2026年のメジャーリーグ・ピックルボールは、ダラス大会から新フォーマットで開幕します。
出場チーム、注目カード、順位ポイントの仕組みまで、観戦前に押さえたいポイントを具体的に解説します。
MLPダラス大会が2026年シーズンの開幕戦に
メジャーリーグ・ピックルボール、通称MLPの2026年シーズンが、ダラス郊外で開幕します。
MLPとは、プロ選手がチームに所属して戦う団体戦形式のリーグです。
個人戦のように1人の選手がタイトルを狙う大会ではなく、チーム全体で勝利を積み上げていくのが特徴です。
今回のダラス大会には、全20チームのうち11チームが出場します。
大会は金曜日から日曜日までグループリーグを行い、月曜日に順位ポイントを決めるための順位決定戦が行われます。
通常の今季MLPは木曜日から日曜日開催が中心ですが、今回はアメリカの祝日に合わせて月曜日まで行われる形です。
今年のダラス大会が注目される理由は、単なる開幕戦ではないからです。
2026年から新フォーマットが導入され、各イベントごとの順位がシーズン全体に大きく影響します。
つまり、開幕からいきなり「様子見」では済まされません。
各チームにとっては、最初の大会でしっかりポイントを取れるかどうかが、プレーオフ争いにもつながります。
新ルールにどのチームが早く対応するのか。
ダラス大会は、今季MLPの流れを読むうえでかなり大事な一戦になります。
出場11チームは2グループに分かれて対戦
ダラス大会では、出場する11チームが2つのグループに分かれて戦います。
グループAは5チーム、グループBは6チームという構成です。
各チームは同じグループ内の相手と対戦し、その勝敗によってグループ内順位が決まります。
グループAには、コロンバス・スライダーズ、ダラス・フラッシュ、ニュージャージー・ファイブス、オーランド・スクイーズ、フェニックス・フレームズが入っています。
昨年のファイナルに関わったチームや、注目選手を抱えるチームが多く、かなり濃い組み合わせです。
グループBには、ベイエリア・ブレイカーズ、カロライナ・ホッグス、ロサンゼルス・マッドドロップス、セントルイス・ショック、テキサス・ランチャーズ、ユタ・ブラックダイヤモンズが入ります。
こちらも強豪候補や若手注目株がそろっていて、どのカードも見逃せません。
MLPのチーム戦では、男子ダブルス、女子ダブルス、ミックスダブルスなど複数の試合が組まれます。
ミックスダブルスとは、男女1人ずつで組むダブルスのことです。
チームとして勝つには、1組だけが強いだけでは足りません。
たとえば、男子ダブルスで勝っても、女子ダブルスやミックスで落とせばチーム全体として苦しくなります。
だからこそ、各チームの選手層、ペアの相性、試合ごとの起用法が重要になります。
ダラス大会は、各チームの総合力がいきなり試される大会です。
注目カードはファイナル再戦と古巣対決
ダラス大会でまず注目したいのが、ニュージャージー・ファイブス対コロンバス・スライダーズです。
これは2025年MLPファイナルの再戦となるカードで、開幕大会からいきなりかなり熱い対戦です。
ファイナル再戦というだけで、選手にもファンにも特別な空気があります。
昨シーズンの悔しさを晴らしたいチーム、王者としての強さを見せたいチーム、それぞれの思いがぶつかります。
新シーズンの力関係を測るうえでも、かなり大きな意味を持つ試合になりそうです。
もうひとつの注目カードが、ニュージャージー・ファイブス対ダラス・フラッシュです。
この試合では、ジョージャ・ジョンソンが古巣であるダラス・フラッシュと初めて対戦します。
古巣対決は、スポーツではかなり盛り上がる要素です。
選手本人にとっては、以前のチームメイトやファンの前で新しいチームの一員として戦うことになります。
普通の1試合より、どうしても感情が乗りやすいです。
さらに、今季のニュージャージーにはアナ・リー・ウォーターズとジョージャ・ジョンソンという超注目ペアがいます。
女子ダブルスでもミックスダブルスでも、彼女たちの起用法が試合の流れを大きく左右しそうです。
コロンバス側では、パリス・トッドがチーム最初のイベントで出場停止となる点も大きなポイントです。
