初めてのニューヨーク、初めてのAPP大会出場──アルマーン・バティア選手が語るピックルボール遠征の舞台裏。
大会での戦いだけじゃなく、現地のごはんや仲間との絆など、リアルなエピソードを交えてお届けします!
初出場のAPP大会は歓迎ムードでスタート
アルマーン選手が初めて参加したAPP大会は、オハイオ州シンシナティで開催されたものでした。
男子シングルスとミックスダブルスにはワイルドカード(※主催者が招待する出場枠)で参戦。
男子ダブルスは予選からの出場でしたが、「それも競技の一部」と前向きな姿勢。
大会運営チームはとても親切で、選手一人ひとりに丁寧な対応をしていたのが印象的だったそうです。
世界をまたいだ友情が力になる
今回の遠征では、以前から国際大会で出会った選手たちと再会できたのも大きなポイント。
昨年のUSオープンで築いた関係がそのまま続いていて、「まるで同窓会みたいな感じ」と笑顔で語ってくれました。
大会スタッフのケンさんとは、イングリッシュオープンで初めて話してからずっと連絡を取り合っており、「ようやく来てくれたね」と歓迎され、より一層の絆を感じたそうです。
ニューヨークといえば…やっぱりピザ!
月曜の夜、長い入国審査を経てようやくニューヨークに到着。
迎えに来てくれたのは、今回ミックスダブルスを組むシェルビー選手。
なんと彼女が大きなニューヨークスタイルのピザ(※一切れが大きくて薄めの生地)を差し入れしてくれて、疲れた体にしみる味だったそう。
翌朝は「エブリシング・ベーグル(※ゴマ、玉ねぎ、塩などいろんな具材がまぶされた人気ベーグル)」をクリームチーズとアボカドでサンド。
あまりの大きさに食べきるのに苦労したとか。
試合とグルメのバランスが大事
試合がある日は、しっかりコンディションを整えるのもプロ選手の仕事。
前夜はファストフードではなく、チキンとライス中心のヘルシーな夕食を選択。
前日には帰り道が大渋滞で、1時間半以上かかってようやく宿に戻れたそうですが、それでも体のケアは欠かさず、軽いストレッチと良質な睡眠を意識していたそうです。
遠征ではこうした「自己管理力」が、試合でのパフォーマンスに直結します。
熱戦続きのシングルスとミックス
シングルスでは、ラウンド16でケースィー選手と、準々決勝ではブレイン選手と対戦。
どちらも接戦で、特にブレイン選手との試合では12-14というスコアに。
「ブレインとは仲がいいけど、試合になると全力」と語っていました。
そして準決勝では、今大会でダブルスを組むローナン選手とガチ対決。結果は13-13と超接戦。
お互いの力を知っているからこその、手に汗握る試合になりました。
もっとAPP大会に出たい!
初めてのAPP出場で、運営の温かさ、選手同士のつながり、そして大会の雰囲気すべてが「また出たい!」と思わせてくれたそうです。
「ピックルボールがなかったら、ここまで来ることも、この人たちと出会うこともなかった」と語るアルマーン選手。
これからもさまざまな大会で、彼の活躍が見られそうです。
海外の大会を通じて、ピックルボールが世界中で人をつなげていることを改めて実感させられる遠征でした。
まとめ
アルマーン・バティア選手のAPPニューヨーク遠征は、ピックルボールを通じて世界とつながる魅力を存分に感じさせてくれるものでした。
試合、友情、グルメ──どれを取っても濃厚な体験ばかり。
今後さらにAPPの舞台で活躍する彼に注目しつつ、ピックルボールが広がる未来にも期待が高まります!