JOOLA新作「POWER FX」登場へ!初のフルフォーム構造とパワー性能をわかりやすく解説

コラム

ピックルボール用品メーカーのJOOLAが、新作パドル「POWER FX」を2026年9月30日に発売予定です。

最大の注目ポイントは、ブランドとして初めてフルフォーム構造を採用すること。

これまで独自コア技術を重視してきたJOOLAが、新しい設計でどんなパワー性能を見せるのか注目が集まっています。

JOOLA新作「POWER FX」が9月30日に登場予定

ピックルボールパドルの人気ブランドJOOLAから、新モデル「POWER FX」が2026年9月30日に発売される予定です。

現時点では重量、パドルの厚さ、フェイス素材、グリップの長さなど、細かなスペックはまだ公開されていません。

ただしJOOLAは、このモデルについて「すべてのショットで力まずにパワーを生み出せるよう設計したパドル」と説明しています。

つまりPOWER FXは、単純に強く振って速いボールを打つためだけではなく、プレーヤーが過剰に力を入れなくてもボールスピードを引き出しやすい設計を狙っている可能性があります。

ピックルボールでは、サーブやドライブのような強打だけでなく、素早いボレーの打ち合いでもパドルの反発力が重要になります。

そのため、少ないスイングでもスピードが出しやすければ、攻撃の選択肢を増やせる可能性があります。

現時点で明らかになっているポイントを整理すると、次の通りです。

  • モデル名:POWER FX
  • 発売予定日:2026年9月30日
  • JOOLA初のフルフォーム構造を採用
  • パワー性能を意識したモデル
  • 詳細スペックは未発表

既存シリーズの小さな改良ではなく、「JOOLA初」という明確な特徴を持っているだけに、新しいカテゴリーのモデルとして注目したいところです。

最大の特徴はJOOLA初のフルフォーム構造

POWER FXで最も注目されているのが、JOOLAとして初めて採用される「フルフォーム構造」です。

フルフォーム(※パドル内部の広い範囲をフォーム素材で構成する設計)は、ここ数年で急速に存在感を高めているパドル技術です。

従来型のピックルボールパドルでは、内部にハニカムコア(※蜂の巣のような六角形の構造を持つ芯材)を使うモデルが多く見られます。

軽さを保ちながら適度な反発力と剛性を確保しやすいのが特徴です。

一方、フォームを活用するパドルでは、素材や密度、内部での配置方法によって性能を細かく調整できます。

例えばフォームの設計によって、

  • ボールを弾き出す反発力
  • 芯を外したときの安定感
  • 打球時の振動
  • スイートスポット(※安定したショットを打ちやすい範囲)
  • ボールがパドルに当たったときの硬さや柔らかさ

などが変化する可能性があります。

ここで大切なのは、「フルフォーム=必ずパワーが強い」というわけではないことです。

柔らかめのフォームを使えばボールを受け止める感覚を出しやすくなり、硬めのフォームや反発を意識した構造ならスピード重視の仕上がりにもできます。

POWER FXでは、JOOLAがどの種類のフォームをどのように配置しているのかがまだ公開されていません。

だからこそ、単に「フォームを使った」という部分だけではなく、JOOLAが初めてのフルフォーム構造をどんな性能に仕上げてくるのかが大きな見どころです。

なぜ今までJOOLAはフォームを採用しなかった?

今回のPOWER FXが注目される理由は、JOOLAがこれまでフォーム構造に慎重な姿勢を取ってきたからです。

2025年半ば頃から、ピックルボールパドル市場ではフォームを使った新モデルが次々に登場しました。

そのためJOOLAが2026年初めに「Pro V Series」を発売した際には、一部のレビュー関係者やプレーヤーから「なぜ今でもフォームを使わないのか」という声も出ていました。

ただしJOOLAは、流行している技術だからという理由だけで新構造を採用する姿勢を取りませんでした。

同社が重視していたのが、独自技術のPropulsion Coreです。

Propulsion Core(※ボールにエネルギーを伝え、反発性能を高めるために設計されたJOOLA独自の内部構造)は2024年以降のパドルに使われてきました。

当時JOOLAのエンジニアは、フォーム構造がこのPropulsion Coreを明確に上回る性能向上につながるとは考えていないと説明していました。

つまりメーカー側の考え方としては、

  • 市場で流行しているか
  • 他社が採用しているか

ではなく、

  • 実際に性能が向上するか
  • プロレベルのプレーでメリットがあるか

を重視していたことになります。

そのJOOLAが今回、あえてフルフォーム構造を採用するという点はかなり興味深いところです。

フォーム技術が進化したことでJOOLAが求める性能水準に達したのか、それとも独自のフォーム設計を完成させたのか。

詳細はまだ分かりませんが、従来の開発方針を考えると、単純に流行を追っただけのモデルではない可能性があります。

2026年はフォームパドルがさらに進化

フォームパドルの世界は、2025年から2026年にかけて大きく変化しています。

フォームというと「柔らかい素材をパドルの中に入れるだけ」というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし実際には、素材の種類や密度、形状、配置方法によって性能が大きく変わります。

