はバットキャップ先行、浮く人はフォロースルーを同じ側で小さく。

最後は足とバランスが勝ちなので、まずはクロス10本ドリルで“低い成功体験”を積んでいきましょう。

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