ピックルボール界の新星、アマンダ・ヘンドリー選手がシンシナティで開催された「2025 APP Vlasic Classic」に出場!
シングルスからダブルスまで全力で戦った彼女の試合の様子、練習や移動の工夫、仲間との絆までたっぷりお届けします。
リアルな大会の裏側をのぞいてみましょう。
準々決勝の死闘と次への課題
準々決勝では、ベテランのシャノン・プレトリウス選手と対戦。
シャノン選手のパスショット(※ネットを通して相手コートに鋭く打ち込むショット)はほぼ完璧で、アマンダ選手は防戦一方になる場面も。
それでもネットプレー(※ネット際に出て相手の攻撃をブロックまたはカウンターする戦術)で粘り強く応戦。
惜しくも敗れましたが「次はドロップボレー(※相手の強打をそっと返してリズムを崩す技)を磨きたい」と、前向きに課題を語りました。
敗戦後の切り替え術とは?
敗戦直後はすぐにクリス・ホーウォース選手とミックスダブルスの練習へ。
「部屋にこもるとずっと悔しさが残ってしまう。だからコートに戻って気持ちを切り替える」と話します。
ピックルボールの最大の魅力は“翌日すぐに再挑戦できる”ところ。
負けても気持ちを立て直し、次の試合に向けてすぐに準備するのがアマンダ流のリセット方法です。
初戦の熱戦とコーチ陣の支え
大会初戦はヘレン選手と対戦。
試合はどちらが先にネットを取るかの攻防戦に。
アマンダ選手はジャック選手とリチャード選手から「ネットに入るタイミング」や「冷静さを保つコツ」を細かくアドバイスされ、接戦を制しました。
「試合中に自己嫌悪に陥りそうなときも、2人が“次のプレーに集中しよう”と声をかけてくれて本当に救われました」と語っています。
車での遠征&現地滞在スタイル
今回は拠点のナッシュビルから車で4時間のドライブ。
「飛行機だと空港までの移動や待ち時間が面倒。でも車なら気楽に移動できる」と語るアマンダ選手。
シンシナティでは彼氏のジャック・フォスター選手とその父親と同室滞在。
ジャック選手の父親は3.0カテゴリー(※アマチュアの入門〜中級者クラス)に出場しており、家族ぐるみで大会を楽しむ和やかな雰囲気だったそうです。
友情とライバルのはざまで
大会ではジャック選手と親友のリチャード選手が直接対決。
「彼氏と親友の試合を見守るのは正直ソワソワした(笑)」とアマンダ選手。
試合はお互いに実力を認め合うフレンドリーな内容でしたが、ジャック選手は足首の故障に苦しみながらの出場。
年始には膝のケガもあり「今年は本当にケガ続きだけど、前向きに戦うジャックに誇りを感じた」と話していました。
2人の“クリス”と挑むダブルス
この大会でアマンダ選手はシングルスだけでなく、ダブルスにも挑戦。
ミックスダブルスではクリス・ホーウォース選手と、女子ダブルスではクリスティン・マドックス選手とペアを組みました。
「2人とも“クリス”でちょっと面白い(笑)」とアマンダ選手。
「シングルスの集中感も好きだけど、ダブルスはチームプレーの駆け引きがあって本当に楽しい」とダブルスへの情熱も語っています。
まとめ
2025 APP Vlasic Classicでのアマンダ・ヘンドリー選手は、シングルスの激戦やダブルスの連戦を通じて数々の経験を重ねました。
勝敗だけでなく、学びと成長、仲間との絆を実感できた大会となりました。
彼女のさらなる飛躍に期待が高まります!
次の試合も目が離せません!