ピックルボールの大会では、プロだけでなくアマチュアやシニア選手にも賞金を獲得できるチャンスが広がっています。
実際に3,000ドルを獲得した選手も登場しており、「大会に出る楽しさ」と「結果を残すメリット」の両方を感じられる新しい大会スタイルが注目されています。
アマチュアにも賞金が出る新しい大会スタイル
ピックルボール大会というと、「賞金をもらえるのはプロやトップ選手だけ」と考える人も多いかもしれません。
しかし、今回選手たちが参加した賞金制大会では、3.0から5.0+まで幅広いレベルにカテゴリーが用意され、それぞれのクラスで賞金を狙える仕組みになっています。
※3.0、4.0、5.0などの数字は、ピックルボール選手の技術レベルを表す目安です。
数字が高くなるほど、ショットの安定性や戦術、試合経験などが求められます。
従来のアマチュア大会では、優勝してもメダルや記念品のみというケースがあります。
一方、賞金制大会では「自分と近い実力の選手と戦い、勝てば賞金を得られる」という分かりやすい目標があります。
プロを目指していない選手でも、「次の大会では入賞したい」「練習の成果を試したい」と思えるのが、この形式の面白いところです。
シニア選手にも広がる賞金獲得のチャンス
賞金制大会では、若い選手だけではなく、シニア世代にも活躍の場が用意されています。
50歳以上の混合ダブルス上位カテゴリーでは、Jaime OncinsとCarolina Lopez Ascarateのペアが優勝し、3,000ドルの賞金を獲得しました。
※混合ダブルスとは、男女1人ずつがペアを組んで戦うダブルス種目です。
男女それぞれのショットや動きの特徴を生かしながら、2人でポイントを組み立てていきます。
Oncinsは「競技をすることが好きで、ピックルボールをプレーしながら賞金を得られるのはうれしい」とコメントしています。
特に印象的なのは、賞金よりも「コートに立って競えること自体が楽しい」と話している点です。
シニア世代でも真剣勝負を楽しみ、その結果に応じて賞金まで得られる。
長く競技を続けたい選手にとって、大きなモチベーションになる仕組みです。
4.0・4.5クラスの選手も3,000ドルを獲得
賞金を手にしたのは、最上位クラスの選手だけではありません。
4.5以下の混合ダブルスでは、Gammy Velazquezと16歳のKnightley Houstonが優勝し、3,000ドルを獲得しました。
Velazquezは、「プロ選手でもない自分たちがこれだけの金額を獲得できるのはすごい」と驚きを語っています。
アマチュア選手にとって3,000ドルという金額は、単なる記念品とはまったく違うインパクトがあります。
さらに4.0以下の混合ダブルスでは、Alexander Ramos RolonとHailey Glodeのペアが優勝し、こちらも3,000ドルを獲得しました。
2人はすでに別大会への出場経験もあり、以前は2位。今回ついに優勝をつかみました。
大会に継続して出場し、成績を伸ばしながら次のレベルを目指すという流れも生まれています。
8位まで賞金対象!順位決定戦にも意味がある
この大会形式で特にユニークなのが、優勝者だけではなく8位まで賞金対象になる点です。
通常の大会では、メダル圏外になると「ここから先は順位だけ」という雰囲気になることもあります。
しかし、6位や7位でも賞金を受け取れるなら、最後の順位決定戦まで本気で戦う意味があります。
Carolina Lopez Ascarateも、「メダルを取らなくても賞金を得られるのが魅力」と話しています。
例えば6位や7位に入れば、大会参加費の一部を取り戻せる可能性があります。
そして調子が良く、優勝や上位入賞まで進めば、さらに大きな賞金を狙えます。
「優勝できなかったから終わり」ではなく、「1つでも順位を上げたい」と思える仕組みは、大会全体の緊張感を高めるポイントです。
デジタルウォレットで試合後すぐに賞金を受け取れる
賞金制大会では、賞金の受け取り方法も分かりやすくなっています。
混合ダブルス4.99以下で4位、男子ダブルス4.49以下で優勝したQuentin Steeleは、個人として合計2,000ドルを獲得しました。
※デジタルウォレットとは、現金を直接受け取るのではなく、スマートフォンなどを使って電子的にお金を受け取ったり管理したりできる仕組みです。
Steeleによると、登録はスムーズで、試合終了後すぐに賞金が反映されたとのことです。
大会が終わってから数週間待ったり、振り込み状況を何度も確認したりする必要がないため、選手にとってはかなり便利です。
競技内容だけでなく、エントリーから賞金受け取りまでをスムーズにする運営面の工夫も、大会への参加しやすさにつながっています。
賞金が選手のレベルアップにつながる
賞金制大会のメリットは、「勝てばお金がもらえる」ということだけではありません。
実際に出場した選手の中には、同じ大会シリーズに何度も参加しながら順位を上げ、将来的にはより上のカテゴリーへの挑戦を目指している選手もいます。
例えば4.0以下で優勝したAlexander Ramos RolonとHailey Glodeは、以前の大会では2位でした。
その後も大会に参加し、今回優勝。次はさらに上のレベルを目指しています。
ポイントを整理すると、
- 自分の実力に合ったカテゴリーで試合ができる
- アマチュアでも賞金を獲得できる
- 6位や7位でも賞金対象になる場合がある
- シニア選手にも競技と賞金のチャンスがある
- 大会結果が次のレベルへ挑戦する目標になる
という特徴があります。
「次は4.5クラスに挑戦したい」「前回より1つ順位を上げたい」といった具体的な目標を持てるため、普段の練習にも自然と意味が出てきます。
まとめ
賞金制のピックルボール大会では、プロだけではなく、アマチュアやシニア選手にも結果に応じた賞金を獲得するチャンスがあります。
実際に4.0や4.5クラスの選手が3,000ドルを獲得するなど、これまでのアマチュア大会とは少し違った魅力が生まれています。
さらに、8位まで賞金対象になる仕組みや、試合後すぐに賞金を受け取れるシステムも特徴です。
勝つ楽しさだけでなく、「次はもっと上へ」という目標につながる大会として、今後のピックルボール競技の楽しみ方を広げる存在になりそうです。


