MLP2026第6週は、New Jersey 5sが3大会連続優勝で首位に浮上しました。
一方で負傷事故や番狂わせもあり、プレーオフ争いは一気に緊張感を増しています。
New Jersey 5sが3大会連続優勝
MLP2026第6週の最大のトピックは、New Jersey 5sの3大会連続優勝です。
ニューヨーク大会を制したことで順位ポイント25点を獲得し、総合ランキングでも1位に浮上しました。
さらに、この結果によってプレーオフ進出も確定。
シーズン中盤の段階で、リーグを引っ張る存在であることをはっきり示しました。
ただし、New Jerseyの週末は完璧ではありませんでした。
日曜午前にはTexas Ranchersに敗れる波乱がありました。
グループ順位には大きく影響しない試合だったとはいえ、中位チーム相手の敗戦は少し気になる材料です。
それでもすぐに立て直し、日曜午後にはBrooklyn Pickleball Teamを撃破。
New Jerseyの強さは、1人のスターに頼りきるのではなく、6人全員が役割を果たせるチーム力にあります。
特にAnna Leigh WatersとJorja Johnsonの女子ダブルスは無敗をキープしており、どの相手にも大きなプレッシャーをかけられる武器です。
注目ポイントは次の通りです。
- ニューヨーク大会で優勝し、3大会連続タイトルを達成
- 順位ポイント25点を獲得し、総合1位に浮上
- プレーオフ進出を確定
- Texas戦の敗戦は今後への小さな不安材料
- WatersとJohnsonの女子ダブルスが圧倒的な安定感
映像ボード事故で安全面にも注目
今大会では、試合結果だけでなく安全面にも注目が集まりました。
Brooklyn Pickleball Teamのレイチェル・ローバッカーが、強風で倒れたベースライン付近のLEDボードに接触し、脚を負傷したためです。
ベースライン(※コート後方のライン)は選手が深いボールを追う場面で近づく場所なので、そこでの事故はかなり怖い出来事でした。
リーグは事故後、ボードを固定し、追加の安全対策を行ったと発表しました。
幸い重大なけがではないとされていますが、ローバッカーはその後しばらく女子ダブルスを欠場。
代わりにハンナ・ブラットが出場し、Brooklynの戦いを支えました。
ピックルボールは屋外イベントも多く、風や天候の影響を受けやすいスポーツです。
選手の近くに設置する広告ボードや映像設備は、見栄えや演出のために重要ですが、安全性が最優先であることを改めて感じさせる出来事でした。
事故の流れは次の通りです。
- 強風でベースライン付近のLEDボードが倒れる
- ローバッカーが脚を負傷
- 試合が一時中断
- Bay Area Breakersは進行中の女子ダブルスを棄権
- Brooklynはハンナ・ブラットを代役として起用
St. Louis Shockが首位争いを猛追
ランキング2位のSt. Louis Shockも、今季の優勝候補としてかなり強烈な存在感を放っています。
戦績は20勝2敗。数字だけ見ても文句なしですが、さらにすごいのは「強い相手に勝っている」という点です。
直近のMLP St. Peteでは、Columbus、Palm Beach、Orlando、Texasというプレーオフ候補がそろう厳しいグループで5戦全勝を記録しました。
しかも大会の締めくくりでは、実力派のLos Angeles Mad Dropsを相手にスイープ勝利を収めています。
スイープ(※相手に1試合も取らせず勝つこと)は、ただ勝つだけでなく、内容でも圧倒したことを意味します。
今のSt. Louisは、勢いだけでなく完成度の高さも感じさせるチームです。
New Jerseyが1位にいる理由は、3大会優勝とポイント面の実績です。
ただ、直近の強さだけで見るなら、St. Louisをトップ評価したくなる人も多いはずです。
7月初旬のミッドシーズントーナメント(※シーズン途中に全チームが参加する大会)で優勝すれば、リーグの空気は一気にSt. Louis中心に変わる可能性があります。
注目ポイントは次の通りです。
- 戦績は20勝2敗と圧倒的
- プレーオフ候補が多いグループで5戦全勝
- Los Angelesを相手にスイープ勝利
- 次の大会で優勝すれば最有力候補に浮上
- New Jerseyとの直接対決の再戦にも注目
Brooklynは主力不在でも2位を確保
Brooklyn Pickleball Teamは、ローバッカーの負傷という厳しい状況に見舞われながらも、ニューヨーク大会で2位に入り、順位ポイント18点を獲得しました。
