相手を翻弄するハイブリッドショット「ドリップショット」

コラム

ピックルボールが進化する中で、新しいショットもどんどん生まれています。

その中でも「ドリップショット」は、ドライブとドロップを掛け合わせたハイブリッドショット!

相手の足元に沈む鋭いボールを打つことで、相手のミスを誘発し、試合の主導権を握ることができます。

この記事では、ドリップショットの特徴や打ち方、使いどころを詳しく解説します!

ドリップショットとは?

「ドリップショット」は、ドライブ(※強く速いショット)とドロップ(※ふわっと落とすショット)を組み合わせたショットです。

このショットのポイントは、ボールを強く打ちすぎず、適度なスピードでトップスピン(※前回転)をかけること。

その結果、相手の足元に急激に沈み、対応しにくいボールになります。

例えば、相手がネット前へ移動している最中にこのショットを打つと、無理な体勢でリターンを強いられます。

その結果、ポップアップ(※打ち上げてしまうミス)を誘発し、次の攻撃につなげやすくなるのです。

ドリップショットが強い理由

このショットが有効な理由は、大きく分けて4つあります。

  • 相手の移動を狙える 相手がネットへ詰める途中なら、足元に沈むショットでバランスを崩せる。
    特に、前進しながら打たせることでミスを誘いやすくなる。
  • ポップアップを誘発できる トップスピンで沈むボールは、相手が下からすくい上げる形になりやすく、チャンスボールを引き出せる。
  • 意外性がある 最後までドライブのように見えるので、相手が予測しづらい。
    ドライブを警戒している相手にとって、いきなり沈むボールは驚異。
  • ミスを減らせる ドライブよりコントロールしやすく、ドロップより攻撃的に使える。
    強打せずにプレッシャーをかけられる点も魅力。

ドリップショットの打ち方

  1. ドライブの構えでセット 最初は強いショットを打つように見せる。
    相手にドライブだと思わせることで、反応を遅らせる。
  2. パドル(※ラケット)の先端を下げる ボールの下にパドルを入れることで、トップスピンをかけやすくする。
    スライスではなく、前回転を意識する。
  3. スピンをかけながらスイング フォアなら「ワイパーのような動き」、バックなら「コンパクトなスナップ」で回転を加える。
  4. 狙いは相手の足元 特にネット前へ移動中の相手に打つと効果的!
    4〜5フィート(約1.2〜1.5m)先の足元をターゲットに。
  5. 打った後は前に詰める 弱いリターンが来る可能性が高いので、すぐに前進して攻める準備を!

こんな場面で使える!

ドリップショットを使うべきシーンを知っておくと、試合で活用しやすくなります。

  • 相手のリターンが深いが、ネットへ上がるのが遅いとき 相手が後方から走ってくるタイミングを狙うと、効果抜群!
  • ミックスダブルスで、パートナーが前衛で積極的に攻められるとき 相手のポップアップを誘い、パートナーの攻撃をサポートできる。
  • 相手がドライブとドロップのパターンに慣れてきたとき 戦術のバリエーションとして有効。
  • 試合の流れを変えたいとき 予想外のボールで相手を崩し、ペースを握る!

ドリップショットを習得するメリット

ドリップショットをマスターすると、プレーの幅が一気に広がります!

  • 攻撃の選択肢が増える ドライブとドロップの間のショットを持つことで、相手を翻弄できる。
  • 試合のペースをコントロールできる 速いラリーにも、ゆっくりな展開にも対応しやすくなる。
  • 相手に予測されにくい 最後までドライブと見分けがつきにくいため、相手の判断を遅らせられる。
  • ラリーの主導権を握れる 相手の足元を攻めることで、より優位な展開を作りやすくなる。

このショットを習得すれば、よりスマートに戦えるようになります!

まとめ

ドリップショットは、ドライブとドロップの良いとこ取りをしたハイブリッドショット。

相手の足元に沈めることで、ミスを誘発し、攻撃のチャンスを生み出せます。

正しいフォームを意識して練習すれば、試合での決定力がぐんと上がること間違いなし!

ぜひ練習して、試合で使いこなしてみてください!

タイトルとURLをコピーしました
303112345678910111213141516171819202122232425262728293012345678910