2025年のPPA男子ダブルスを見ていると、「背が高い人が勝ってる?」という噂が現実味を帯びてきています。]
実際、180cm超えの選手たちがトロフィーを掲げる場面が圧倒的に増加中。
その傾向をデータでチェックすると…やっぱり来てました、“高身長旋風”!
男子ダブルスは高身長が有利?
PPA男子ダブルスの最近の試合を観ていると、180cmを超える“ビッグマン”たちが活躍するシーンが目立っています。
コートを広くカバーし、高い位置から打ち下ろすスマッシュ(※強烈に打ち込む攻撃ショット)は、高身長の武器そのもの。
試合後の表彰式でも、トロフィーの上に顔が見える選手が多く、まさに“見上げる強さ”が浸透してきています。
ペアの身長バランス別・優勝回数データ
2024年〜2025年4月までに行われた男子ダブルス決勝32試合を徹底調査!
- 両選手180cm超え:11回優勝
- 一人が180cm超え&もう一人が180cm未満:13回優勝
- 両選手180cm未満:8回優勝
ベン&コリン・ジョンズ兄弟のように、身長差ペアも多く、ここまではある程度バランスが取れています。
ただし「両選手が180cm超え」のペアは、徐々に優勝回数を増やしてきている点に注目です。
時系列で見る「高身長時代」の流れ
時間ごとに分析すると、“高身長優勢”の傾向はより明確に現れます。
- 2024年1月〜6月:180cm未満ペアが6回優勝。
- 2024年7月〜12月:180cm未満ペアはわずか2回に減少。
- 2025年1月〜4月:180cm未満ペアの優勝はなんと0回!
この流れから見ても、「サイズで勝つ」時代が加速しているのがわかります。
選手層や戦術が洗練されるにつれ、高さを活かしたプレーがより有効になっている印象です。
両選手180cm超えのペアが絶好調!
2024年8月のカンザスシティ大会以降に開催された19大会のうち、実に17大会で優勝したペアには180cm超えの選手が含まれています。
さらに直近の9大会中7大会では、両選手が180cmを超える“高身長ペア”が優勝。
特に、アンドレイ・ダエスクやデケル・バーといった長身プレイヤーたちは、前衛でネットを完全に制圧し、相手に自由を与えません。
彼らのポジショニングと手のリーチは、ダブルスにおける“壁”のような存在です。
レッドロック大会では全員180cm超え!
2025年3月の「レッドロック・オープン」では、男子で金メダルを獲得した選手全員が180cm以上という“高身長祭り”が発生。
- シングルス:ハンター・ジョンソン
- ダブルス:クリスチャン・アルション&アンドレイ・ダエスク
- ミックスダブルス:デケル・バー
特にミックスダブルスでのデケルの活躍は圧巻で、ペアの女性をうまくカバーしつつ、決定力のあるスマッシュを何本も決めていました。
「長身 × スマートな動き」の組み合わせが、勝利のトレンドです。
今後、身長は勝敗のカギになる?
2025年4月に行われたノースカロライナ・オープンでは、男子シングルス史上“最も身長の高い決勝”が実現。
ゲイブ・タルディオとロスコー・ベラミー、両選手ともに190cm近くのビッグサイズで、ネットプレーの迫力が段違い。
これからのPPAや世界の舞台では、単なるテクニックだけでなく、「高さ × 戦略性」がますます重要視されそうです。
プレーの幅と選手の身体能力、その融合が勝敗を左右する時代が来ています。
まとめ
2024年以降、PPA男子ダブルスで優勝するペアには「身長180cm以上」が共通項として目立ち始めています。
特に最近は、両選手とも高身長のチームが連勝を重ねるなど、“高身長旋風”は確実に加速中。
もちろん技術や戦略も超重要ですが、「高さ」がもたらすプレッシャーと有利さは無視できません。
これからのピックルボールは、“空間を制する者が勝つ”かもしれませんね!