2025年頃にフォームモデルが増え始めた当初は、「強い反発を出すための新技術」として注目されることが多くありました。

その後、メーカー各社がさまざまな設計を試すようになり、2026年には単純なパワーだけではなく、安定性やコントロール性能まで含めて調整されたパドルが増えています。

フォーム構造によって狙える性能としては、例えば次のようなものがあります。

  • 反発力を高めてボールスピードを出しやすくする
  • 芯を外したときのパワーロスを抑える
  • スイートスポットを広くする
  • 打球時の振動を抑える
  • 柔らかいタッチを出しやすくする
  • ボレー時の安定感を高める

特にピックルボールでは、同じ1本のパドルで強打と繊細なショットの両方を打つ必要があります。

ベースラインからはドライブを強く打ちたい一方、ネット付近ではディンク(※ネット近くへ柔らかく落とすショット)やドロップ(※相手のキッチン付近へ柔らかく落とすショット)をコントロールする必要があります。

そのため最近のパドル開発では、「強いだけ」ではなく、「パワーを出せるのに短いショットも扱いやすい」という両立が重要になっています。

JOOLAがPOWER FXでどこまでこのバランスを作り込んでいるのかは、かなり気になるポイントです。

「POWER」の名前通りパワー性能に期待

「POWER FX」というモデル名とJOOLAの説明を見る限り、このパドルはかなりパワー性能を意識した設計になりそうです。

ただ、ピックルボールでいう「パワーパドル」は、単純に思い切り振ったときだけ速いボールが出るパドルではありません。

実戦ではむしろ、コンパクトなスイングでもボールを速く飛ばせるかどうかが重要になる場面があります。

例えばネット付近では、相手から速いボールが飛んでくるため、大きく振る時間はありません。

その中で短いスイングから速いボレーを返せれば、相手にプレッシャーをかけやすくなります。

POWER FXがパワー性能を高めたモデルであれば、次のようなショットでメリットが出る可能性があります。

  • 深いサーブで相手を後ろへ押し込む
  • ベースラインから速いドライブを打つ
  • 第3打目で攻撃的なドライブを選択する
  • 浮いたボールを強くスマッシュする
  • ネット前の速いボレー交換で押し負けにくくする

一方で、パワー性能が高いパドルには注意点もあります。

反発が強すぎると、ディンクやドロップのような繊細なショットでボールが飛びすぎることがあります。

特に初心者の場合は、少し当てただけで想像以上にボールが伸びてしまうと、コントロールが難しく感じるかもしれません。

だからこそ、POWER FXの評価で重要になるのは「どれだけ飛ぶか」だけではありません。

パワーを出しやすい一方で、ネット前ではボールをしっかり抑えられるのか。

攻撃力とコントロール性能のバランスが、この新モデルの完成度を左右しそうです。

スペック未発表だからこそ今後の情報に注目

POWER FXについては「JOOLA初のフルフォーム」「パワー重視」という大きな方向性は分かっていますが、性能を判断するために重要な情報はまだ公開されていません。

まず確認したいのがパドルの厚さです。

一般的には、コアが厚めのパドルはボールを受け止めやすく、安定感やコントロール性能を意識した設計になりやすい傾向があります。

一方、薄めのパドルは打球時の反応が速く、反発感やスピードを重視するモデルに使われることがあります。

ただしPOWER FXはフルフォーム構造なので、従来のハニカム系パドルと同じ考え方がそのまま当てはまるとは限りません。

次に重要なのが重量とバランスです。

同じ重量でも、パドル上部に重さが集まっているモデルと、グリップ側に重さがあるモデルでは振った感覚が大きく異なります。

ヘッド側が重いパドルは強いボールを打ちやすい一方で、素早いボレー交換では少し動かしにくく感じることがあります。

反対に軽快に振れるモデルなら、ネット前での反応速度を高めやすくなります。

さらに確認したいのが、

  • フェイス素材
  • パドル形状
  • グリップの長さ
  • スピン性能
  • スイートスポットの広さ
  • フォームの種類
  • フォームの密度
  • 実際の打球感

です。

特にフェイス素材や表面加工は、スピン(※ボールに回転をかけること)のかけやすさに大きく関係します。

POWER FXがパワーとスピンを両立した攻撃型モデルになるのか、それとも扱いやすさまで重視したオールラウンド型になるのかは、これらの詳細が分かってから判断したいところです。

まとめ

JOOLAの新作「POWER FX」は、2026年9月30日に発売予定のブランド初となるフルフォームパドルです。

これまでPropulsion Coreを中心とした独自技術を重視してきたJOOLAが、あえてフォーム構造を採用するという点だけでも注目度の高いモデルと言えます。

パワー性能を重視した方向性は明らかになっていますが、厚さや重量、フェイス素材、フォームの詳細などはまだ発表されていません。

最終的には「どれだけ強いボールが打てるか」だけでなく、ディンクやドロップといった繊細なショットまで扱いやすいかどうかが評価のポイントになりそうです。

フォームパドルが大きく進化している2026年に、JOOLAがどんな答えを出すのか。

POWER FXは、新しいパドル技術の流れを見るうえでも注目したい1本です。

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