ピックルボールをご存じですか?
近年急成長しているこのスポーツは、テニス、バドミントン、卓球を組み合わせたような競技です。
今年の「Veolia Milwaukee Open」は、そんなピックルボールの魅力が詰まった試合ばかり!
各決勝戦で繰り広げられた熱戦を、初心者にもわかりやすく解説します!
ミックスダブルス決勝:ブライト&フレイジャーの逆転劇!
アナ・ブライト&ディラン・フレイジャーが、ジェシー・アーバイン&ゲイブ・タルディオに11-13、 11-6、 11-9、 11-2で勝利しました。
試合序盤はアーバイン&タルディオのペース。
特に第1ゲームではブライト&フレイジャーがゲームポイントを取りきれず落とす展開に。
しかし、第2ゲーム以降は一変。
フレイジャー選手が16本ものクリーンウィナー(※相手が触れられない完璧なショット)を決め、試合の流れを引き寄せました。
特に第3ゲームで9-8とリードされた状況から逆転した場面は、会場全体が熱狂!
最大52ショットのラリーも飛び出し、手に汗握る試合となりました。
男子ダブルス決勝:スタクスルード&タルディオの圧勝劇
フェデリコ・スタクスルード&ゲイブ・タルディオが、ジェームズ・イグナトウィッチ&C.J.クリンガーを11-5、 11-2、 11-3のストレートで下しました。
この試合では、スタクスルード&タルディオの息の合った連携が光りました。
試合開始早々、第1ゲームで7連続得点を記録。
さらに第3ゲームの終盤でも6連続得点を決め、相手に反撃の余地を与えませんでした。
特筆すべきはクリーンウィナーの数が14本と圧倒的だったこと。
また、ミスショットも少なく、安定したプレーで試合を支配しました。
最大42ショットのラリーもあり、見ごたえ抜群の試合でした!
女子ダブルス決勝:ラリーの応酬が見どころ!
アナ・ブライト&レイチェル・ローラバッハーが、ジャッキー&ジェイド・カワモト姉妹を4-11、 11-6、 11-7、 10-12、 11-7で破りました。
この試合の最大の特徴はラリーの多さ!20ショット以上のラリーが65回、さらに50ショット以上の超長ラリーが10回もありました。
ブライト選手のオフェンシブラブ(※高い弧を描く意表を突いたショット)が試合を大きく左右した。
23本のラブショット中14本が成功し、そのラリーを制しました。
また、第4ゲームでゲームポイントを逃したものの、第5ゲームで粘り強く逆転勝利を収めました。
カワモト姉妹の奮闘も光る、激しい試合展開でした!
男子シングルス決勝:ジョンソンの粘り強さが光る試合
ハンター・ジョンソンが、フェデリコ・スタクスルードに11-4、 0-11、 11-3で勝利しました。
注目ポイントは第2ゲームでジョンソンが「ピックルド(※0得点で敗北)」される展開から、第3ゲームで見事に巻き返したところ!
スタクスルード選手が5-3でタイムアウトを取った直後、ジョンソンはそこから6連続ポイントを獲得。
特に、クリーンウィナーを14本決めた攻撃力と、ミスを最小限に抑えたプレーが勝因となりました。
13ショットのラリーもあり、スピーディーかつ戦略的な試合でした。
女子シングルス決勝:フェイヒーが魅せた逆転勝利
ケイト・フェイヒーが、趙依(ゾーイ)ワンを11-5、 5-11、 11-9で破り初優勝を果たしました。
試合の見どころは第3ゲーム。
8-6とリードされる苦しい展開から、一気に逆転して勝利を手にしました。
フェイヒー選手は今年、7大会でメダルを獲得しており、安定した実力を発揮しています。
特に、この試合では粘り強さが際立ちました。
最大14ショットのラリーが飛び出し、一瞬たりとも目が離せない試合内容でした。
ワン選手も初の決勝進出で奮闘を見せ、今後の活躍が期待されます!
まとめ:ピックルボールの奥深さと今後の展望
今回の「Veolia Milwaukee Open」は、ピックルボールの魅力がぎゅっと詰まった大会でした。
逆転劇、長いラリー、戦略的なショットなど、見どころは数えきれません!
選手たちの卓越した技術と試合運びを目の当たりにし、「ピックルボール面白そう!」と思った方も多いのではないでしょうか?
これからも注目を集めること間違いなしのピックルボール。
今からチェックしておけば、次の大会がもっと楽しめること間違いなしです!