プロ選手エリック・ラングの本音!ピックルボール国際大会の裏側レポ

コラム

 2025年4月のAPPフォートローダーデール・オープンに出場したプロ選手エリック・ラングのブログから、大会の様子や練習風景、選手同士のリアルなやりとりを紹介!

練習の工夫や時差ボケ対策まで、プロの本音が詰まった1日を追体験してみよう。

パートナーとの練習は超重要!試合前日の過ごし方

ラング選手は、ミックスダブルスで組むペイ選手(台湾出身)と、午後に1ゲームだけの実戦練習を行いました。

たった1ゲームとはいえ、戦術確認はガチ。

左右どちらのサイドでプレーするか、※サーブリターン時にどちらがクロス(相手コート斜め方向)に入るか、さらには※サードショット(相手のリターンに対する3打目)を誰が担当するかまで細かくすり合わせたそうです。

ペイ選手は、シングルスで決勝に進出していることもあり、絶好調。

ラングは「もう好きにプレーして!」というくらい彼女の勢いに信頼を寄せています。

信頼関係と役割分担の明確化。これが勝利のカギなんですね。

大会当日の天気と環境は要チェック

大会当日は、フロリダ特有の湿気と強風というなかなか過酷なコンディション。

風向きはコートによって違い、試合中にもクルクル変わる「うねり風」。

その中で選手たちは、※ロブ(高く上げるショット)が流されないように調整したり、太陽の位置を考えて立ち位置を決めたりと、予想以上に「自然との戦い」も重要になってきます。

ラングは「どっちの面を取るかだけで、試合展開が変わる」と語っていました。

屋外コートならではの難しさに、経験値と対応力が試されますね。

リラックスのための夜のルーティン

試合前夜、ラングは8人のプレーヤー仲間たちと一軒家をシェアしていて、まるで合宿のような雰囲気。

練習のあとはシャワーを浴びて、近くのレストランで早めのディナー。

彼が好んで選ぶのは地中海料理やイタリアン。

「ヘルシーで消化にもいいから」とのこと。

メニューはチキンのエンパナーダ(南米風ミートパイ)とメロンジュースだったそうです。

帰宅後は、ココナッツウォーターを飲んで水分補給しながら軽く談笑。

あとはみんなより早く寝て、体をしっかり休める。

こうしたルーティンが、コンディションをキープする秘訣なんですね。

試合に向けた身体と心の準備

「いきなり試合でコートに立つと、感覚がズレる」。

そう話すラングは、大会前日を「慣らし」の時間としてフル活用。

午前はシングルス観戦、午後からは自分の※ドリル(特定技術を繰り返し練習)を1時間、その後ペイと1時間の実戦練習。

特に注目したいのは、環境の変化への順応。

フロリダの湿度や暑さ、コートの感覚など、普段のオレゴン州とは全く違う環境に体を慣らすことで、試合当日の違和感を減らしているのです。

プレー以外の準備も含めて「練習」という意識が、プロならではの深さですね。

海外遠征あるある?時差ボケ対策も大切

ラングはポートランド(西海岸)から3時間時差のあるフロリダ入り。

しかも直前まで家族とニューヨークでバケーションしていて、リズムもやや乱れ気味。

飛行機での移動後は、友人と夕食をとりながら時差を調整しつつ、現地時間に合わせて無理なく過ごしていました。

彼が気をつけているのは、「現地のリズムにすぐ乗ること」。

夜更かしを避けて、早寝早起きで体内時計を整えるようにしているそうです。

こうした小さな積み重ねが、試合当日のパフォーマンスに直結するんですね。

練習と観戦を通して感じるプロツアーのレベル

この日はラング自身が試合に出場しない日だったので、仲間の応援をしながら観戦と練習に時間を使いました。

特に、男子ダブルスのパートナーであるマックスが、風下の状況でどんな戦術を使っているかを間近で観察。

彼は「最近のAPPツアーはどの選手もレベルが高い。

※シード(上位ランク)だろうと、※予選上がりだろうと、1ポイント目から全力でいかないと危ない」と語っていました。

トーナメントの序盤から全開で戦う――それが今のプロツアーの“当たり前”になっているそうです。

まとめ

エリック・ラング選手の1日から見えるのは、ピックルボールが単なる技術勝負じゃないってこと。

自然環境への対応、パートナーとの連携、遠征での体調管理。あらゆる要素が試合に影響します。

彼のように、細部まで意識して準備することで、プレーの質も格段に変わるんですね。

大会の裏側には、こんなリアルな努力がある。

そう思うと、観戦ももっと面白くなりそうです!

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