MLPでは1つのイベントがシーズン全体の20%を占めるため、主力不在はかなり痛いです。
その分、アリックス・チュオンやMLPデビューとなるダニエル・タウンゼントのプレーにも注目が集まります。
2026年から導入される新フォーマット
2026年のMLPでは、大会フォーマットが大きく変わります。
昨年までは、各イベントがレギュラーシーズンの試合をまとめて行う形に近く、「そのイベントの勝者が誰なのか」が少しわかりにくいという声がありました。
そこで今年から、イベントごとの順位と価値がよりはっきりする仕組みになりました。
まず大きな変更点は、全20チームが同じリーグで戦うことです。
これまでのようなプレミア、チャレンジャーという区分はなくなり、全チームが同じステージに立ちます。
各チームは、レギュラーシーズン全9イベントのうち5イベントに出場します。
1イベントごとの出場チームは基本的に11チームで、オーランド大会のみ12チームが参加します。
イベントごとに、5チームのグループと6チームのグループに分かれてグループリーグを戦います。
グループリーグの順位は、総勝利数で決まります。
同じ勝利数で並んだ場合は、直接対決やゲーム差が判断材料になります。
ゲーム差とは、試合内でどれだけゲームを取ったか、または失ったかを比べる指標です。
そしてイベント最終日には、各グループの同順位チーム同士が対戦します。
たとえば、グループAの1位とグループBの1位が戦い、イベント全体の1位と2位を決めるイメージです。
2位同士、3位同士も同じように対戦し、イベント順位が決まります。
この仕組みによって、ただグループ内で勝つだけでなく、最終日にどの順位でポイントを取れるかが重要になります。
イベントごとの緊張感がかなり増すフォーマットです。
順位ポイントがプレーオフ進出のカギに
新フォーマットで特に重要になるのが、イベント順位ポイントです。
これは、各イベントで最終的に何位になったかによってチームに与えられるポイントのことです。
このポイントをシーズン通して積み上げ、上位12チームがプレーオフに進みます。
ポイント配分は次のようになっています。
- 1位:25ポイント
- 2位:18ポイント
- 3位:15ポイント
- 4位:12ポイント
- 5位:10ポイント
- 6位:8ポイント
- 7位:6ポイント
- 8位:4ポイント
- 9位・10位:1ポイント
- 11位:0ポイント
このポイント表を見ると、上位に入る価値がかなり高いことがわかります。
1位は25ポイント、2位は18ポイントなので、優勝と準優勝でも7ポイント差があります。
さらに、3位と4位、5位と6位でも差があるため、順位決定戦の1試合がかなり重くなります。
つまり、グループリーグで1位を取ることも大切ですが、最終日の同順位対決で勝ち切ることも同じくらい重要です。
ここで負けると、同じグループ成績でも獲得ポイントが変わります。
プレーオフは3週間にわたって行われ、出場できるのはイベント順位ポイントの合計で上位12チームです。
1つの大会で大きく稼ぐチームもあれば、各イベントで安定してポイントを積むチームも出てくるはずです。
今年のMLPは、短期決戦の強さとシーズンを通した安定感の両方が求められます。
ダラス大会でどのチームが最初にポイントを稼ぐのか、ここはかなり注目です。
まとめ:ダラス大会は新シーズンの流れを占う一戦
2026年のMLPは、ダラス大会から新フォーマットでスタートします。
全20チームが同じリーグで戦うことで、これまで以上に選手層が濃くなり、各イベントの順位争いもわかりやすくなりました。
ニュージャージー対コロンバスのファイナル再戦や、ジョージャ・ジョンソンの古巣対決など、開幕から注目カードがそろっています。
さらに、順位ポイント制によって、グループリーグだけでなく最終日の順位決定戦にも大きな意味が生まれます。
ダラス大会は、ただのシーズン初戦ではなく、2026年MLPの勢力図を占う大事なイベントです。
新フォーマットに強いチームはどこなのか、開幕からしっかりチェックしておきたいですね。





