Franklin C45とは?—パワーを秘めた新時代のパドル
Franklinが送り出す「C45」は、同社初のパワーパドルであり、最新技術を取り入れた渾身のパドルです。特に注目すべきは、スピンとパワーの両立を目指した設計。さらに、カスタマイズによってその真価が引き出せるという点も特徴です。
購入前に知っておきたい基本情報
C45の価格は¥43,780(税込)で、ハイブリッド形状のため、優れた設計となっており、USAPおよびUPAAのダブル認証を取得しているため、公認大会でも使用可能です。
C45の構造—ダブルサーモフォーミングの秘密
このパドルの最大の特徴の一つがダブルサーモフォーミング加工
C45はダブルサーモフォーミングという特殊な製造プロセスで作られています。
このプロセスにより、パドルの構造が一度ではなく二度強化され、驚異的な強度を実現。
さらに、一体型デザイン(ユニボディ)の剛性が向上し、不快な振動を軽減。
より安定した打球感とパワーを兼ね備えた、ハイパフォーマンスなパドルです。
カーボンファイバー配置のこだわり—45°の角度がもたらすメリット
C45のカーボンファイバー配置は、一般的な配置ではなく、45°というユニークな設計がされています。
T700カーボンファイバーを採用し、表面にピールプライ加工を施しています。
45度の角度で配置することで、パドル全体に均一で精密なテクスチャーを実現。
この設計により、ボールとの摩擦が最大化され、圧倒的なスピン性能を発揮。
プレイヤーは、打った瞬間に感じる抜群のグリップ力とスピンの効きに驚くはず!
- 反発力を適度に抑えながらも、
- スピン性能を高め、
- コントロール性を向上。
バランスの取れたパドルに仕上がっています。
実際の性能データ—スピン・パワー・ハンドスピードを徹底分析
測定データによると、
- スピン:高評価
- パワー:強力
- ハンドスピード:非常に速い
ただし、スイートスポットが狭いため、そのままでは扱いづらさを感じることも。
プレイ時の感触—スイートスポットの狭さと軽量さの影響
C45はデフォルトのままだと軽量でスイートスポットが小さく、「ボールに押し負ける」感覚があります。そこで、カスタマイズが重要になってきます。
自分に合ったカスタマイズで最高の一本を作り上げるのがこのパドルの神髄です!
カスタマイズ必須!パフォーマンスを引き出す方法
C45の潜在能力を最大限に引き出すためには、以下の改造が推奨されます。
- タングステンテープの追加
- グリップの変更
- フリックウェイトの装着
これにより、スイートスポットの拡大と安定性向上が可能となります。
トッププロの重り カスタマイズ紹介
ヘイデン・パトリキン(Hayden Patriquin)
✅ カスタマイズ方法
- パドルの四隅に鉛テープを貼り、最終的な重量を8.9オンス(252g)に調整。
- 使う鉛テープの量は、元のパドルの重量によって変えている。
🔹 目的
- 四隅に重りをつけることで、スイートスポットを広げ、コントロールとパワーを両立。

JWジョンソン(JW Johnson)
✅ カスタマイズ方法
- パドルの元の重量に応じて、重量を調整。
- 底辺の両側と、上部の両側にそれぞれ1gの鉛テープを追加。
- 最終的な重量を7.74~8.04オンス(219~228g)に調整。
🔹 目的
- 均等に重さを分散させ、スイング時のバランスを最適化。

ジョルジャ・ジョンソン(Jorja Johnson)
✅ カスタマイズ方法
- カスタマイズなし(そのままの重量で使用)。
- パドルの標準重量(7.6~7.9オンス / 215~224g)が自身のプレースタイルに合っているため、追加の調整をしていない。
🔹 目的
- パドルの元のバランスとフィーリングを活かし、操作性を重視。

パリス・トッド(Parris Todd)
✅ カスタマイズ方法
- 鉛テープではなく、タングステンテープを使用。
- パドル全体の周囲に薄いテープを貼ることで、バランスを調整。
- グリップの両側にも重りを追加。
- 最終的な重量は8.2~8.3オンス(232~235g)。
🔹 目的
- タングステンテープは鉛よりも高密度で、少ない量で適切な重量調整が可能。
- グリップ部分にも重りを追加することで、スイングの安定性を向上。

ウィル・ハウエルズ(Will Howells)
✅ カスタマイズ方法
- パドルによって元の重さが異なるため、重さを調整。
- 上部両側に2gずつ、底部両側に2gずつのテープを貼る(計4本)。
- 最終的な重量を220g / 225g / 230gの3パターンで調整。
- 環境に応じて異なる重量のパドルを使用。
🔹 目的
- 温度や湿度などの環境に応じてパドルのバランスを変え、最適なプレーを実現。

Franklinの復活—2025年、トップパドルメーカーへの回帰
Franklinは一時低迷していましたが、C45の登場で再び注目を集めています。特に、耐久性を考慮した設計が評価されており、今後の展開にも期待が高まります。
ブレイクイン問題—C45は変化するのか?
通常、新しいパドルは使用を重ねるうちに特性が変化(ブレイクイン)することがあります。C45はブレイクインを最小限に抑える設計ですが、フォームの変化がどの程度起こるかはプレイヤーの声を集めていく必要があります。
結論:C45は軽量パワーパドルとして優秀ですが、カスタマイズによってさらに強力な武器になります。プレイスタイルに合わせた改造を施すことで、その真価を存分に発揮できるでしょう!
