PPAツアーが、ヨーロッパ9カ国で全20大会を行う新シリーズを発表しました。
賞金総額は54万5,000ユーロ。
大会カテゴリーや開催国の内訳、選手がランキングを上げる仕組みまで詳しく紹介します。
PPAツアー・ヨーロッパの概要
PPAツアーは、2026年から2027年にかけて行う新シリーズ「PPAツアー・ヨーロッパ」の創設を発表しました。
ヨーロッパ9カ国を巡り、合計20のプロ大会を開催する大規模なサーキットです。
サーキット(※複数の都市や会場を巡り、各大会の成績を年間順位につなげるシリーズ)では、選手が大会ごとに賞金やランキングポイントを獲得します。
1大会だけの結果で王者を決めるのではなく、シーズンを通した安定感が求められるのが特徴です。
ヨーロッパで本格的にプロ活動を続けるための新しい舞台が整います。
9カ国に振り分けられた20大会
開催国はスペイン、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、イギリス、アンドラ、ポーランド、スロベニアの9カ国です。
なかでもスペインは4大会、フランス、ドイツ、イタリアは各3大会と、主要な開催地域になっています。
ポルトガルとイギリスでは各2大会、アンドラ、ポーランド、スロベニアでは各1大会を予定。
南ヨーロッパから中欧、東欧まで幅広くカバーする構成です。
選手は複数の国を移動しますが、北米などへ遠征する場合と比べ、移動距離や時差の負担を抑えながらプロ大会へ継続的に挑戦できます。
- スペイン:4大会
- フランス:3大会
- ドイツ:3大会
- イタリア:3大会
- ポルトガル:2大会
- イギリス:2大会
- アンドラ:1大会
- ポーランド:1大会
- スロベニア:1大会
大会カテゴリーと賞金の仕組み
初シーズンの賞金総額は54万5,000ユーロです。
大会は規模によってPPA 500、PPA 250、PPA 125などに分けられ、数字が大きい大会ほど賞金や獲得ポイントの価値が高くなります。
発表された内訳では、PPA 500が2大会で各7万ユーロ、PPA 250が11大会で各2万5,000ユーロ、PPA 125が6大会で各1万ユーロです。
残る1大会がシーズン最終戦のPPAファイナルズ・ヨーロッパに当たるとみられます。
選手は自分の実力や順位に合わせて大会へ出場し、より上のカテゴリーを目指します。
- PPA 500:2大会、1大会7万ユーロ
- PPA 250:11大会、1大会2万5,000ユーロ
- PPA 125:6大会、1大会1万ユーロ
- シーズン最終戦:2027年5月開催予定
2027年5月の欧州ファイナルを目指す
初シーズンの締めくくりとなるのが、2027年5月開催予定の「PPAファイナルズ・ヨーロッパ」です。
ツアーを戦う選手にとって、この最終大会への進出がシーズンの大きな目標になります。
各大会で獲得するランキングポイント(※大会の成績と規模に応じて加算される順位決定用の得点)が重要になるため、一度の優勝だけでなく、複数大会で上位へ入り続ける安定感が必要です。
どの大会へ出場するか、遠征中の疲労をどう管理するかも勝負の一部。
技術に加えて、年間スケジュールを組み立てる力が問われます。
欧州選手がプロを目指しやすい環境へ
これまでヨーロッパの選手が継続的にプロ大会へ出場するには、北米などへの長距離遠征が必要になる場合がありました。
航空券や宿泊費に加え、時差や移動疲労も大きく、実力があっても挑戦を続けにくい選手が出る可能性があります。
新ツアーでは、ヨーロッパ内を移動しながら、年間20大会で賞金とポイントを獲得できます。
まずPPA 125で経験を積み、PPA 250、PPA 500へステップアップする道も見えてきます。
国内大会から地域ツアー、そして世界レベルへと続く、わかりやすい成長ルートが生まれるのが大きなポイントです。
世界ランキングと国際展開への影響
PPAツアーは、各地域の大会を一つの世界ランキングへつなげる仕組みも進めています。
チャレンジャー大会、国際大会、主要ツアーなどの結果を共通のランキングへ反映し、大会規模に応じて獲得ポイントを調整する方式です。
現在、シングルス、ダブルス、混合ダブルスのトップ20には、合計18カ国の選手が入っています。
ヨーロッパの大会数が増えれば、現地選手が世界ランキングを上げるチャンスも拡大。
異なるプレースタイルを持つ選手同士の対戦が増え、競技全体のレベルアップにもつながりそうです。
まとめ
PPAツアー・ヨーロッパは、9カ国で20大会を行い、総額54万5,000ユーロの賞金を懸けて争う新シリーズです。
PPA 125からPPA 500まで大会規模が分かれ、選手は経験を積みながら上位カテゴリーを目指せます。
最終目標は2027年5月のPPAファイナルズ・ヨーロッパです。
ヨーロッパから新しいスター選手が誕生し、世界ランキングへ進出する流れが加速しそうです。


