PPAツアーのRate Las Vegas OpenがDarling Tennis Centerで開催中です。
今大会ではアナ・リー・ウォーターズの通算200タイトル到達の可能性に加え、本人が欠場する女子シングルスの優勝争いにも注目が集まっています。
Rate Las Vegas Openはどんな大会?
PPAツアーのRate Las Vegas Openは、Darling Tennis Centerを舞台に行われるプロピックルボール大会です。
大会はチャンピオンシップ・サンデーまで続き、シングルス、ダブルス、混合ダブルスなど、それぞれの種目で優勝争いが展開されます。
今大会はシーズン2回目となる「オープン」に位置づけられており、優勝者には1,000ポイントが与えられる重要な大会です。
そのため、選手たちにとっては単に1大会のタイトルを狙うだけではありません。
シーズンを通したランキングや今後の大会での位置づけにも関わるため、上位進出そのものに大きな意味があります。
また、複数種目に出場する選手もいるため、1大会で2冠、3冠を狙えるのもPPAツアーの面白いところです。
・大会名:Rate Las Vegas Open
・会場:Darling Tennis Center
・カテゴリー:PPAツアーのオープン大会
・優勝ポイント:1,000ポイント
・最終日:チャンピオンシップ・サンデー
※PPAツアー:世界トップクラスの選手が出場するプロピックルボールツアーです。
今大会はプログレッシブ・ドロー方式を採用
Rate Las Vegas Openでは、「プログレッシブ・ドロー」と呼ばれる形式で大会が進みます。
これは、各トーナメント表を1日1ラウンドずつ進めていく方式です。
たとえば、ある日にラウンド16を戦った選手が勝利すれば、次の日に準々決勝へ進むというイメージです。
1日で複数ラウンドを一気にこなす方式とは違い、選手は翌日の試合に向けてコンディションを整えやすくなります。
一方で、大会期間が進むにつれて実力のある選手だけが残っていくため、日を追うごとにカードのレベルが上がっていきます。
また、今大会では3位決定戦は行われません。
準決勝で敗れた選手同士がもう一度対戦して3位を決める試合はないということです。
決勝戦はすべて3ゲームマッチで行われ、先に2ゲームを取った選手またはペアが優勝となります。
※プログレッシブ・ドロー:トーナメントを1日に1ラウンドずつ進める大会方式です。
※3ゲームマッチ:最大3ゲームを行い、先に2ゲームを取った側が勝つ形式です。
優勝で1,000ポイントを獲得
今大会の大きな特徴のひとつが、優勝すると1,000ポイントを獲得できることです。
PPAツアーでは、大会での成績に応じてランキングポイントが与えられます。
そのため、選手にとっては「何勝したか」だけでなく、「どのグレードの大会で、どこまで勝ち上がったか」も重要になります。
Rate Las Vegas Openは1,000ポイントがかかる大会のため、優勝できればランキング争いでも大きなプラスになります。
もちろん、優勝できなかったとしても上位ラウンドまで進めばポイント獲得につながります。
そのため、準々決勝や準決勝での1勝にも大きな意味があります。
シーズンは1大会だけで終わるわけではないので、こうしたポイントを積み重ねながら年間を通して順位を争っていくのがPPAツアーです。
※ランキングポイント:大会での成績に応じて与えられ、選手のランキングに関係するポイントです。
ウォーターズは通算200タイトル到達なるか
今大会で特に注目されているのが、アナ・リー・ウォーターズの通算200タイトル到達です。
今回、ウォーターズは女子ダブルスでアナ・ブライトとペアを組み、混合ダブルスではベン・ジョンズと出場します。
そして、この2種目の両方で優勝すれば、キャリア通算200タイトルという大台に到達します。
つまり、今回の条件はかなり分かりやすく、
・女子ダブルスで優勝
・混合ダブルスでも優勝
・2冠達成で通算200タイトル
という形です。
ウォーターズはこれまでシングルス、女子ダブルス、混合ダブルスと複数種目でタイトルを積み重ねてきました。
今大会では女子シングルスには出場しないため、200タイトル到達のカギを握るのは女子ダブルスと混合ダブルスの2種目です。
特に混合ダブルスではベン・ジョンズ、女子ダブルスではアナ・ブライトという実力者とペアを組むため、2冠達成なるかが大会全体の大きな注目ポイントになっています。
※混合ダブルス:男女1人ずつがペアを組み、2対2で戦う種目です。
女子シングルスは上位選手に大きなチャンス
女子シングルスでは、アナ・リー・ウォーターズが今大会に出場しません。
そのため、優勝争いの構図はいつも以上にオープンになります。
トップ4シードは、
・第1シード:ケイト・フェイヒー
・第2シード:ケイトリン・クリスチャン
・第3シード:リー・ジャンセン
・第4シード:ゾーイ・ワン
という顔ぶれです。
シード順位だけを見るとフェイヒーが最上位ですが、トーナメントは必ずしも順位どおりに進むとは限りません。
シングルスでは1人でコート全体をカバーするため、スピード、ショット精度、コース取り、スタミナなど幅広い能力が求められます。
また、ピックルボールは試合中の流れが変わりやすく、第1ゲームを落としても第2ゲーム以降で戦い方を修正して逆転するケースもあります。
ウォーターズ不在だからこそ、上位シードだけでなく、その下の選手たちにもタイトル獲得のチャンスが広がっています。
※シード:ランキングや過去の成績などをもとに、大会前に決められる組み合わせ上の順位です。
ジニー・ブシャールの再躍進にも注目
女子シングルスで忘れてはいけないのが、第7シードのジニー・ブシャールです。
ブシャールは前年の同大会で決勝まで進出しており、その勝ち上がりの途中では、今回第1シードに入っているケイト・フェイヒーを破っています。
つまり、今回のシード順位だけを見るとフェイヒーが上ですが、前年大会では実際にブシャールが直接対決を制した実績があります。
この点は、今大会の女子シングルスを見るうえでかなり面白いポイントです。
前年に結果を残した大会で再び勢いに乗れるのか、それとも上位シード勢がその前に立ちはだかるのか。
ブシャールの勝ち上がり次第では、女子シングルスのトーナメント全体が大きく動く可能性があります。
ウォーターズ不在の今大会では、第1〜第4シードだけを追うのではなく、第7シードのブシャールのように過去の対戦実績を持つ選手にも注目したいところです。
※第7シード:大会のシード順位で7番目に位置する選手です。
まとめ
Rate Las Vegas Openでは、優勝者に1,000ポイントが与えられ、シーズンのランキング争いにも影響する重要な大会となっています。
最大の注目は、女子ダブルスと混合ダブルスの2冠で通算200タイトルに到達する可能性があるアナ・リー・ウォーターズです。
一方、ウォーターズ不在の女子シングルスでは、第1シードのケイト・フェイヒーを中心に、クリスチャン、ジャンセン、ワンらがタイトルを争います。
前年大会でフェイヒーを破って決勝まで進んだジニー・ブシャールが再び上位へ食い込めるかも、今大会を楽しむうえで見逃せないポイントです。


