ソフトウェア企業の会社員から、世界トップクラスのピックルボール選手へ!
フェデリコ・スタクスルードが、世界1位を目指すまでの努力や大型移籍の舞台裏を明かしました。
早朝練習と仕事を両立した過去、パトリキンとの再結成、強豪ペアへの挑戦など、トッププロの知られざる素顔に迫ります。
- 会社員からトッププロへ!スタクスルードの意外な経歴
- 最初からピックルボールが得意だったわけではない
- 世界1位への転機!朝6時の練習と24時間アスリート生活
- 朝6時に練習、昼は会社員、夜はシングルス
- 「世界1位になれる」という言葉が転機に
- 練習していない時間も競技の一部
- 40万ドル規模の大型移籍!ニュージャージー加入の舞台裏
- 移籍に関わった選手は合計4人
- 高額評価が生んだプレッシャー
- パトリキンと再結成!最強ジョンズ&タルディオへの挑戦
- なぜジョンズ&タルディオが目標なのか?
- 再結成で重要になるのは連携
- ウォーターズの競争心とベトナムで500人が熱狂した理由
- ウォーターズの強さは勝負への執着心
- ベトナムでは約500人のファンから歓声
- 世界進出には新たな課題も
- 世界1位への道!過密日程とMLPの課題に語った本音
- 大会に出続けることのメリットと負担
- ジョンズ、パトリキン、タルディオから学ぶ技術
- MLPの問題はリーグではなく選手にある?
- 世界1位へ向けた挑戦は続く
- まとめ
会社員からトッププロへ!スタクスルードの意外な経歴
現在、世界トップクラスのプロ選手として活躍するフェデリコ・スタクスルード。
しかし、最初からピックルボールのプロを目指していたわけではありません。
スタクスルードはアルゼンチンのブエノスアイレス出身で、もともとはテニスに取り組んでいました。
その後、米国で大学テニスを経験し、ソフトウェア企業で働く会社員としての生活も送っています。
そんな彼がピックルボールの世界に飛び込み、トップ選手へと成長していったのです。
2026年10月15日に配信されたトーク番組「ピックルボーラーズ」シーズン5第2回では、本人がこれまでの歩みを振り返りました。
インタビューを担当したのは、ロスコー・ベラミーとジャレッド・ポールです。
最初からピックルボールが得意だったわけではない
番組では、スタクスルードが競技を始めたころのエピソードも紹介されました。
初期には一般向けのパドルを使ってプレーし、対戦相手に圧倒された経験もあったといいます。
テニス経験があるからといって、ピックルボールでもすぐに勝てるわけではありません。
テニスとピックルボールでは、コートの大きさやラリーの展開、ネット付近で求められる技術が異なります。
特にピックルボールでは、強いショットを打つだけでなく、相手の攻撃を抑える繊細なボールコントロールも重要です。
スタクスルードも、こうした競技特有の技術を身につけながら、少しずつ実力を高めていきました。
現在のトップ選手としての姿からは想像しにくいかもしれませんが、彼にも初心者として試行錯誤した時代があったのです。
世界1位への転機!朝6時の練習と24時間アスリート生活
スタクスルードの成長を大きく後押しした人物が、元トッププロのシモーネ・ジャルディムです。
ジャルディムは、ピックルボールで本当に強くなるためには、ただ試合を繰り返すだけでなく、目的を持った練習が必要だと教えました。
楽しむためのプレーと、世界のトップを目指すためのトレーニングには大きな違いがあります。
スタクスルードは、この考え方を学んだことが、自身の成長につながったと振り返っています。
朝6時に練習、昼は会社員、夜はシングルス
番組で紹介されたエピソードの中でも印象的なのが、会社員時代の練習スケジュールです。
当時のスタクスルードは、仕事とピックルボールを両立させる生活を送っていました。
具体的には、次のような毎日です。
- 朝6時からピックルボールの練習をする
- 日中は会社員として仕事をする
- 夜はシングルスのプレーや練習に取り組む
日中に仕事をしながら、朝と夜の時間を競技に充てていたのです。
世界トップレベルを目指すうえで、練習時間を確保することがどれだけ重要だったのかが伝わってきます。
「世界1位になれる」という言葉が転機に
もう一人、スタクスルードに大きな影響を与えたのがジョニー・ゴールドバーグです。