もし大会前に「主力を欠いても2位で終える」と聞かされていたら、チームとしては十分に受け入れられる結果だったはずです。
特に大きかったのは、代役のハンナ・ブラットがしっかり役割を果たしたことです。
チーム戦では、スター選手の強さだけでなく、控えや代役がどれだけ踏ん張れるかも勝敗を分けます。
Brooklynはその意味で、チーム全体の底力を見せました。
ただし、Brooklynはここ数シーズンけがや体調不良に悩まされています。
昨年はDekel Barが病気やけがで長期離脱し、今季もRiley NewmanやRohrabacherが万全ではない時期がありました。
逆に言えば、全員が健康な状態でそろえば、プレーオフでかなり危険なチームになります。
Brooklynのポイントは次の通りです。
- ローバッカー不在でも大会2位
- 順位ポイント18点を獲得
- ハンナ・ブラットが代役として奮闘
- けが人が戻れば戦力は一気にアップ
- プレーオフでは上位チームを倒す可能性あり
TexasとDallasが中位争いを動かした
中位争いで大きく評価を上げたのがTexas Ranchersです。
先週のトレードでKaitlyn Christianを獲得した効果が、すぐにコート上に出ました。
特に混合ダブルス(※男女1人ずつで組むダブルス)で組み合わせがハマり、チームの勝ち筋がかなり見えやすくなっています。
TexasはOncinsとJansenを今季初めてペアにし、このコンビが4勝1敗を記録しました。
さらにAcevedoとChristianのペアも3勝2敗と安定。New JerseyとDallasに勝ったことは、プレーオフ争いに向けてかなり大きな意味があります。
一方、Dallas Flashも復調ムードです。
MLP Austinでは1勝4敗、順位ポイントゼロというかなり苦い結果でしたが、今週は4勝2敗。
敗れた2試合もDreambreaker(※チーム戦の決着をつける最終タイブレーク形式)での接戦でした。
内容は上向きですが、Texasとの直接対決に敗れたため、ランキングではTexasより下になっています。
中位チームの見どころは次の通りです。
- Texasはトレード補強がすぐに成功
- OncinsとJansenの混合ダブルスが4勝1敗
- New JerseyとDallasに勝利
- Dallasは4勝2敗で復調気配
- Dreambreakerでの接戦を勝ち切れるかが今後の課題
プレーオフ争いは終盤戦へ突入
第6週を終え、プレーオフ争いはかなり輪郭が見えてきました。
New Jersey 5sとSt. Louis Shockはすでにプレーオフ進出を確定させています。
一方で、Orlando Squeeze、SoCal Hard Eights、Las Vegas Night Owls、Chicago Sliceあたりは、残り試合の結果次第で一気に立場が変わりそうです。
SoCalは開幕直後に1勝4敗と出遅れましたが、その後の10試合で6勝4敗と巻き返しています。
Chicago、Texas、Las Vegasに勝ったことで、プレーオフ圏内に踏みとどまる形になりました。
反対にChicagoは今週0勝4敗で、かなり痛い1週間になっています。
下位チームでは、Carolina HogsがPalm Beach Royalsを破る大番狂わせを起こしました。
Carolinaは全体では苦しいシーズンですが、こうした一発があるからリーグ戦はおもしろいです。
上位チームにとっても、下位相手だから安全とは言えません。
今後のチェックポイントは次の通りです。
- New JerseyとSt. Louisはプレーオフ確定
- Los Angeles、Brooklyn、Columbusも上位争いを継続
- SoCalはプレーオフ圏内へ上昇中
- Chicagoは失速で苦しい立場
- 下位チームの番狂わせが順位争いを左右する可能性あり
まとめ
MLP2026第6週は、New Jersey 5sの3大会連続優勝と首位浮上が最大のニュースでした。
ただし、St. Louis Shockの内容もかなり強く、トップ争いはまだ決着したとは言えません。
Brooklynの負傷アクシデント、Texasのトレード成功、Dallasの復調、SoCalの巻き返しなど、リーグ全体の流れも大きく動いています。
ここからはプレーオフ進出だけでなく、どの順位で進むかも重要になります。
1試合の勝敗、1つのDreambreaker、1人の復帰がシーズンの流れを変える段階に入ってきました。
MLP2026はここからさらにヒリヒリする展開になりそうです。

