USA Pickleballが、2027年の全米選手権につながる「Golden Ticket National Qualifier」を新たに9大会追加しました。
優勝で得られるGolden Ticketに加え、大会参加や順位によってTPSポイントを積み上げる仕組みもあり、全米選手権を目指すルートがさらに広がっています。
Golden Ticket予選が9大会追加
USA Pickleballは、2027年に行われる「Oceanview USA Pickleball National Championships」への出場を目指す予選シリーズに、新たに9つの「Golden Ticket National Qualifier」を追加しました。
これまでUSA Pickleballが直接主催・運営するGolden Ticket大会が用意されていましたが、今回追加された大会は、経験のある大会運営団体やピックルボール施設が開催する認定予選です。
ポイントは、運営団体が異なっても、全米選手権を目指すうえで同じGolden Ticket獲得のチャンスが用意されていること。
つまり、選手にとっては「どの大会で結果を残すか」という選択肢が増えることになります。
大会数が増えるほど、全米選手権への挑戦が一部の大会だけに限られなくなります。
競技人口が広がるピックルボールに合わせて、予選システムそのものも大きくなっているわけです。
- 新たにGolden Ticket予選9大会を追加
- 認定大会でも全米選手権への優先登録資格を狙える
- 大会参加者はTPSポイントも獲得可能
- 2027年に向けて追加大会も予定
Golden Ticketを取ると何が起こる?
「Golden Ticket」は、2027年の全米選手権を目指す選手にとってかなり重要な資格です。
対象となるカテゴリーで優勝するとGolden Ticketを獲得し、「Oceanview USA Pickleball National Championships」への優先登録機会が与えられます。
※Golden Ticketとは、指定された予選大会の対象カテゴリーで条件を満たした選手に与えられる、全米選手権への優先登録資格です。
ここでポイントなのは、Golden Ticketそのものが単純な「大会参加券」というより、全米選手権への登録を優先的に進められる権利として設定されていることです。
選手にとっては、シーズン序盤から予選大会で結果を残せれば、その後の年間スケジュールも組みやすくなります。
逆に、Golden Ticketをまだ持っていない選手は、別の予選大会やTPSポイントを通じてチャンスを追い続けることになります。
「まず予選で勝ってGolden Ticketを取る」。
これが、全米選手権を目指す最も分かりやすいルートのひとつです。
優勝だけじゃない!TPSポイントとは
Golden Ticket制度で面白いのが、「優勝できなかったらすべて終了」ではないところです。
各予選大会では、参加や順位に応じて「TPSポイント」が与えられます。
※TPS(Tiered Point System)とは、対象大会への参加や成績に応じてポイントを付与し、シーズンを通した選手の実績を評価する仕組みです。
たとえば、1大会だけで大きな結果を残す選手だけでなく、複数の大会に継続して出場し、安定して上位に入る選手も評価されます。
これは選手にとってかなり大きなポイントです。
トーナメントでは、その日のコンディションや組み合わせによって結果が変わることがあります。
しかしTPSでは、シーズンを通じた参加や順位が積み重ねられるため、「継続して結果を出す強さ」も重要になります。
Golden Ticketを一発で狙うルートと、TPSポイントをコツコツ積み上げるルート。
この2つがあることで、全米選手権への道がより立体的になっています。
「Path to Nationals」が目指す仕組み
USA Pickleballは、こうした全米選手権までの一連の仕組みを「The Path to Nationals」と呼んでいます。
※Path to Nationalsとは、Golden Ticket予選やTPSポイントなどを通して、選手が全米選手権を目指すためにつくられた競技・選考システムです。
ざっくり言えば、「地域や各大会でプレーする選手が、どうやって全米レベルの大会まで上がっていくのか」を分かりやすくした仕組みです。
その中心にあるのがGolden Ticket大会です。対象カテゴリーで勝てば優先登録への道が開き、勝てなくても参加や順位によってTPSポイントを獲得できます。
そのため、選手は一度の結果だけに左右されず、シーズンを通じて何度も挑戦できます。
観戦する側にとっても、「この選手はGolden Ticketを狙っている」「TPSポイント争いではこの選手が上位」といった見方ができるようになります。
単発の大会を楽しむだけでなく、年間を通したストーリーが生まれるのも、この制度の魅力です。
選手にとってチャンスが増える理由
予選大会が9つ増える最大のメリットは、全米選手権への挑戦機会そのものが増えることです。
これまで限られた大会でGolden Ticketを狙っていた選手にとって、対象大会が増えればスケジュールやコンディションに合わせて挑戦する大会を選びやすくなります。
さらに、Golden Ticketを直接取れなくても、参加や順位によってTPSポイントを獲得できるため、「大会に出ること」自体にも意味があります。
特に重要なのは、1回の大会だけですべてが決まらないことです。
ある大会で早期敗退しても、次の大会で上位に入ればポイントを伸ばせます。
逆にGolden Ticketを狙う選手にとっては、対象カテゴリーで優勝するための戦略やコンディション調整がより重要になります。
トップ選手だけでなく、これから競技レベルを上げていきたい選手にも「次はどこを目指せばいいか」が見えやすい仕組みです。
競技スポーツとしてピックルボールが成長するうえでも、こうした明確なステップは大きな意味を持ちそうです。
2027年の全米選手権へ向けてさらに拡大
今回発表された9大会は、2027年全米選手権へ向けた予選システム拡大の一部です。
USA Pickleballは、自ら主催・運営するGolden Ticket大会に加え、認定された大会運営団体によるNational Qualifierを組み合わせることで、シーズンを通じた予選カレンダーを構築しています。
しかも、今回発表された大会だけで終了ではありません。
USA Pickleballは、2027年の競技カレンダーが整っていくなかで、さらにGolden Ticket National Qualifierを追加する方針を示しています。
これは、2027年シーズンの競争がさらに活発になる可能性を意味します。
Golden Ticketを早い段階で獲得する選手、TPSポイントを積み上げて追い上げる選手、新たな予選大会から一気に全米選手権を目指す選手。
それぞれ違ったルートで大舞台を狙えるため、年間を通して注目できるポイントが増えていきそうです。
まとめ
USA Pickleballは、2027年全米選手権につながるGolden Ticket National Qualifierを新たに9大会追加しました。
対象カテゴリーの勝者にはGolden Ticketによる優先登録機会が与えられ、その他の参加選手も順位や参加実績に応じてTPSポイントを獲得できます。
一発の優勝を狙うルートと、シーズンを通じてポイントを積み上げるルートがあることで、選手が挑戦を続けやすい仕組みになっているのが特徴です。
今後さらに予選大会が増えれば、2027年の全米選手権をめぐる争いはますます面白くなりそうです。