ゴールドバーグは、スタクスルードに対して、世界的なスポーツでナンバーワンになれる可能性があると伝えました。
この言葉は、競技への向き合い方を変えるきっかけの一つとなりました。
さらに番組では、「ベト(Beto)」と呼ばれる人物の影響によって、24時間アスリートとして生活する意識が強まったことも紹介されています。
練習していない時間も競技の一部
24時間アスリートとして生活するという考え方は、単に長時間練習することではありません。
練習以外の時間も、競技で最高のパフォーマンスを発揮するために活用するということです。
例えば、次のような取り組みが考えられます。
- 十分な睡眠を確保し、疲労を回復させる
- 食事や水分補給を意識して体調を整える
- 練習の目的を明確にし、課題を改善する
- 試合後にプレーを振り返り、次の練習につなげる
これらはアスリートの自己管理を理解するための一般的な例であり、スタクスルード本人がすべてを実践していると確認されたものではありません。
大切なのは、競技への取り組みを練習時間だけで終わらせないという姿勢です。
世界1位を目指す意識の変化こそが、現在のスタクスルードを支える大きな要素になっているのでしょう。
40万ドル規模の大型移籍!ニュージャージー加入の舞台裏
2026年のMLP(※)で特に注目された移籍の一つが、フェデリコ・スタクスルードのニュージャージー・ファイブズ加入です。
移籍が発表されたのは、2026年7月20日。
MLPのトレード期限を迎えた当日に、大型取引が成立しました。
スタクスルードが所属していたオーランド・スクイーズと、ニュージャージー・ファイブズの間で行われたトレードです。
移籍に関わった選手は合計4人
今回のトレードでは、スタクスルード一人だけが移籍したわけではありません。
| 移籍先 | 選手 |
| ニュージャージー・ファイブズ | フェデリコ・スタクスルード |
| ニュージャージー・ファイブズ | ミラン・レーン |
| オーランド・スクイーズ | マルティン・エムリッヒ |
| オーランド・スクイーズ | リナ・パデギマイテ |
さらに、ニュージャージーからオーランドへ金銭も支払われる条件でした。
MLPの報道によると、当時のルールでは選手1人あたりの移籍に伴う金銭の上限が20万ドルで、今回の2選手を含む取引では最大40万ドルとなる可能性がありました。
ただし、実際の支払額は公表されておらず、40万ドルがそのままスタクスルード個人の移籍金や年俸を意味するわけではありません。
高額評価が生んだプレッシャー
スタクスルードは、番組の中で40万ドルという金額が話題になったことによるプレッシャーについても語りました。
高く評価されることは、プロ選手にとって大きな名誉です。
しかし、その一方で「それだけの価値がある選手だと証明しなければならない」という期待も生まれます。
特にMLPはチーム対抗戦です。
自分が活躍するだけでなく、チーム全体の勝利につながる結果が求められます。
ニュージャージーは、移籍前からリーグ上位で争っていたチームでした。
そのチームに加わったスタクスルードには、さらなる戦力アップに貢献する役割が期待されていました。
※MLP:メジャーリーグ・ピックルボールの略称。チーム同士が男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスなどで対戦するプロリーグです。
※トレード:プロスポーツにおいて、チーム間で選手や金銭などを交換する取引のことです。
パトリキンと再結成!最強ジョンズ&タルディオへの挑戦
今回のインタビューで、ファンにとって特に気になる話題が、ヘイデン・パトリキンとの男子ダブルス再結成です。
スタクスルードとパトリキンは、2025年に一度ペアを解消していました。
番組では、その背景に両選手の間で起きたコミュニケーションの行き違いがあったことについても語られています。
ただし、具体的にどのような発言や出来事が原因だったのかについては、元記事では詳しく説明されていません。
その後、2人は再びペアを組むことを決断しました。
そして、再結成した2人には明確な目標があります。
それが、ベン・ジョンズとゲイブ・タルディオのペアを倒すことです。
なぜジョンズ&タルディオが目標なのか?
