未来のピックルボール界を担うジュニア選手たちが、UPA(ユナイテッド・ピックルボール協会)とプロ契約を結びました。
12〜15歳という若さながら世界のトップを目指す彼らの挑戦と、それを支える育成プログラムに注目です。
UPAとジュニア選手のプロ契約が話題に
ピックルボール界で今、注目を集めているのがジュニア選手たちのプロ契約です。
UPA(ユナイテッド・ピックルボール協会)が、未来のトッププレーヤー候補を早期に支援するため動き出しました。
まだ10代前半ながら、彼らはすでに大人顔負けの実力を持ち、プロの舞台へ挑戦しています。
12〜15歳の新星たちを一挙紹介
今回契約を結んだのは12〜15歳の精鋭たち。
- カム・チャフィン(14歳):ダブルスDUPR※5.885
- エラ・イェー(15歳):ダブルスDUPR5.246
- エルシー・ヘンダーショット(12歳):ダブルスDUPR5.124
- ジェイド・ラウ(15歳):ダブルスDUPR5.068
- タマ・シマブクロ(14歳):ダブルスDUPR5.434
※DUPR…ピックルボールの実力を数値化したレーティング指標。プロ並みの数値です。
PPAが目指す次世代育成プラン
PPA(プロ・ピックルボール協会)は、トップ選手と早くから接することでジュニア世代を育てる仕組みを整えました。
副コミッショナーのクリス・パトリック氏は「10代からPPAに参加した現役スターに続く世代を育てたい」と語ります。
若い選手たちが自分のペースで成長できる環境づくりが進んでいます。
「フューチャーズ契約」で自由に成長
ジュニア選手が結んだのは「フューチャーズ契約」。
これは賞金額こそ制限がありますが、主要大会以外の地域大会や学校の大会にも自由に参加できる仕組みです。
実力が認められれば、賞金額が大きい「スタンダード契約」へステップアップ可能。
育成と挑戦を両立できる柔軟な制度です。
タマ・シマブクロ選手が語る意気込み
PPAシンシナティ大会で注目されたタマ・シマブクロ選手(14歳)は「自分のプレーを次のレベルに引き上げるチャンス。挑戦できることが楽しみ」とコメント。
自分と同年代の選手と切磋琢磨しながら、トップ選手とも対戦できる環境を歓迎しています。
成長への意欲がひしひしと伝わってきます。
エルシー・ヘンダーショット家族の大きな決断
12歳のエルシー・ヘンダーショット選手は2024年ジュニアPPA女子シングルスで優勝した実力者。
父ケイドさんは「家族にとっても大きな一歩」と語り、エルシーも「プロ契約を結びながらも12歳として自由を保てるのが嬉しい。負ける経験からも学びたい」と話します。
家族一丸で新たな挑戦に臨んでいます。
まとめ
今回UPAと契約したジュニアたちは、幼い頃からピックルボール一筋で育った純粋な新世代。
野球やテニスから転向した選手ではなく、最初からこの競技を選びトップを目指してきました。
まだ10代前半ですが、世界に羽ばたく未来のスターとして大きな期待が寄せられています。
これから彼らがどんな成長を見せるのか、目が離せません。