メジャーリーグピックルボール(MLP)が、2025年のシーズンに向けて新しいルールとイベントスケジュールを発表しました!
特に注目すべきは、ダブルスのスコアリング方式が変更されたことや、チームロースターが拡大されたことです。
これからピックルボールを楽しむ方々にとって、見逃せない情報をわかりやすく解説します。
ダブルスのスコアリング方式が変更
2025年からMLPでは、ダブルスの試合で従来のサイドアウトスコアリングが復活します。
この方式では、サーブ権があるチームだけがポイントを獲得できるため、戦略性がさらに重要になります。
具体的には、試合は以下のように進行します:
- 試合は11ポイント先取で行われ、2ポイント以上の差で勝利が確定します。
- 一方、ドリームブレイカー形式(特別ルールの試合形式)は引き続きラリースコアリングを採用し、21ポイント制で4ポイントごとに選手交代が行われます。
このルール変更により、試合のテンポがよりダイナミックになることが期待されています。
また、ファンにもより親しみやすいゲーム形式となるでしょう。
プレミアチームのロースター拡大
これまで4名で構成されていたプレミアレベルのチームが、2025年から6名(男性3名、女性3名)に拡大されます。
この変更は、選手交代や戦術の幅を広げるだけでなく、ケガが発生した場合の対応力も向上させます。
具体的な運用ルール:
- 各チームは試合前日までに出場メンバーを確定。
- 試合中にケガが発生した場合、同じ性別の控え選手が交代します。
- 控え選手は、その日の残り試合と翌日の全試合に出場する必要があります。
例えば、木曜日の試合中に控え選手が交代で入った場合、その選手は金曜日の試合すべてにも出場する必要があります。
ケガをした選手は土曜日以降の復帰が可能です。
フリーエージェンシーと選手ドラフト
選手の獲得方法にも新たな仕組みが導入されます。
2025年シーズンでは、以下のフリーエージェンシーとドラフトルールが適用されます:
- 選手保持条件:
- 2024年のシーズン終了時にロースターに登録されていた選手。
- 2024年ドラフトで指名され、2025年までUPA契約が有効な選手。
- 保持期間の制限:
- 最大2名の選手を3年間保持可能。
- 最大1名の選手を2年間保持可能。
ドラフトとフリーエージェンシーのスケジュール:
- 2025年3月2日:プレミアレベルのドラフト。
- 2025年3月3日:チャレンジャーレベルのドラフト。
各チームはこの制度を活用して、自分たちの強みを生かした最強のロースターを構築することが求められます。
新しいシーズンスケジュール
2025年のシーズンでは、これまで以上にファンが楽しめるよう、全イベントがチームの地元市場で開催されます。
これにより、地元コミュニティとの結びつきが強化されることが期待されています。
主なスケジュール:
- レギュラーシーズン:4月から8月にかけて10回のイベントを実施。
- プレーオフ:8月に2週末を使って開催。
- MLPカップ:11月にシーズンを締めくくる大会として開催。
試合形式は、各チームが10イベント中5イベントに参加し、25試合を戦います。
ポイントシステムも明確化されており、以下のように配点されます:
- 3ポイント:規定試合での勝利(3-1または4-0)
- 2ポイント:ドリームブレイカーでの勝利(3-2)
- 1ポイント:ドリームブレイカーでの敗北(2-3)
- 0ポイント:規定試合での敗北(1-3または0-4)
ケガへの対応と新ルール
選手の安全を確保するため、MLPは新しいルールを導入しています。
- 負傷者リスト(IR):負傷者リストに登録された選手は、そのシーズン中の試合出場ができなくなります。
- ローン制度の廃止:プレミアロースターの拡大により、選手ローン制度は廃止されました。
また、ウェイバー期間は2025年のソルトレイクシティイベント後に一度だけ実施されます。
この期間中に契約可能な選手がチームに追加されます。
注目ポイントと今後の期待
MLPの2025年シーズンは、新ルールやスケジュールによってこれまで以上に魅力的な内容となっています。
ダブルスの伝統的なスコアリング方式の復活や、柔軟なロースター運用によって、試合の戦略性が大幅に向上。
ファンにとっても選手にとっても、ワクワクするシーズンになるでしょう。
ピックルボールのさらなる進化を見届けるため、ぜひ注目してみてください!