ベン・ジョンズは、ピックルボール界を代表するトップ選手の一人です。
特にダブルスでは、相手の動きを読む力や正確なショット選択、ネット付近での駆け引きに優れています。
一方、ゲイブ・タルディオも、素早い反応と攻撃的なプレーを武器とする実力者です。
この2人が組む男子ダブルスは、PPAツアーで高い競争力を発揮しています。
スタクスルードとパトリキンが目指しているのは、そんな強豪ペアに勝てるコンビになることです。
再結成で重要になるのは連携
男子ダブルスでは、優れた選手を2人そろえれば必ず勝てるというわけではありません。
重要なのは、お互いの役割を理解し、状況に応じて連携できることです。
例えば、次のような場面でペアの相性が問われます。
- どちらが中央のボールを処理するか
- 相手の強打に対して、どちらがカバーに入るか
- 攻撃へ切り替えるタイミングをどう合わせるか
- ミスをした後に、どのように気持ちを立て直すか
一度ペアを解消した2人にとって、コミュニケーションは特に重要なテーマになるでしょう。
番組では、コート上では激しく言葉を交わすことがあっても、コート外では友好的な関係を保つことについても話題になりました。
再結成した2人がどれだけ息の合ったプレーを見せられるのか、今後の男子ダブルスで注目したいポイントです。
ウォーターズの競争心とベトナムで500人が熱狂した理由
スタクスルードは、女子ピックルボール界のトップ選手、アナ・リー・ウォーターズについても印象的な評価をしています。
彼女を「これまで出会った中で最も競争心が強い人物」と評したのです。
ウォーターズは、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスで数多くのタイトルを獲得してきたトップ選手です。
高い技術力だけでなく、勝負への強いこだわりも彼女の特徴として知られています。
ウォーターズの強さは勝負への執着心
スタクスルードの評価から伝わってくるのは、トップ選手同士でも、ウォーターズの競争心が特別なものとして受け止められているということです。
プロスポーツでは、技術が優れているだけでは勝ち続けられません。
試合中のプレッシャーにどう対応するか、劣勢になったときにどう立て直すかも重要です。
ウォーターズのように、多くのタイトルを獲得してきた選手に対する評価は、技術面だけでなく、勝利への姿勢にも向けられているようです。
番組では、彼女の今後の活躍について司会者同士が5,000ドルを賭けた予想をする場面もありました。
ただし、その予想の具体的な条件については、元記事では紹介されていません。
ベトナムでは約500人のファンから歓声
もう一つの印象的なエピソードが、スタクスルードのベトナムでの経験です。
現地では、約500人のファンから大きな歓声を浴びたといいます。
ピックルボールは米国で急成長してきたスポーツですが、近年はアジアを含む世界各地でも人気が広がっています。
スタクスルードのエピソードは、トップ選手の知名度が米国外にも広がっていることを感じさせます。
また、番組ではアジアでスター選手のような歓迎を受ける経験や、海外大会の審判についても話題になりました。
世界進出には新たな課題も
ピックルボールが国際的に発展すれば、トップ選手がさまざまな国でプレーする機会も増えます。
一方で、国や大会によって競技環境が異なることも考えられます。
審判の判断、試合運営、移動距離などは、選手のパフォーマンスにも関わる要素です。
日本でもピックルボールへの関心が高まるなか、海外トップ選手の活動は競技の発展を考えるうえで興味深い話題といえるでしょう。
世界1位への道!過密日程とMLPの課題に語った本音
世界ランキング1位を目指すスタクスルードにとって、継続して大会で結果を残すことは大きなテーマです。
番組では、毎週のように日曜日まで勝ち残る生活についても語られました。
