初開催となるMLP Nations Cupの出場8チームとメンバーが発表されました。
日本からは藤原里華がTeam Asia Internationalに選出。
ベン・ジョンズやアナ・ブライトら実力者も参戦し、普段の個人戦とは違う「地域代表のチーム戦」が展開されます。
MLP Nations Cupは世界8地域が争う新しいチーム戦
MLP Nations Cupは、世界8地域を代表する8チームが参加する初開催のチーム大会です。
普段のPPA Tourでは、シングルスや固定ペアによるダブルスなど、個人やペア単位の成績に注目が集まります。
一方、Nations Cupでは複数の選手が地域代表として同じチームに所属し、団体として勝利を目指します。
出場するのは、アジア、ヨーロッパ、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ラテンアメリカなどを代表するチームです。
- 出場チームは全8チーム
- 各チームは6選手で構成
- 世界各地域の選手が地域代表として参加
- PPA TourやMLPで活躍する選手も出場
- チームごとにキャプテンを配置
※MLP:Major League Pickleballの略。
個人戦中心の大会とは異なり、複数選手によるチーム戦を特徴とするピックルボールのプロ競技です。
この大会で面白いのは、単純にランキング上位の選手が多いチームが有利とは限らない点です。
誰と誰を組ませるのか、相手チームに対してどんなメンバーを起用するのかなど、チーム全体の戦略も結果を左右します。
普段は別々のペアで戦っている選手が同じ地域代表として組む可能性もあり、「この2人が一緒にプレーするとどうなる?」という新鮮な組み合わせも楽しめそうです。
グループAはアメリカやカナダ、西ヨーロッパが集結
グループAには、Team Asia Domestic、Team Europe – West、Team Canada、Team USAの4チームが入りました。
特に注目度が高いのがTeam USAです。
メンバーにはベン・ジョンズ、アナ・ブライト、ケイト・フェイヒー、タイラ・ブラック、CJ・クリンガー、ウィル・ハウエルズが選ばれています。
PPA TourやMLPで名前を見る機会の多い選手がそろっており、チーム戦でどんな組み合わせが生まれるのかが見どころです。
Team USA
- Tyra Black
- Anna Bright
- Kate Fahey
- Ben Johns
- CJ Klinger
- Will Howells
キャプテン:Johnny Goldberg
対するTeam Canadaには、Victoria DiMuzio、Blaine Hovenier、Armaan Jiwa Mawji、Layne Sleeth、Ryan Torresin、Angie Walkerが選ばれました。
キャプテンはSteve Deakinです。
Team Europe – Westには、スペイン、スコットランド、フランス、ベルギーから選手が参加。
Team Asia Domesticには、中国、インド、ベトナム、チャイニーズ・タイペイの選手が名を連ねています。
※グループステージ:複数のチームをグループに分け、その中で試合を行って順位を決める予選方式です。
グループ戦では、一度負けただけで即敗退になるわけではありません。
そのため、1試合ごとの勝敗だけでなく、大会を通してどれだけ安定して勝ち星を積み上げられるかも重要になります。
Team USAの実績ある選手たちに、カナダやヨーロッパ、アジア勢がどのような戦術で挑むのかがグループAの大きな見どころです。
グループBには藤原里華が所属するアジアチームが登場
グループBには、Team Asia International、Team Australia、Team Europe – East、Team Latin Americaの4チームが入りました。
日本のファンがまずチェックしたいのが、藤原里華が選ばれたTeam Asia Internationalです。
日本だけでなく、中国、マレーシア、ベトナム、香港、フィリピンから選手が集まり、国をまたいだアジア混成チームとして大会に出場します。
Team Asia International
- 藤原里華(日本)
- Lingwei Kong(中国)
- Jimmy Liong(マレーシア)
- Hien Truong(ベトナム)
- Jack Wong(香港)
- Macy Ybanez(フィリピン)
キャプテン:Madeleine Lim
一方、Team Europe – Eastには、PPA Tourでも活躍するアンドレイ・ダエスクがルーマニア代表としてメンバー入りしています。
Team Latin Americaには、チリのニコ・アセベドをはじめ、ブラジル、プエルトリコ、メキシコの選手が参加します。
- Team Asia International
- Team Australia
- Team Europe – East
- Team Latin America
このグループの特徴は、国籍もプレースタイルも異なる選手が集まっている点です。
普段から同じ環境でプレーしている選手ばかりではないため、短期間でチームとしてどれだけ連携を高められるかもポイントになりそうです。
