無名ラッパーがプロの頂点を倒した!アレックス・クラムの衝撃

コラム

音楽配信で100万回再生されているラッパーが、今度はピックルボールで快進撃!?


アレックス・クラムという無名の33歳が、わずか1週間で2つのプロツアーで“世界ランク1位”の選手を次々撃破。


「プロでもない」「スポンサーもない」「本業はテニスコーチ」──そんな彼のシンデレラストーリーが、今ピックルボール界で語り継がれています。

アレックス・クラムってどんな人?

クラムはアメリカ出身の33歳。学生時代はテニスで全米評価「4つ星」の実力者で、大学テニス部でも活躍。


でもプロの道は諦めて、海外でテニスを教える仕事に就きました。現在はアメリカでフルタイムのテニスコーチ。


さらに、「AC Baby」という名義でラップも制作していて、Apple Musicでは100万回以上の再生実績があります。


一見ただのマルチな人に見えるけど、ピックルボール界では完全に“ノーマーク”な存在だったんです。

ピックルボール歴はたった2年

クラムがピックルボールを始めたのは31歳のとき。

つまり、今からたった2年前の話。


最初は友人に誘われて、遊び感覚で始めたそうです。


普段は週1回、空いた時間にプレーする程度で、特別なトレーニングも受けていません。


ちなみにピックルボールとは、卓球・テニス・バドミントンの要素をミックスしたスポーツで、
「パドル」と呼ばれる板状のラケットで穴あきのボールを打ち合う競技。

反射神経と戦略力がモノを言います。

PPAツアーで世界1位を撃破!

今年5月、クラムはプロピックルボール協会(PPA)のアトランタ大会に予選から挑戦。


実力者たちがひしめく中、予選を突破して本戦へ進出すると、いきなり大暴れ。


モタ・アルフーニ、ゼイン・ナブラティルという上位選手を次々に撃破。


そして、なんと世界ランキング1位のフェデリコ・スタクスルードをフルセットの末に下し、観客を騒然とさせました。


会場の空気は「誰あれ?マジで!?」という驚きでいっぱい。

プロ契約なしの選手がトップを倒す…映画みたいな展開です。

APPツアーでもまさかの金星

この勝利が「まぐれ」じゃなかったことを証明する出来事が、すぐに起こります。


翌週、クラムはニューヨークで行われたAPPツアー(※別のプロ団体)の大会にも出場。


ここではAPP男子シングルス界で1年間無敗だったクリス・ホーウォースに挑戦。


結果は、なんとストレート勝ち!2週連続で別ツアーの世界1位を倒してしまいました。


これはまさに“ピックルボール界の下剋上”。SNS上でも話題沸騰で、「リアル・スポーツマンガかよ」と言われる始末です。

スポンサーなしの“リアル無名”

ここまで読んで「じゃあもうプロ選手なんでしょ?」と思った方、まだなんです。


驚くことに、クラムは今も無契約・スポンサーなし。純粋に「エントリーして出たら勝っちゃった」状態。


パドルも自前、旅費も自腹。

バックにチームもいなければ、専属コーチもいません。


だからこそ、彼の勝利には“ピュアな強さ”を感じるのです。


華やかなプロスポーツの裏で、こういう「野生のヒーロー」が出てくると燃えますよね。

今後の動きに注目が集まる!

今のところ、クラム本人は「今後もテニスコーチをしながら、出られる試合には出たい」と話しています。


でも今回の快進撃で、業界内からの注目は急上昇中。

近いうちにスポンサーやプロ契約の話も出てきそうです。


「本業じゃないけど、結果は出しちゃう」――そんなスタンスが若者の心をつかんで離さないのかもしれません。


次にどの大会に出るのか?

また誰を倒すのか?今、最も目が離せない男、それがアレックス・クラムです。

まとめ

アレックス・クラムは、音楽とテニスを軸に生きてきた男が、突如ピックルボール界で“伝説”を作った存在です。


準備された成功ではなく、「やってみたら勝てた」というリアルなストーリー。


彼の挑戦は、「挑戦に遅すぎるなんてことはない」という勇気を与えてくれます。


今後どんな道を選ぶのか、その一歩一歩に注目です!

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