PPAツアーでは、大会の最終日に決勝が行われることが多く、日曜日まで勝ち残ることは好成績の一つの象徴です。
つまり、毎週日曜日まで戦うということは、それだけ高いレベルで安定した成績を残しているということです。
ただし、本人は大会に出場しすぎていると感じていることも明かしました。
大会に出続けることのメリットと負担
大会に積極的に出場することで、トップ選手には多くのメリットがあります。
- 実戦経験を積める
- 強豪選手との対戦機会が増える
- ランキングポイントを獲得する機会が広がる
- 試合を通して技術的な課題を確認できる
一方、連戦が続けば、身体的にも精神的にも負担がかかります。
特に世界各地で大会に出場する場合は、長距離移動や環境の変化への対応も必要です。
試合で勝ち続けることは重要ですが、そのためには十分な回復時間も欠かせません。
スタクスルード自身が大会への出場過多を話題にしたことは、トッププロならではの難しさを感じさせます。
ジョンズ、パトリキン、タルディオから学ぶ技術
番組では、ほかのトップ選手から取り入れているショットについても話題になりました。
名前が挙がったのは、ベン・ジョンズ、ヘイデン・パトリキン、ゲイブ・タルディオです。
いずれも高い技術を持つプロ選手ですが、それぞれプレースタイルや得意とする展開が異なります。
トップ選手であっても、ライバルの優れた技術を研究し、自分のプレーに生かすことは重要です。
また、JW・ジョンソンについても、実力が十分に評価されていない選手として話題に上がりました。
世界トップレベルで戦うスタクスルードが、ほかの選手の強さをどのように見ているのかも、興味深いポイントです。
MLPの問題はリーグではなく選手にある?
番組の終盤では、MLPの競技環境についても踏み込んだ話が展開されました。
スタクスルードは、MLPが抱える競技上の問題について、リーグ側ではなく選手側に責任があるという考えを示しています。
これは、プロリーグの運営をめぐる議論の中でも注目される意見です。
MLPはチーム対抗戦のため、個々の選手の実力だけでなく、チームとしての姿勢や試合への取り組み方も競技の質に関わります。
ただし、元記事では、スタクスルードが具体的にどの問題を指しているのかまでは詳しく紹介されていません。
そのため、リーグ全体の問題点について本人の考えを断定的に解釈することはできません。
それでも、世界トップクラスの選手が競技環境について率直に意見を述べたことは、プロピックルボールの今後を考えるうえで重要な話題です。
世界1位へ向けた挑戦は続く
スタクスルードが目指しているのは、単に一つの大会で優勝することではありません。
長期的に高い成績を残し、世界トップの座をつかむことです。
そのためには、技術の向上だけでなく、試合への準備、コンディション管理、パートナーとの連携など、さまざまな要素が重要になります。
会社員時代から練習を積み重ね、生活そのものを競技中心に変えたスタクスルード。
現在は大型移籍やペア再結成といった新たな挑戦にも向き合っています。
どこまで成長を続けられるのか、そして世界1位という目標にどこまで近づけるのか、今後の試合にも注目が集まりそうです。
まとめ
フェデリコ・スタクスルードは、朝6時の練習と会社員生活を両立した時代を経て、世界トップクラスのピックルボール選手へと成長しました。
2026年には40万ドル規模として注目された大型トレードでニュージャージー・ファイブズに加入し、PPAツアーではヘイデン・パトリキンとの男子ダブルス再結成にも挑んでいます。
世界1位を目指す一方で、大会への過密出場やチーム戦の課題など、トッププロならではの難しさも抱えています。
ベン・ジョンズやゲイブ・タルディオといった強豪選手との戦いを通じて、スタクスルードがさらにどのような進化を見せるのか、これからの活躍に期待したいですね。


