JOOLAが若手ピックルボール選手を支援、新育成プログラム「JOOLA Forward」始動

コラム

ピックルボールブランドのJOOLAが、ジュニア選手や若手プロを支援する新プログラム「JOOLA Forward」をスタートしました。

技術指導だけではなく、メンタル、リーダーシップ、将来のキャリアまで含めて育成するのが特徴です。

若い選手を長期的に支える新しい仕組みに注目が集まります。

JOOLA Forwardとは?

「JOOLA Forward」は、JOOLAがスポンサーとして支援しているジュニア選手や、これからプロとして本格的に活動していく若手選手を対象とした育成プログラムです。

一般的なジュニア育成というと、フォームの改善や戦術、フィジカル強化など、どうしても「競技が上手くなるための指導」が中心になりがちです。

しかしJOOLA Forwardでは、そこから一歩踏み込みます。

試合でプレッシャーがかかったときの考え方、自信を失ったときの立て直し方、周囲とのコミュニケーション、リーダーとしての振る舞い、さらには競技以外のキャリアまで幅広くサポートします。

メンターシップ(※経験豊富な人が若手選手に継続して助言し、成長を支える仕組み)を軸にしているのもポイントです。

「強い選手をつくる」というより、「長く成長し続けられる選手を育てる」という考え方に近いプログラムといえます。

若手選手20人を対象にスタート

JOOLA Forwardの最初の参加者は、JOOLAが支援しているジュニア選手や若手選手20人です。

若い選手にとって、競技レベルが上がるほど新しい悩みも増えていきます。

例えば、

  • 試合で緊張していつものプレーができない
  • 負けたあとに気持ちを切り替えられない
  • 練習と学校生活をどう両立するか迷う
  • プロを目指すべきか進路に悩む
  • 周囲から期待されるプレッシャーを感じる

といった問題です。

こうした部分は、技術練習だけではなかなか解決できません。

JOOLA Forwardでは、経験のある大人やトップレベルの選手に相談できる環境をつくることで、若手選手が一人で悩みを抱え込まない仕組みを整えています。

短期的に大会で勝つことだけを目指すのではなく、数年後にどんな選手になりたいのか、その先にどんな人生を送りたいのかまで考えながら成長できる環境をつくることが、このプログラムの狙いです。

プロ選手とスタッフの2人がメンターに

JOOLA Forwardで特に特徴的なのが、参加選手一人ひとりに2人のメンターが付く仕組みです。

1人目は、JOOLAと契約して大会を転戦するプロ選手やコーチです。

メンターとして参加するプロには、Kate Fahey、Brooke Buckner、Donald Youngなどが名を連ねています。

また、Johnny Goldberg、Regina Goldberg、Eric White、Scott Crandallといったコーチも参加します。

トップレベルで戦っている選手からは、実際の競技経験に基づいたアドバイスを受けることができます。

例えば、大事なポイントで緊張したときの考え方や、連敗したときの気持ちの切り替え方、練習への向き合い方などです。

技術書だけでは学びにくい「トップ選手が実際にどう考えているのか」を直接聞けるのは、若手にとって大きな経験になります。

そして2人目はJOOLAのスタッフです。

こちらは競技とは少し違う視点から、ビジネスや仕事、リーダーシップ、将来のキャリアなどについてアドバイスします。

つまり、プロ選手が「コートの中」を支え、企業スタッフが「コートの外」を支える形です。

競技力と社会人としての成長を同時に学べる仕組みになっています。

競技以外の成長もサポート

JOOLA Forwardが大切にしているのは、「アスリートとしての成長」と「一人の人間としての成長」を分けて考えないことです。

若い時期からトップ選手を目指していると、毎日の生活が練習や大会中心になることもあります。

もちろん競技に集中することは大切ですが、長い人生を考えれば、スポーツ以外の経験も重要です。

そこでJOOLA Forwardでは、競技だけではなく、

  • リーダーシップ
  • コミュニケーション
  • ビジネス
  • 将来の仕事
  • チーム内での役割
  • 自分の考えを相手に伝える力

などについて学ぶ機会を用意しています。

これは、引退後のキャリアだけを考えた取り組みではありません。

試合中にパートナーとコミュニケーションを取ることや、コーチに自分の考えを伝えること、スポンサーや大会関係者と接することにもつながります。

競技力以外のスキルを伸ばすことが、結果として選手としての成長にもつながるという考え方です。

女子ジュニア選手向けの専門プログラムも実施

JOOLA Forwardでは、女子ジュニア選手や若い女性アスリートがスポーツの中で直面する課題にも注目しています。

そのためJOOLAは、女性主導のリーダーシップ育成団体「Inspire Through Sport」と連携しています。

この団体は、メンターシップや自信の育て方、コミュニケーション能力、キャリア形成などを専門としています。

特に若い女性選手向けのプログラムでは、

  • 自分の意見を伝える力
  • 自信を身につける方法
  • リーダーシップ
  • 長期的に競技を続けるための考え方
  • 仲間とのネットワークづくり

などを学びます。

その中でも重視されているのが「セルフアドボカシー」です。

セルフアドボカシー(※自分が感じていることや必要としている支援を、相手に適切に伝えること)は、競技生活でも重要な力です。

例えば、練習量に不安があるときや、体調面で気になることがあるとき、コーチや周囲の大人に自分の状況をきちんと伝えられることは、長く競技を続けるうえで大切です。

また、同世代の選手同士で交流する機会を増やすことで、一人で悩まず相談できる仲間をつくることも目的としています。

JOOLAが目指す新しいアスリート育成

JOOLAは今回のプログラムを通じて、「才能だけではトップ選手として成長し続けることは難しい」という考えを示しています。

どれだけ高い技術を持っていても、プレッシャーに対応できなかったり、自信を失ったまま立て直せなかったりすれば、本来の力を発揮できないことがあります。

逆に、自分の感情をコントロールし、周囲とコミュニケーションを取りながら長期的に競技へ向き合える選手は、壁にぶつかったときも成長を続けやすくなります。

そこでJOOLA Forwardでは、

  1. 競技力
  2. メンタル
  3. 人間関係
  4. リーダーシップ
  5. 将来のキャリア

という複数の視点から若手選手を支援します。

JOOLAは世界各地に16のオフィスを構え、400人を超えるスタッフを抱えています。

さらに、複数の地域やツアーで活動するプロ選手とも契約しています。

この企業としてのネットワークをジュニア選手の育成にも活用するのが、JOOLA Forwardの大きな特徴です。

単発の講習会ではなく、選手と継続して関係をつくりながら成長をサポートすることで、次世代のプロ選手を長期的に育てていく仕組みを目指しています。

まとめ

JOOLA Forwardは、ジュニア選手や若手プロを、競技力だけでなくメンタルやリーダーシップ、将来のキャリアまで含めて支援する育成プログラムです。

プロ選手・コーチと企業スタッフという2人のメンターが付くことで、「コートの中」と「コートの外」の両面から成長できる仕組みになっています。

女子ジュニア選手向けの専門プログラムも用意されており、単純に強い選手を育てるだけではなく、長く競技に関わり続けられる人材を育てようとしている点も注目です。

ピックルボールが世界的に広がるなか、次の世代の選手をどう育成していくのか。

JOOLA Forwardは、その新しい形のひとつとして今後も注目されそうです。

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