個々の選手の実力だけでなく、誰と誰を組ませたときに最も力を発揮できるのかという「組み合わせ」にも注目です。
日本の藤原里華がTeam Asia International入り
日本からは藤原里華がTeam Asia Internationalのメンバーに選ばれました。
藤原は日本代表として単独チームに所属するのではなく、日本、中国、マレーシア、ベトナム、香港、フィリピンの選手で構成されるアジア混成チームの一員として大会に出場します。
同じチームのメンバーは以下の通りです。
- 藤原里華(日本)
- Lingwei Kong(中国)
- Jimmy Liong(マレーシア)
- Hien Truong(ベトナム)
- Jack Wong(香港)
- Macy Ybanez(フィリピン)
キャプテンはMadeleine Limです。
※ロスター:大会に出場するチームの登録メンバー一覧のことです。
Nations Cupでは、単に自分の試合に勝つだけではなく、チーム全体としてポイントを積み上げることが重要になります。
そのため、藤原がどの選手とペアを組むのか、どの場面で起用されるのかも注目ポイントです。
また、国際混成チームでは言語やプレースタイルの違いを乗り越えて連携する必要があります。
ダブルスでは、中央のボールを誰が取るのか、どこまでコートをカバーするのかといった細かな判断が重要です。
初めて組む相手とは、こうした役割分担を短期間で合わせる必要があります。
日本のファンにとっては、藤原個人のプレーだけでなく、アジア各国の選手とどんなチームワークを見せるのかまで楽しめる大会になりそうです。
ベン・ジョンズらPPA・MLPの実力者も参戦
今回のNations Cupには、PPA TourやMLPで実績を持つ選手も多数参加します。
中でもTeam USAには、ベン・ジョンズ、アナ・ブライト、ケイト・フェイヒー、タイラ・ブラックといったトップレベルで知られる選手がそろいました。
Team Europe – Eastにはアンドレイ・ダエスク、Team Latin Americaにはニコ・アセベドが選ばれています。
こうした選手たちは普段、PPA Tourなどでライバルとして対戦することがあります。
しかしNations Cupでは、地域代表として同じチームになったり、別の地域代表としてぶつかったりします。
- Ben Johns:Team USA
- Anna Bright:Team USA
- Kate Fahey:Team USA
- Tyra Black:Team USA
- Andrei Daescu:Team Europe – East
- Nico Acevedo:Team Latin America
※PPA Tour:プロ選手がシングルス、ダブルス、ミックスダブルスなどで競う主要なピックルボールツアーの一つです。
チーム戦では、普段の個人成績だけでなく、ペアとの相性も重要です。
例えば、強いフォアハンドを持つ選手と安定した守備を得意とする選手を組ませれば、お互いの長所を生かせる可能性があります。
一方で、個々の能力が高くても役割がかみ合わなければ、本来の力を発揮できないケースもあります。
「有名選手がいるか」だけでなく、「誰と組んだときに強さが最大化されるか」を見ると、チーム戦ならではの面白さが分かりやすくなります。
総当たりから決勝トーナメントへ!大会方式をチェック
MLP Nations Cupは、最初から負けたら終わりのトーナメントではありません。
最初の2日間は、グループAとグループBに分かれてグループ戦が行われます。
各グループのチームが対戦し、その成績によって最終日の決勝ステージへ進むチームが決まります。
最終日は、グループ戦を勝ち上がったチームによるシングルエリミネーション方式です。
※ラウンドロビン:同じグループ内の複数チームが互いに対戦する総当たり形式です。
※シングルエリミネーション:試合に負けた時点で敗退となる勝ち残り方式です。
大会の流れは大きく分けると次の通りです。
- 8チームをグループA・Bに分ける
- 最初の2日間にグループ戦を実施
- 各グループの上位チームが勝ち上がる
- 最終日に決勝トーナメントを実施
- 勝ち残ったチームが初代Nations Cup王者になる
グループ戦では、一つの敗戦があっても挽回するチャンスがあります。
そのため、キャプテンは特定の選手だけに負担を集中させず、長い日程を考えながらメンバーを起用することも重要になります。
一方、決勝トーナメントに入ると負ければその時点で終了。
ここからは、一つのミスやペア選択が大会結果に直結します。
序盤の安定感と最終日の勝負強さ。
この2つを両立できるチームが初代王者に近づきそうです。
まとめ
初開催のMLP Nations Cupには、世界8地域から選ばれた選手たちが集まり、地域代表としてチーム戦を繰り広げます。
日本からは藤原里華がTeam Asia Internationalに選ばれ、アジア各国の選手とともにグループBを戦います。
ベン・ジョンズやアナ・ブライト、アンドレイ・ダエスク、ニコ・アセベドなど、普段のPPA Tourでも注目される選手が地域代表として戦うのも大きな見どころです。
個々の実力だけでなく、ペアの相性、キャプテンの起用、グループ戦から決勝トーナメントまでのチームマネジメントにも注目すると、Nations Cupをさらに深く楽しめそうです。


